レクリエーションインストラクターの年収は？求人から給料を算出

レクリエーションインストラクターはこれから更なる活躍が期待される職業です。

そのため、現在はボランティアとして活動する場合も多くなっています。

よって、給料水準も決して高い水準とは言えない現状にあるようです。

ここからは実際の求人情報を元に、レクリエーションインストラクターの給料相場を算出し、詳しく解説していきます。
 

レクリエーションインストラクターの年収・給料相場①

カラオケ大手の子会社による、レクリエーションインストラクターの採用情報です。

大企業系列だけあって、福利厚生や休暇制度が充実しているのが特徴です。

月給は23万円以上となっていますが、27時間分のみなし残業が含まれている点は要注意です。

レクリエーションインストラクターを専任とする正社員募集は数が少なく、その中では比較的高待遇の案件と言えます。

参考サイト：レクリエーションインストラクターの求人例①
 

レクリエーションインストラクターの年収・給料相場②

介護施設でのレクリエーションコンテンツを専門とする企業における、レクリエーション講師の求人情報です。

業務委託での募集であり、対象となるレクリエーションは書道や演奏会といった文化的なものから、マグロ解体ショーやアロマテラピーに至るまで多岐に渡ります。

業務の種類が多いため、時給の水準や勤務時間にも大きな幅があります。

資格不問となっていますが、要資格で代替が効かない、もしくはニーズが高い業務であるほど高待遇になる可能性が大きいでしょう。

安定した雇用が保証されるものではないので、Wワークの人におすすめです。

参考サイト：レクリエーションインストラクターの求人例②
 

レクリエーションインストラクターの年収・給料相場③

続いてご紹介するのは、デイサービスにおける生活相談員の正社員募集です。

レクリエーションインストラクター専任での仕事は数少ないため、デイサービスにおいて入所者向けのレクリエーション企画を行うというのも一般的です。

この場合、介護業務と兼務になるのが特徴です。

月給は27万円〜28万円と高水準ですが、賞与の設定がないことや週1回夜勤があることを加味すると、決して高待遇とは言い切れません。

また、あくまでもメインは入所者や家族への対応業務ですから、介護系資格が必要とされる点も要注意です。

参考サイト：レクリエーションインストラクターの求人例③
 

レクリエーションインストラクターの年収・給料相場④

定員30名のデイサービスにおいて、レクリエーション活動をサポートする日勤パートスタッフの求人募集です。

入所者の趣味時間や外出レクリエーションなど、さまざまなレクリエーションメニューを用意し、参加入所者のサポートをするのがメイン業務となります。

レクリエーションインストラクターとしての能力を発揮できる現場ではありますが、それ以上に介護職としてのスキルが必要です。

介護系資格を保有していることが応募条件となっています。

参考サイト：レクリエーションインストラクターの求人例④
 

レクリエーションインストラクターの年収・給料相場⑤

最後にご紹介するのは、障がいのある就学児童向けの児童指導員における正社員募集情報です。

こちらもレクリエーションインストラクターの能力を生かせる内容となっています。

しかし、応募条件として児童指導員任用資格要件を満たしている必要があります。

あくまでもレクリエーションは業務の一部に過ぎず、メイン業務は介護や教育です。

月給は19万円〜と低めですが、土日休みの完全週休二日制で残業もほぼないため、ワークライフバランスを重視する人にはおすすめ。

子ども向けのレクリエーションを企画したいという人は、児童相談員への就職を検討してみるといいかもしれません。

参考サイト：レクリエーションインストラクターの求人例⑤

ここまで、様々なレクリエーションインストラクターの求人情報を見てきました。

次に、5つの例をもとにレクリエーションインストラクターの年収や給料に関するポイントを解説していきます。
 

ポイント①介護系資格の所有者は給料が高め

一つ目のポイントとして、介護系資格を必要とする仕事の方が、給料相場は高めであるという点が挙げられます。

レクリエーション専任である求人例①と、介護職兼務である求人例③を比較してみると、③の月給が高いことがわかります。

ただし、賞与支給があるなど年収ベースでは異なります。

③の例に限らず、介護の現場でレクリエーションインストラクターのニーズは高いため、介護系資格を持っていると就職に有利であるといえるでしょう。

一方で、レクリエーションインストラクター専任の正社員募集は数少ないため、それ一本で勝負するのは難しいと言わざるを得ないのです。
 

ポイント②正社員の方がパート・アルバイトに比べ給料がいい

同じ仕事内容でも、正社員として働く方がパート・アルバイトに比べて給料相場が高いということも言えます。

両者とも介護系資格が必要であることに変わりはありませんから、介護系資格保有者であれば介護施設に正社員として勤務した方が、給与面では有意と考えられます。

ただし、介護施設の正社員募集の場合、レクリエーションインストラクター以外の業務も多くなる点は注意が必要です。
 

ポイント③拘束時間の長い仕事ほど給料がいい

三つ目の特徴として、拘束時間の長さ＝給料の高さという傾向が見られる点が挙げられます。

③と⑤は、それぞれ高齢者向け・障がい者児童向けのデイサービスにおける正社員募集ですが、③の方が給与水準は高め。

これは、③は週1回夜勤・4週あたり8日休みというシフト制であることが原因と考えられます。

⑤は給与こそ低いものの、土日休みの完全週休二日制で残業がほとんどないということから、時間単位での給料はそこまで低くないと言えるのです。

仕事を選ぶ際には、拘束時間と給料相場のバランスを見る必要があります。

いかがでしたでしょうか。

レクリエーションインストラクターは今後さらなる成長が期待される職業であり、専任での求人は少ないのが実情です。

そのため、介護施設や児童支援施設での勤務を検討するのがおすすめです。

また、専門性が高い職場ほど、給料相場は高くなります。
 

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