銀行員の1年目のボーナス額【メガバンクと地方銀行】
JobQに寄せられた口コミによると、メガバンクの新卒社員の年収は300万円ほどになることがわかりました。
メガバンクの場合、3行の初任給は均一で20.5万円とされているため、基本給だけで計算すると年収は246万円になります。
つまり、初年次のボーナスは54万円です。
また、2年目以降から年収が500万円台に一気にあがるという口コミもありました。
銀行員の待遇は、他の職種と比べてもかなり高いことがわかります。
続いて、JobQに寄せられた銀行員のボーナスに関するQ&Aをご紹介します。
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・地方銀行の4つを記載しておりますので、ぜひご覧ください。
メガバンクのボーナス額【みずほ・三井住友】
まず、メガバンクのボーナス額について、JobQに寄せられたQ&Aをご紹介します。
みずほ銀行1年目のボーナスは?
1年目の夏、冬ボーナスそれぞれいくらくらい貰いましたか?
夏冬それぞれ30万程度。会社の収益に特段貢献していない新卒社員にこれだけ出せる時点で大企業であると転職して気が付いた。メガバンクはなんだかんだ、…続きを見る
続いて、三井住友銀行についての質問です。
三井住友銀行さんは年収としてどれほどいただけるのでしょうか?
三井住友銀行への転職を考えております。
私は今金融系の企業に努めているのですが、銀行ではないので、年収の相場のようなものがわからないのですが、三井住友銀行さんは年収としてどれほどいただけるのでしょうか。。?
私の今いるか嫌は正直年収としては相当高いほうだとは思います。
ですが、新しい環境に身をおきたいと転職を考え始めました。
そこで今の年収とどれくらい変わるのか気になっています。
どうなんでしょうか・・?
入社時は350万くらい。その後決まったタイミングで大きく基本給が上がる。
プラス一般職:30歳で500万程度/総合職:30歳で900万程度。
一般職は500−600万で頭打ちする。総合職は32歳位で…続きを見る
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▶【三井住友銀行】の平均年収
銀行員のボーナス額【地方銀行】
続いて、地方銀行員のボーナス額に関するJobQの質問をご紹介します。
高卒銀行員のリアルな年収はいくら?高卒で銀行員にはなれる?
高卒で銀行員になった場合の年収・初任給(月収)・ボーナスはどれくらいですか?
(手取り額も分かれば、目安で良いので教えてください。)また、そもそも高卒で銀行員になることは可能でしょうか?
必要な学力や資格があれば教えてください。
高卒の銀行員(新卒)だと、平均年収は約200万円〜240万円ですね。
私が働いたことのある第二地方銀行の高卒銀行員の年収例は以下のような感じでした。
詳細は以下にまとめました。
・年収 : 約200万円〜240万円
・年収手取り額 : 約160万円〜192万円
・初任給 : 約16万〜18万
・ボーナス …続きを見る
銀行員のボーナスの手取り
銀行員に限らず、ボーナスからは 社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険)と所得税が差し引かれることになっています。
健康保険料は、都道府県や加入している組合によって異なるため、各自でご確認ください。
続いて、厚生年金保険は、18.3%を掛け率とするため、差し引かれる金額はボーナス(総額)×18.3%で求めることができます。
次に、雇用保険では、一般事業での雇用であれば労働者の負担率が0.3%と規定されているため、同じくボーナス(総額)×0.3%で求められます。
さらに、所得税も差し引かれることになると、独身の場合でも掛け率が8.168%となるため、ボーナス(総額)×8.168%の金額が差し引かれるという計算です。
健康保険料・厚生年金保険・雇用保険・所得税をすべて差し引かれると、ボーナスの手取りが思っていたよりも少なくなるということも十分にあり得ます。
また、企業がボーナスの支給について在籍の要件・支給要件を規定している可能性があります。
在籍要件が支給日以前の6カ月・支給日を6月1日としている企業に属する場合、初年度は4月スタートになるため、ボーナス金額が2カ月分少ないまま支給されることになります。
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▶【1年目のボーナス】はいくら?
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銀行員のボーナスは高い?低い?
銀行員のボーナスは他の職種と比べて比較的高い傾向にあります。
銀行員として働く場合、平時の月収が多いからです。
基本的に、ボーナスの金額は普段の月収を数カ月分まとめた分になるため、平均月収が高いほどボーナス額も上がるということになります。
また、ボーナスにはいくつか種類があり、以下のように分類されます。
- 基本給連動型賞与(ボーナス)
- 業績連動型賞与(ボーナス)
- 決算賞与
1つずつ見ていきましょう。
基本給連動型賞与
基本給連動型賞与は、普段の月収に則って数カ月分まとめて支払われる給与になります。
国内の企業の場合は、基本給連動型に即したボーナスが最も一般的です。
ただし、普段の月収は毎月支払われている月額の総額ではなく、残業手当・役職手当等の諸手当を除いた基本給を指しています。
基本給の金額は、給与明細や雇用契約書に記載されているため、自分でボーナス額を計算できるようになっています。
業績連動型賞与
続いて、業績連動型賞与についてご説明します。
業績連動型賞与はインセンティブ給のことを指していて、組織・部門・個人の業績に応じて支払われる成果主義型の賞与です。
組織に貢献すればするほど、業績に相応のボーナスが支払われるという仕組みで、外資系の企業やコンサルタント業界、営業部のサラリーマンなどのボーナスは業績連動型賞与が与えられる場合が多いです。
決算賞与
最後にご紹介するボーナスは、決算賞与になります。
決算月の前後に、業績に応じて支給される賞与です。
決算は、年間の収益と費用を計算し、利益や損失など会社の業績を決算書にまとめて株主への報告や税務申告を行います。
業績が良ければ、社員に利益を還元するという目的でボーナスが支給されるということです。
銀行員のボーナス額の決まり方
銀行員のボーナス額が決まる際、個人の業績評価はそこまで大きく影響しません。
銀行員のボーナスは、以下のように考慮された結果の支給になるためです。
会社・企業全体の業績を大枠→所属部門の業績→支店ごとの業績
さらに、銀行は年功序列の風潮が根強く残っている業界であるため、「基本給連動型賞与」の場合が多く見られます。
銀行員のボーナスはコロナ禍でも変わらない
銀行員のボーナス額はコロナ禍の状況においても大きく変わることがないようです。
業界によってはボーナスのカットや大幅な減額措置が取られたのにも関わらず、銀行員に影響はなかったため、銀行員の収入が比較的安定していることがわかります。
銀行員のボーナスが下がるケース
銀行員のボーナスが下がる場合を2つご紹介します。
では、1つずつ解説します。
企業の業績が悪化している
先ほどもご紹介したように、銀行員のボーナスは企業全体の業績・部門の業績・支店の業績を考慮して支払われるものです。
そのため、大元である企業の業績が低下している場合は、末端である個人に支払われるボーナス額にも影響してしまいます。
出向
もう1つの可能性として挙げられるのが、 出向です。
出向とは、銀行員を子会社や取引先で働かせることで、減給によって人員や経費の削減させる目的や、左遷の目的もあります。
銀行という企業から外れると、子会社や取引先の基準に則った給与配分に変わるため、ボーナスも含めて収入が激減することも可能性としてあげられます。
しかし、出向はキャリアアップのための勉強期間として人事から命じられることもあるため、全てにおいてネガティブな発想を持つ必要はありません。
キャリアアップのための出向には、公的な機関で知識の勉強、業績の悪い取引先の立て直しによって、個人のスキルを向上させるといった目的があります。
銀行内で管理職や重責ポストに就く前にある程度の知識と経験が必要となるため、1~2年といった短期間で出向を終え、銀行に戻って来るパターンが多いそうです。
銀行員のボーナスはいつ支払われる?
銀行員は公務員ではないため、日付指定でボーナスが支払われるというわけではありません。
民間企業では、ボーナスの支給日も企業が独自に設定しています。
ただし、民間企業のボーナス支給日は人事院規則(国家公務員に向けたボーナス日)にならい、夏季ボーナスは6月下旬から7月上旬、冬期ボーナスは12月の中旬ごろに設定している場合が多いです。
国家公務員の年2回のボーナスは、夏季が6月30日、冬期が12月10日に設定されているため、民間企業に勤める場合も目安は同時期であると捉えるとよいでしょう。
銀行員と公務員のボーナス額
国家公務員のボーナスは、夏季が約71万円・冬季が約65.5万円で、年間では約137万円になります。
人事院の規定する俸給表より、各国家公務員の月給に4.45カ月を掛けてボーナスが決定するのが国家公務員のボーナスの特徴です。
銀行員の場合、メガバンクを例に考えても、初任給約20.5万円の4カ月分ほどが支払われるため、半年間で82万円、年間で164万円となります。
差し引かれる税金や保険料などもあるため、思っていたよりも金額が少ないことも可能性としてあり得ますが、額面では国家公務員のボーナスよりも銀行員初年度のボーナスの方が高いことがあるということです。
ただし、銀行員の定年が50歳とされており、早々に隠居・出向になる可能性があることも事実なので、生涯にもらうボーナスの金額では公務員の方が高いかもしれません。
また、何カ月分の給料がボ―ナスとして支払われるかも企業によって異なります。
銀行員の年収は570万円
厚生労働省が行った令和2年賃金構造統計調査の結果では、36.1歳時の銀行員の平均年収は約570万円でした。
また、東京商工リサーチが2022年に行ったアンケート調査の結果では、3月期の国内銀行79行に務める銀行員の平均年収は608万8,000円です。
同調査では、6行の大手都市銀行は平均年収は約762万円、47行の地方銀行の平均年収は621万円、26行ある第二地方銀行の平均年収は約550万円ということもわかりました。
さらに、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行の3大メガバンクの平均年収は約780万円です。
参照
令和2年 賃金構造基本統計調査
東京商工リサーチ
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▶【メガバンクの年収】銀行員の年収は?
銀行員のボーナスについてよくある質問
続いて、銀行員についてよくある質問を紹介します。
銀行員になるには
銀行員になるには、一般的に新卒で採用されることが望ましいです。
銀行に就職するまでの手順は、他の職種と同じような就活をする必要があります。
おすすめの資格は以下のものが挙げられます。
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 簿記
- 証券アナリスト
- 証券外務員
- 銀行業務検定試験
- 中小企業診断士
- 宅地見物取引士
- ファンドレイザー技能
- TOEICなどの英語資格
- 税理士
- 行政書士
資格の取得は必須ではありませんが、総合職に就きたい場合はより有利に評価される可能性があります。
銀行に就職してから取得に向けてサポートを受けられることもあるそうです。
日本銀行・都市銀行・地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行など、国内だけでもさまざまな規模で多くの銀行があるため、就活をする際には、自分にあった働き方ができるようにきちんと精査するとよいでしょう。
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銀行員の仕事内容とは
銀行員の仕事は、一般職と総合職で内容が変わります。
一般的に知られている「三大業務」は、預金業務・貸出業務・為替業務です。
預金業務
預金業務は、クライアント(個人・企業)からお金を預かり、管理する業務にあたります。
普通預金や定期預金、当座預金などの銀行口座です。
貸出業務
貸出業務とは、住宅ローンや企業の運転資金など、個人・企業問わずクライアントの必要に応じてお金を貸し出す業務です。
融資ともいい、貸し出したお金に利息をつけることで銀行に利益を生む形になっています。
クライアントからお金が返金されなければ銀行側に損害が出てしまうため、クライアントの融資期間や金額をきちんと審査し、信用に足るか見極めることも業務の一つです。
融資には、住宅ローン・企業の運転資金などの他に、自動車ローン・教育ローン・カードローン・フリーローンなど、多くの種類があります。
為替業務
クライアント同士のお金のやりとりを仲介する業務になります。
電気代やガス料金など、公共料金の毎月の送金・振り込み(口座振替)の他に、小切手・手形の代金の受け取りを銀行を介して行うということです。
国内で行われる為替業務は「国内為替」、海外と異なる通貨で行われる為替業務は「外国為替」といい、通貨を交換する為の市場を「外国為替市場」といいます。
その他の銀行員の仕事内容
- 金融商品の取り扱い(投資信託・生命保険)
- 株式の売買
- 国際・社債の売買
銀行員の業務は主に3つでしたが、その他にも以上のような業務が挙げられます。
銀行員のやりがいとは
銀行員は、お金という誰しもが生活する上で必ず必要になるものに毎日触れるため、責任がとても大きくなります。
しかし、その分クライアントが自力で実現できない夢や事柄を融資という形でお手伝いできることがやりがいの1つになるそうです。
また、中小企業の多くは銀行の融資を受けることで社会に貢献し、地域を作り出すことができるため、前段階として企業の調査や将来性の見極めなど、銀行員の働きもとても重要になります。
銀行がクライアントをバックアップするかどうかは、担当の銀行員にかかっていて重責な立場ではありますが、その分やりがいも大きくなるでしょう。
さらに、経営者と直接話ができる機会があるというのも銀行員のやりがいの1つにあげられます。
経営者の人柄・考え方、事業プランなどを直接話す中で勉強することができるのも魅力のうちに数えられるのではないでしょうか。
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▶【銀行員と公務員】のやりがいとは?
銀行員のボーナスについてのまとめ
最後に、銀行員のボーナスについてまとめていきます。
銀行員のボーナスは他の職種と比べて比較的高く、体系としては平時の給与をまとめて支払う基本給連動型賞与です。
銀行員の場合のボーナスの金額は、会社・企業全体の業績・所属部門の業績・支店ごとの業績から個々人に分配される形になります。
銀行は、年功序列+実力主義の風潮が強い業界であるため、順調に勤続年数を重ねることで月々の月収やボーナスも上がります。
銀行都合によるコスト削減、もしくは管理職に就くための勉強期間として一時的に言い渡される出向によって、ボーナスだけではなく年収全体が下がる可能性があることも事実です。
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