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もちろん上司によりけりだということは前提として書きますが,自分で考えて提案したことが上司に聞いてもらえる風土があると思います.よっぽどひどい提案でない限り,頭から否定されるようなことは少ないです.自分の提案が認められるかどうかは内容次第なのはもちろんですが,認められれば,若手であっても自分がそのプロジェクトの主体となって進めていくことが可能です.若手のうちは経験が少ない分,すべての業務を独力でこなすことはできないのですが,その代わりに社内には様々な専門分野をバックグラウンドにもつ人材が豊富にいるので,どんな問題でも相談できる体制が整っているように感じられます.+たとえば,ある反応の安全性に疑問がある場合には安全工学の専門家にアドバイスを求めることができますし,実験で実証の難しい反応であれば,シュミレーションの専門家に話を聞くことができます.このように様々な分野の専門家がたくさんいて,お互いにアドバイスをしあい,一つの問題に関して様々な専門分野の視点から,多角的にアプローチできることによって,シナジーが生じていると思います.この点が,操業化学メーカーとしての住友化学の企業風土の強みなのではないでしょうか.