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企業人事および人材エージェントとして給与制度に触れてきました。 賞与支給に関しても各社で色々な考え方があるので、夏冬ボーナスがある企業の一般的な例として回答させていただきます。 賞与額って大体こんな感じで決まるのではないでしょうか? 基本給×支給月数×評価 文章が長くなるので↓ここを使って色々な説明を省力します https://kaumo.jp/topic/79155 で、上記の説明では「評価」が入っておりませんでしたが、多くの企業では「評価」も計算式に入ります。 なぜなら、その期間中に会社に大きな貢献をした人とそうでない人で支給額が変わらないのでは、頑張った人が損をしたように感じるかもしれず、頑張らなくなるのではという恐れもあるからです。また、評価の低い人には「次はもっと頑張ってたくさんもらうぞ!」とやる気を出させる意味もありますね。 で。 上記で「その期間中」と書きましたが、「評価」には必ず「期間」が存在します。 期間毎の評価にしないと、高い人はずっと高いまま(でサボるかもしれない)、低い人は低いまま(でやる気を無くして頑張らない)になってしまい困ることになります。 年2回賞与が支給されている会社、特に8と12月の場合は、概ね年度が4月始まりの会社と思われ、評価期間は4〜9月の上半期、10〜翌3月までの下半期として6ヶ月毎に年2回の評価があるのが一般的かと。 そして、上半期(4〜9月)の評価期間分を12月、下半期(10〜翌3月)の評価期間分を8月に支給というパターンが多くなります。 ※最近は8月支給でなく6月支給の会社も多い中、8月支給なのは盆暮れ(8月・12月)に帰省する際にお金を持たせて上げたくて的な日本的風習の名残かと 未だに「餅代=冬の賞与」という言葉もありますしね 前置きが長くなりましたが、質問者の方の場合はお勤め先の寛容/厳密度合いにより下記のパターンが考えられるかと。 ①寛容:期間を気にしにない →満額(平均月数分)もらえる ②少し寛容:在籍期間を気にする →支給月までの在籍5ヶ月を評価して6分の5支給 ③厳密:評価期間中の在籍期間を気にする →評価期間在籍が8月・9月の2ヶ月なので6分の2支給 会社が古いほど、大手ほど③になる傾向がありますね。 (評価期間が1〜6月、7〜12月という企業もありますのでその場合は上記に則って計算していただければと) 給与計算はその場その場の判断にならないように何かしらの一定のルールにも基づいて判断されることが多いので概ね①〜③のパターンになるのではないかと。 ちなみに就業規則に細かく記載されていることもありますが確認されましたでしょうか?