
有給休暇の計算方法|日数から買取額まで詳しく教えます
会社に勤務してある条件を満たすと年次有給休暇が付与されます。その条件とは次のようになっています。ただ、計算方法が少し複雑で、手作業で行うとかなり面倒です。そこで便利なのが、マイクロソフトが出している「エクセル」を使う方法です。ここでは、このエクセルを使った有給休暇の計算について紹介します。
有給休暇日数の計算にはエクセルを使おう!
有給休暇の管理をグループウェアで行っている会社もあれば、担当部署が手作業で行っている会社もあるでしょう。
グループウェアで行っている会社では問題ないですが、担当部署が手作業で行なっている会社の場合、社員個人ではなかなか有給休暇の残日数などが把握しづらいものです。
このときに利用してほしいのが、マイクロソフトが販売している「エクセル」を使う方法です。
このエクセルは表計算ソフトウェアですが、関数を駆使することにより、いろんな管理ができるのです。
繰越の場合の使い方
冒頭に紹介したように、会社ではある条件を満たすと初めに10日間の年次有給休暇が付与されます。
そして、10日間の年次有給休暇が付与されたあと、さらに勤続年数が増えていくと8割以上の出勤状況を満たしている限り、1年ごとに取得できる休暇日数も増えていきます。
しかし、付与された年次有給休暇は1年間で取得しきれなかった場合には翌年に繰り越せますが、さらに1年使わないと時効となり消滅してしまいます。この有給休暇の消滅は先に付与されたものから消化する必要があります。
こうしたことから、繰越処理をエクセルで実現するためには、IF関数(条件により処理を分ける関数)を駆使して時効になっていないか判断し計算する必要があります。
パートに関して考慮すべきこと
パートの場合も正社員と同様に6ヶ月以上の継続勤務と所定労働日に8割以上出勤していれば年次有給休暇の対象となります。
しかし、パートは正社員とは働き方が異なるため、付与される有給休暇日数も異なります。
パートでは、所定労働時間が週に30時間未満、かつ所定労働日数が4日以下の場合、所定労働日数に応じた日数が「比例付与」されることになります。
また、労働日数に加えて、勤務年数によっても付与される年次有給休暇の日数も変わってきます。
パートの年次有給休暇を計算する際には、このようなことを考慮する必要があります。
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