
【中学校教師の資格」教員免許の取得方法や難易度について解説
中学校教師は身近な存在で、中学生の時に先生に寄り添ってもらった経験のある人は「中学校の先生になりたい」と憧れたことがある方もいるでしょう。今回は中学校教師になるための必要な資格・免許やその取得方法、中学校教師の資格を所得できる大学の種類、中学校教師の資格は通信でも所得できるのかについてご紹介します。資格を取ろうと考えている方はこの記事を是非参考にしてみてください。
中学校教師に必要な資格
- ・中学校教諭1種免許状
- ・中学校教諭2種免許状
- ・中学校教諭専修免許状
中学校教諭の資格には、1種、2種、専修の3つの種類があります。
それぞれ取得するためにどのような違いがあるのか、取得した資格によって待遇などに違いがあるのかについて詳しくご紹介します。
中学校教諭1種免許状
中学校教諭1種免許状とは、四年制大学を卒業し「学士」の資格を有することを基礎資格とする教員免許状です。
必要な単位数は教科に関する科目と、教職に関する科目の計59単位以上です。
日本全国に教職課程のある大学は数多くあり、自分の興味のある分野の学問を学びながら、教職を目指すことが可能です。
また、教育学部だけでなく理学部などのような専門学部でも、教職課程があれば教員免許の取得を目指すことができます。
参照:教員免許制度の概要
中学校教諭2種免許状
中学校教諭2種免許状とは、短期大学を卒業し「準学士」の資格を有することを基礎資格とする教員免許状のことです。
2年間で教職に関する科目や教科に関する科目など計37以上の単位の取得が必要となります。
1種免許と2種免許の違いは、教職課程の取得単位数の違いです。
1種免許の方が2種免許より必要所得単位数が多いです。
自治体によって、2種免許だけでは教員採用試験の受験をすることができない場合がありますが、多くは2種免許だけでも受験が可能です。
また、2種免許しか持っていないからといって教員採用試験で不利になったり、仕事内容に差がでることはありません。
参照:教員免許制度の概要
中学校教諭専修免許状
中学校教諭専修免許状とは、1種免許状を有しかつ、大学院で「修士号」の資格課程を取得する必要があります。
また、文部科学大臣の認定を受けた大学院又は四年制大学専攻科の課程で24単位以上を修得する必要がある資格です。
大学などで学部卒業時に1種免許状を取得していない場合でも、科目等履修などの手続きをして必修科目を履修し、取得することで1種免許状を得るができる場合もあります。
参照:教員免許制度の概要
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