国立大学工学系修士2年のものです。 GREEと中堅電機メーカー（堀場製作所や不二越など）どちらのほうが安定性や待遇は良いでしょうか。元々電機メーカー志望で、ソニーや日立や安川電機などの一流電機メーカーを受けていたのですが、全滅してしまったので、もう少し会社のランクを下げ、中堅電機メーカーの不二越や堀場製作所なども受けようかと考えています。しかし、滑り止めで受けたGREEがすでに内定があり、また、やりたいこともGREEのほうができそうなので、待遇面や安定性がGREEのほうが良いなら、GREEに行こうかとも考えています。しかし、GREEは現在経営が落ち込んでいるため、就職するにはいささか不安が残ります。将来的に見たら、GREEと中堅メーカー、どちらのほうが良いと考えますか。皆さんの意見をお聞かせください。

こんにちは、人材業界で法人営業を担当しています。結論から申し上げますと、中途採用も需要と供給で成り立っていることを念頭に、検討されることをお勧めします。まずは転職エージェントに登録をし、質問者様の希望する企業がどのような中途採用をされているのか、確認しましょう。具体的な求人を眺めることで、具体的に必要なスキルが明確化されます。その次に内定獲得をした企業へ転職希望先が求めるスキルが得られるかどうか？それとなく確認してみましょう。恐らく総合職採用の場合は詳細までわからないかもしれませんが、社員懇親会などで先輩社員さんに仕事内容を聞く、新卒の主要配属先をきいてみるのも一つの手です。後は一般論になってしまいますが、所謂総合電機メーカーにーではソフトエンジニアの強化をしているため、組み込みソフトエンジニアの需要は高いです。ですが、恐らくグリーではアプリエンジニアでのキャリアが一般的ではないでしょうか。アプリエンジニアとなると志望企業での需要があるかというと微妙かもしれません。それならば、ワンランク下のメーカーで、エレメカエンジニアとしてキャリアを築き、転職をした方が良いかもしれません。※有効求人倍率を見ればわかりますが、メカ求人はあまりありません、電機エンジニアであればかなり転職はし易いです。組み込みソフトエンジニアであれば引っ張りだこです。いずれにせよ、まずは出来る限り内定を獲得されることをお勧めします。

5年後転職するなら、今行くべき会社はどこかをかんがえるとよいですよ。

ソフトウェアエンジニアになるのと電気系の技術者になるのはそもそも全く違うキャリアですね。単純にこれからの人生を考えた時に職種としてやりたい方を選べばいいと思います。私はプログラマーなのでGREEにだけコメントすると、ウェブ業界は転職はしやすいので会社の安定性はそんなに気にしなくていいですよ。

アプリエンジニアの需要は大変高いです。恐らく今後も需要高が続く見込みです。しかしながらたどころさまの希望される総合電機メーカーでの需要は定かではありません。恐らく眼中にないと思いますが、所謂スマホアプリ系のWEB系の会社で需要が大変ある、という意味です。例えばそれこそ、グリー入社後はヤフー、楽天、サイバー、DeNAあたりは簡単に書類選考は通るでしょう。日本での需要となると、一次的にはAIエンジニアの需要が跳ね上がっていますが、あまりにも雇用コストが高いので、将来的には落ち着いてくるでしょう。中長期的にはソフトとハード両面がわかるエンジニアの需要が高いでしょう。後はセキュリティエンジニアは安定して需要が高いです。何れにせよ、ファーストキャリアは大変重要です。感情論や根性論でのキャリア転換は不可能ですので、よくよくお考えください。

会社に長くいれることではなく、自分の長期的なキャリア形成のために、身につけたい力も身につけられる経験ができる企業にした方がいいと思いますよ。

なるほどそういうことですね。仰る通り同じエンジニアと言えどもかなり環境は異なるのでどちらに進むにしても大きな覚悟が必要です。例えばGAFAを目掛けて邁進するヤフーではAI、ビックデータエンジニアの給与は他と異なる賃金形態ですが、総合電機メーカーでは、異なる給与形態創出の為の検討段階、と言ったところです。給与形態が能力に比例するので、やはり熾烈な争いは否めないと思います。一方で電機メーカーと比べて業界全体に活気があり上昇しているため、下火の業界と比べ無意味な足の引っ張り合いがある、社員にやる気がない、上司が無能で困る、というような事は比較的回避できるように思います。ソフト、ハード両方わかる、ということですが、業界のトレンドワードは変わらず、IoTで、関連する中途採用のニーズが非常に高いです。有名なのは、GEなどの事例ですが、(これは本など読んだ方が早いです)この発想に近い仕事の引き合いが大変強いです。故に単にソフトがわかる、ハードがわかる、ではなく、両方わかる人材のニーズが大変高いです。※但しいくら両方わかっても、所謂中小企業で仕方なくなんでもやっていました、では駄目です。ある程度大規模なプロダクトを想定した発言をしています。

アプリエンジニアでいくなら他にも選択肢が増えてくるかと思います。 DeNA、サイバーエージェント、ヤフーなどです。後から機械系に行くのは少しフィールドが違う気がするので、将来的にソニーや日立に行きたいなら機械系の方が良いのではと思います。

グリーに最近まで在籍していたものです。エンジニアではありませんが、グリー在籍年数も社会人歴もそれなりに長く、業界のことはわかるつもりです。まず待遇ですが、グリーは一般的にみると非常に給与が高いです。業績が落ちていますが昇給幅は維持され賞与がやや減ったかな、というところです。メーカーよりは格段に良いと思います。新卒で5年目で800万超えた方もいます。次に大事なことですが、その次のキャリアを見据えた選択です。今業績が落ち込んでいることは、それに比べたら些細なことと思います。待遇を優先するのであれば、今は圧倒的にX-Techといわれる企業やAI関連の企業の需要が高く待遇もよいし今後もよくなっていきます。ほかの方も書かれていますが特にAIエンジニアの需要が高く、AIエンジニアとしての転職で年収が数百万あがる印象です。エンジニアリングの領域問わず、企業でいうとGoogleなんかにいくとこれも一気に年収が上がるでしょうね。また、これからベンチャー企業がどんどん出てきて上場して世の中を賑わすことと思いますが、そこではアプリエンジニアやAIエンジニアが求められ取り合いになると思います。そういったところに、総合電機メーカーの組み込みエンジニアから転職するというのはあまりイメージがつきにくいなと思いました。そういう方もいるとは思いますが、転職難易度はあがると思います。グリーは曲がりなりにもネット業界やTech業界に属している企業であり、優秀なOBがたくさんそういう旬の企業に移っていることもあり、次のキャリアに関して入ってくる情報量が圧倒的に違います。エンジニアとして携わりたい領域は好みの問題ですが、将来含めた待遇面を考えるのであればグリー一択です。