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元・公庫職員です。 数年経たずに転職した人間の観点で回答させていだきます(公庫退職後は外資系企業に転職しております)。 あおぞら銀行で勤務したことはありませんので、公庫のことを中心にコメント致します(部分的には総合職に限定した話となります)。 〇将来性(企業としての安定性) 公庫はご存じのとおり、日本が株主となっており、各省庁の貴重な天下り先となっているので、倒産や解散することはないでしょう。 また、公務員的要素もあるため、早期退職者を募ることなどもないと思います。 〇給与 年功序列で上がっていきます。基本的にはメガバンク>公庫>=地銀のイメージでしょうか。社宅制度などもあるため、世間一般の水準から考えると、生活には苦労しないと思います(贅沢をしない限り)。 社宅に関しては、当たり外れがありますが、社宅を出た場合は約3万円弱の住宅手当となります。 〇ワークライフバランス 平均の残業は約20hrs/月であり、有給休暇も初年度から20日付与され、積極的な取得が推奨されるので、プライベートと仕事の調整をし易いかと思います。 しかし、コロナ等、有事の際は土日出勤などが常となるでしょうが、サービス残業などはないため、きちんと残業代は支給されます。 また、総合職、特に男性総合職は転勤が3年に一度の頻度でありますので、勤務地を選択できないという意味ではワークライフバランスは良くないかもしれません。 〇転職のし易さ 公庫は政府系という特質上、融資業務しかなく、また審査方法などもメガバンク等と異なっているであろうため、転職市場での潰しは効かないと考えた方が良いです(この点はあおぞら銀行が勝っているでしょう)。 転職をするのであれば、3年以内程度に学歴を活かして、第二新卒するのがベターだと思います(公庫は基本的に旧帝早慶が多いです、中小事業部はですが)。 〇離職率 中小事業は3年3割程度ですが、国民・農林は1割も離職しないイメージです。 周囲を見ていて転職した人間は①まったりを期待して入社したが、意外と仕事が辛いと思った人間、②転勤を避けたい人間、③民間金融機関と競合する実態を目の当たりにして、政府系としての役割を果たせていないと感じた人間(民業圧迫)、④民間企業でしっかりとスキルを磨きたいと思った人間、などです。 〇仕事のしんどさ これは主観ですが、民間金融機関と比較すれば、相当程度、楽でした。会社から強制される資格などもないので、自己研鑽はその人次第です。 また、ノルマ(目標)についても、詰められるケースもありますが、そこまでしんどくはないかと、体感ですが。また、有事の際には長時間労働になりますが、申し込みが来たものをひたす捌くイメージなので、頭を使って非常に辛いなんてことはないと思います。 〇まとめ 個人的には、絶対に転職せず、ずっと公庫にいるのであれば、公庫は居心地の良い組織だと思います。 しかし、途中で転職を考えていたり、本当に世の中の事を考えて仕事がしたい等であれば、公庫はおすすめしません。 入社時に高い志を持っていた人間ほど、3年程度で辞めていましたので。
銀行に全く関係ないIT職種の転職3回経験者です。30代中盤です。 上の方のコメントは、広範な観点から述べられており、大変貴重なお話だと思います。 私は、一般的なビジネスパーソンとしての知識と経験でしか想像できないですが、全ての観点に同意できました。