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基本的な情報ソースは以下の3つに絞られると思います。 いずれもメリットデメリットがありますので、解説します。 1、インターネット 2、人材エージェント 3、友人知人関係 ーーー 1、インターネット※ネット上の求人広告を含む ◆メリット 手軽。早い。量もそれなりに集められる。 ◆デメリット 発信者の顔が見えないことが多く、信憑性が低い(というか信憑性の判断がつきにくい)ものが多い。ネガティブ情報に偏る傾向が強く、調べれば調べるほど嫌になる、ということもありうる。 ◆上手な使い方 書かれている情報を鵜呑みにするのではなく、信頼性の高い情報(企業のIRとか、新聞の情報とか)と組み合わせて「信頼できる情報」をすくいあげる努力をする。ネガティブ情報を信じすぎない。 2、人材エージェント ◆メリット インターネットには無い情報や企業から直接引き出した情報が聞ける。(実績次第ではあるが)特定の業界・特定の企業への転職成功実績をもとにした、信憑性の(比較的)高い情報が取れる。(過去転職者の傾向や入社後の声とか) ◆デメリット 彼らに「自分(自社)を経由して応募した企業に転職してもらう」ことでお金が入るビジネスの営業であり、自社から紹介した企業についてポジティブな情報に偏る可能性がある。また、自社応募でない企業のネガティブな情報を流すインセンティブもある(善良なエージェントはそういうことはしないはずですが、あくまでそういうインセンティブがあるとご理解ください)。 ◆上手な使い方 転職エージェント自体は情報ソースとしてだけでなく、転職のサポートが仕事なので、なんでも相談すれば良い。コミュニケーションが取れる、というのが強み。情報ソースとしては、「どうやって取得した情報なのか」「誰が言っているのか(人事なのか、過去入社者なのか、とか)」など具体的に聴いてみる。あとは率直に「インターネットにこんなことが書いてあるが、本当なのか?どういう意味なのか?」など他のソース経由の情報についても聞いてみる。また、手間はかかるが複数エージェントに登録して裏をとるのも大事。 3、友人・知人 ◆メリット その業界・企業を知る人からフラットな意見を聞くことができる。包み隠さずなんでも教えてもらえる可能性が高い。 ◆デメリット 聞く相手の状態によって、かかるバイアスが変わる(たとえば仕事つれーと思っている人と仕事たのしーと思っている人では、同じ会社でも評価が変わる)。質問者様に対してはフラットでも、対企業・対業界という点ではスタンスが測りきれない部分もある。また、特定の事象を一般化して話される可能性もある。(たとえば自部署の上司が非常に厳しい、ということが「うちの会社の上司は皆厳しい」みたいな表現になったり。) ◆上手な使い方 デメリットはあれども友人知人はフラットに話を聞ける仲間、として参考にはしつつ、他のソースの情報と組み合わせて「自身にとってどうなのか?」を判断する姿勢を崩さない。鵜呑みにしない。疑うということではなく、「知人友人といえども決して自分ではなく他人の意見である」ということを忘れない。 ーーー いろいろと書きましたが、情報収集において近道はなく、また正解という情報があるわけでもありません。全ての情報は誰かのバイアスのかかったものである(それが2chの投稿であっても)、ということを意識して情報を探し、ご自身にとって有用なものを拾い上げていくということが大事かなと思います。 最終的に判断をするのはご自身ですので、よくも悪くも「情報ソースを信じすぎず」に、色々な情報を集めてみるのが良いと思います。