就活で健康診断書は必要？もらい方や提出方法などを詳しく解説

採用がほぼ確定していたり実際に内定がでた場合に、企業から健康診断書の提出が求められることがあります。

健康診断書とは、健康診断の結果が記載された書類であり、その書類を見ることによって診断結果を確認することができます。

ここからは、健康診断書について詳しく解説していきます。
 

なぜ健康診断書が必要なのか

健康診断書は、適切な人員配置や入社後の健康管理のために用いられます。

大病を患っていて働くことに支障をきたすなどの問題がない限り、内定に影響することはありません。

そのため、診断結果に多少の問題があったとしても、あまり気負いせずに提出しましょう。
 

健康診断書と健康診断証明書の違い

健康診断書と健康診断証明書の違いは、その名前からもイメージしやすいでしょう。

健康診断書は、現在の健康状況を医師が診断し医師が捺印するものです。

一方で健康診断証明書は、健康診断で得られた所見などを証明した後で、保険管理センターなどが発行するものです。

健康診断証明書は医師の捺印ではなく、電子印です。

どちらを提出するかどうかは企業によって異なるため、よく確認してから提出する必要があります。
 

就活の健康診断書に必須の項目

健康診断書には以下の検査項目が必須になります。

1. 既往歴および業務歴の調査
2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査
3. 身長、体重、腹囲、視力および聴力の検査
4. 胸部エックス線検査および喀痰検査
5. 血圧の測定
6. 貧血検査
7. 肝機能検査
8. 血中脂質検査
9. 血糖検査 
10. 尿検査
11. 心電図検査 

上記の11の項目の検査を一つでも欠かしてしまうと、提出した健康診断書として認められない可能性があるため、しっかり確認しておきましょう。
 

血液検査がある場合も

健康診断書に必須の11の項目に加えて、企業によっては血液検査が必要になる場合があります。

血液検査では、肝臓や腎臓の異常、貧血、脂質異常症、糖尿病などのリスクについて調べることができます。

結果が出るまでに1〜2週間ほどかかるため、血液検査をするのであれば余裕を持って受診することをおすすめします。