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【事例でご紹介!】マーケティングの4Pと4Cの違いとは

マーケティングとは、商品がより多く効率的に売れるように戦略を練ることを指します。そんなマーケティング業界の業界用語を皆さんご存知ですか?活動をしていく上で知っておいた方がいい用語4Pを今回はまとめました。入門編にはなりますが、ぜひ読んでみてください。

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マーケティングの4Pとは

「マーケティングとは4Pを考えること」ともいわれ、市場原理を分析するために活用されるフレームです。

4Pとは

  • 「Product(製品)」
  • 「Price(価格)」
  • 「Promotion(プロモーション)」
  • 「Place(流通)」

の頭文字を集めた造語であり、企業が顧客にアピールするのに適切な方法を模索するために、それぞれのPを検討します。


そして、このフレームを考えることこそがマーケティングの基礎とされ、会社経営者やマーケティング担当などのプロは4Pを発展させることで、市場でのシェア獲得を目指しています。

マーケティングに向いている人の記事がありましたので紹介しておきます。
▶︎ マーケティング職に向いている人は?

自分に向いているかいないか見極めてみてくださいね。

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マーケティングの4Pの具体的事例

マーケティングの4Pという専門用語になじみがないという方も珍しくありませんが、日常の買い物で必ず4Pに触れています。イメージしにくいという方のために、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本で注目を集めた金物屋の事例を紹介します。

誰もが一度は聞いたことのある「たけやだおだけ」というフレーズですが、不思議なことにさおだけを買ったことがあるという方はほぼいません。では、なぜ廃業しないのかという疑問がマーケティングの4Pをスタート地点になります。

一見さおだけを売っているだけに見える金物屋ですが、明確に4Pを決め、収益性の高いビジネスモデルを形成しています。このビジネスモデルをマーケティングの4Pにあてはめると「Product(製品):さおだけ」「Price(価格):500円」「Promotion(プロモーション):車のマイク」「Place(流通):訪問販売」となります。

ちなみにさおだけを販売する金物屋の利益率は少なくとも80%とされ、平均月収は100万円にのぼるともいわれています。

このようにマーケティングの4Pを定めていくことでどのくらいのコストがかかり、どのくらいの利益を見込めるかという大まかな枠が形成されます。金物屋の場合には、さおだけの原価とガソリン代というコストで、100万円以上の月収を稼ぐことに成功しています。

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マーケティングの4Pと3Cの関わりとは

マーケティングの4Pを定めたうえで、3Cの視点をもつことが企業の安定性を生む土台とされています。3Cとは「Customer(顧客)」「Competitor(競合)「「Company(自社)」の頭文字をとったもので、市場でどのような戦略をとるべきかを考える土台と考えられています。

例えば、さおだけを販売する金物屋は、3Cを「Customer(顧客):移動が難しい高齢者」「Competitor(競合):なし」「Company(自社):さおだけ屋というイメージ」と定めています。

4Pというフレームだけでは不明確だった「どう販売するか」が、3Cを定めることで明確になり、ビジネスの安定性に優れたていることが明白になります。

仮に金物屋がさらなる利益を狙い、「Customer(顧客):若者から移動が難しい高齢者まで」とした場合、一気に安定性を失うことになります。

若者にさおだけのよさをアピールするためには、TVCMやYouTubeなどの広告媒体を使う必要があり、4PのうちのPromotion(プロモーション)のあり方を変えなければなりません。

また、コストがかかるためPrice(価格)も変えなければならないなど、ビジネスのあり方そのものが変わってしまうわけです。

さらに、金物屋が高い収益を上げられる理由は、「Competitor(競合):なし」といういわば独占企業という環境で経営を行っているという点にもあります。

誰もやりたがらない業界であえてビジネスを展開するという選択が、潰れない経営を行う大きな要素ともいえるでしょう。

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マーケティングの4Pと4Cの関係性

マーケティングの4Pをより顧客目線に昇華させたものが4Cです。4Pと同様に4つのCで形成された専門用語で、「Customer Value(顧客にとっての価値)」「Customer Cost(顧客が費やすお金)」「Convenience(顧客にとっての利便性)」「Communication(顧客とのコミュニケーション)」を指します。

4Pというフレームには会社の利益を起点にするという特徴があり、「顧客にとってどのような存在か」という概念がありません。その点、4Cは顧客目線でマーケティングを構成するという考え方であるため、継続性と利益率の双方を検討できるフレームと考えられています。

そして、金物屋が手がけるビジネスは4Cに置き換えた場合でもすべてが適切といえます。

金物屋の4Cは「Customer Value(顧客にとっての価値):新しいものに交換してくれる」「Customer Cost(顧客が費やすお金):1,000円ほど」「Convenience(顧客にとっての利便性):買いに行く手間がない」「Communication(顧客とのコミュニケーション):顔をあわせた販売」となります。

顧客が費やすお金は地域性が影響するものの移動が難しい高齢者の多いエリアを選択すれば、顧客のニーズがなくなることはありません。また、新しいものに交換できるという価値に出かける必要がないという利便性を加えることで、高齢者にとってありがたい存在であることに成功しています。

このように会社目線で決めてしまう4Pよりも、顧客に価値のあるマーケティングを展開しよういう考え方を徹底できるフレームが4Cといえます。

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マーケティングの4Pではプロモーションが肝

マーケティングの4Pを検討するうえで、もっとも重要なポイントが「Promotion(プロモーション)」です。世界的企業が集まるアメリカは、プロモーションでマーケティングを形成したさきがけでもあります。

そして、その最たるものがコカ・コーラです。冷めた表現になってしまいますが、コカ・コーラは別の言い方をすれば砂糖水です。しかし、ロゴ・マークやTVCM、サンタクロースというキャラクターの活用などのプロモーションで、付加価値をつけているわけです。

日本企業では、明治のバレンタインデーなどがプロモーションでマーケティングに成功した代表例です。

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マーケティングの4Pとstpは別物?

マーケティングの分野では4Pの他にstpという手法が使われることもあります。stpとは「Segmentation(市場細分化)」「Targeting(標的市場の決定)」「Positioning(自社の立ち位置の明確化)」を意味し、市場のなかでどう立ち振る舞うかを決めることを目的とした手法です。

最近の企業では楽天やソニー生命の市場戦略がわかりやすく、楽天は多くの市場を、ソニー生命へまったく別の市場をマーケティングのフィールドに選んでいます。楽天はウェブ上でのプラットフォームを手がけたことをきっかけとして、業績と比例するように通信部門や金融部門と新しい市場に展開しています。

また、ソニー生命はもともと電子機器メーカーであったものの、将来性を考えて金融を主な生業としました。

このように企業はstpのフレームに当てはめるという手法で、どの市場で、どのようなマーケティングを行うかを画策しているわけです。

最後に

マーケティングの4Pは、社会人なら理解しておきたい市場原理ともいえます。例え企業経営者やマーケティング担当でなくとも、今回紹介したマーケティングの手法は有効に活用できます。

営業や現場管理などの立場でも、マーケティングの4Pをベースに会社の取り組みを観察することで、会社が狙っている顧客のニーズを明確にすることができます。そのニーズを満たすように振る舞うことで会社の方針と従業員の言動が一致し、顧客の満足を自然に獲得でき、さらなる顧客獲得に繋げられるという会社の好循環の出発点となるのがマーケティングの4Pなのです。

本記事の初回公開日は2018年04月14日です。

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