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女性 正社員 転職 難しい

女性の正社員の転職は難しい?結婚や出産などライフプランからも解説

定年までの人生の中で結婚や出産などライフイベントが多数発生しますが、女性がキャリアを歩む上で、結婚や出産などのライフイベントは正社員の転職を不利に作用させるのでしょうか。本記事では、女性の雇用形態から結婚や出産による転職への影響についてデータから解説していきます。女性の方で正社員への転職を迷っている方はぜひご参考ください。

女性がパートタイムで働いている数は男性よりも高い

厚生労働省による令和2年雇用動向調査結果の概況のデータから、男女別の雇用形態についてみていきましょう。

女性は、男性と比べてパートタイムでの雇用が多く、おおよそ80万人の差があります。

また、一般労働者としての雇用も女性は男性と比較して少ない傾向にあることも分かります。

 

【パートタイム】就業形態、雇用形態別移動状況のデータ(単位:千人)

男性のパートタイム入職数(2020年) 1,157.0
女性のパートタイム入職数(2020年) 2,032.0
男性のパートタイム離職数(2020年) 1,186.8
女性のパートタイム離職数(2020年) 2,156.9

【一般労働者】 就業形態、雇用形態別移動状況のデータ(単位:千人)

男性の一般労働者入職数(2020年) 2,190.6
女性の一般労働者入職数(2020年) 1,723.8
男性の一般労働者離職数(2020年) 2,324.4
女性の一般労働者離職数(2020年) 1,604.0

引用:厚生労働省 令和2年雇用動向調査結果の概況

 

女性は男性と比較して25歳〜39歳までの転職率が高い

女性の転職難しい_グラフ4

女性は男性と比較すると、転職率が高いことが分かります。

特に25歳〜39歳までの転職率が、女性は男性と比べて高いことが分かります。

25歳〜39歳までの女性の転職率が男性に比べて高いのは、結婚や出産などのライフイベントが関係していると予想できます。

引用:厚生労働省 令和2年雇用動向調査結果の概況

 

女性が転職する上で考慮するべきライフプラン

20代後半や30代になると、仕事以外にもプライベートにおいて様々なライフイベントが発生します。

主に発生するライフイベントは、以下の通りです

  • 結婚
  • 出産
  • 子育て
  • 子供の進学 など

結婚して家族を作ろうと考えている方は、上記に挙げたライフイベントはほとんどの人が経験するものです。

また、ライフイベントは発生しても仕事は引き続き同じ量または以前より多い量で進行していきます。

そのため、以前のように働くことが難しい状況も出てくるのではないでしょうか。

上記で挙げたようなライフプランはどう影響するのか、Job総研で調査を取ったので見ていきましょう。

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結婚や出産は女性の転職にどう影響する?

Job総研 女性のワークライフ実態調査にて結婚や出産のライフイベントは転職にどう影響するかアンケートを実施しました。

結果については、以下で詳細に解説していきます。

 

結婚や出産の都合で転職を不利に感じたことのある割合は72.1%

女性の転職_グラフ1

【調査概要】
調査媒体:Job総研
調査対象者:全国/女性
調査条件:20代〜50代の女性
調査期間:2022年9月7日〜2022年9月12日
サンプル数:158名 
調査方法:インターネット調査

結婚や出産の都合で、転職を不利に感じたことがあると回答した女性は72.1%でした。

過半数以上の女性が、結婚や出産はキャリアアップや転職などに不利に作用すると考えている人の方が多いことが分かります。

 

不利に感じた理由は「キャリアの空白期間が影響」が最多

女性の転職難しい_グラフ2

結婚や出産の都合で、転職を不利に感じたことのあると回答した女性72.1%のうち、1番不利に感じたと思う理由は「家庭のことや育児でキャリアの空白期間があり採用されにくくなる」(48.8%)でした。

次に多い理由は「出産を理由に選考で不利になることがある」(46.3%)、その次は「子育てのプランがあり転職するタイミングが取りにくい」(42.3%)でした。

いずれも子育てが転職をする上でネックになる可能性が高いことが分かります。

 

育児をサポートする環境を整えることが必要になる

出産や育児には、今後数十年単位で続くものであり体力も必要になります。

保育園に入れるという手段もあるものの、保育園は順番待ちかつ仕事がないと入れれないという事情もあります。

しかし、保育園が決まらないまま転職活動をすることも難しいです。

このように、仕事は続けたいけれどもサポートする制度や周りの助けが十分ではない限り、女性の正社員の転職は難しいという状況は続いてしまう可能性があります。

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結婚と転職はどちらを先にした方がいい?

女性の転職難しい_グラフ3

Job総研 女性のワークライフ実態調査では、結婚と転職はどちらを先にした方がいいのかという調査も実施しました。

その結果、「結婚」と回答した人が29.1%「転職」と回答した人が33.5%と転職の方を先にするべきと回答した女性が多かったです。

結婚をすると、多くの場合そのまま子育ての準備になります。

子育てには多くの時間や体力を使うため、並行して転職活動を行うことは難しいです。

そのために、転職を先にしてから結婚をした方がいいと考える女性が多い可能性があります。

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年代別の女性の転職の特徴

ここでは、年代別の女性の転職の特徴について解説していきます。

年代別のポイントを考慮した上で、転職活動の準備を行いましょう。

 

20代|20代前半までは未経験での転職を

typeウーマンの調査によると、23歳〜24歳を募集している求人のうち32%ほどが未経験での募集であるそうです。

入社してから3年ほどは第二新卒と呼ばれ、未経験でもやる気や若さを買われて採用されるケースが増えています。

もし未経験での転職を考えている場合は、20代前半を目処に考えるといいでしょう。

また、20代後半になると経験者を求められる求人も多くなります。

20代後半になると、これまでのスキルを活かして転職活動を進めることをおすすめします。

参考:type女性の転職エージェントにて保有している「経験者募集求人」と「未経験者可」 の求人数 グラフ

 

30代|ライフイベントを考慮した転職活動を

30代になると、結婚や出産といったライフイベントが発生する女性も多くなるのではないでしょうか。

そのため、これまでは仕事だけでよかったものが育児や家庭も並行して行う必要性が出てきます。

今の職場環境だと続けれないと考え、転職を考えるきっかけにもなりうるでしょう。

ここで重要なのが、キャリアアップするのか、家庭を重視するのかキャリアを考える軸を定めることです。

また、家庭ができると一人の問題だけではなくなるため家族の相談もするようにしましょう。

キャリアの軸を定め、周りとの相談を経ると自然に応募する求人の軸や転職理由も明確に見えてくるでしょう。

 

40代|これまでのキャリアを活かした選択を

40代の転職になると、男女問わずある程度のキャリアをもって転職することをおすすめします。

一般的な会社員の中で、40代の社員は大抵の場合役職を持っているか管理職の立場にある人が多くなるでしょう。

そのため、転職するとなった場合も転職先の同年代と同等かそれ以上の能力が求められる可能性が高いです。

未経験での求人が一定数あるものの、多くの場合はこれまでのキャリアを重視した求人が多いため、もっているスキルや資格を活かした転職活動をすることをおすすめします。

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女性の転職が不利にならないための対策

ここでは、女性の転職が不利にならないための対策をご紹介します。

あくまでも一意見であるため、参考程度にご覧ください。

 

フレックスタイム制を導入している求人を選ぶ

IT系の企業など、昨今ではフレックスタイム制を導入している企業が多くなってきています。

フレックスタイム制とは、労働者が始業・終業時刻・労働時間を自ら決めることができる制度です。

例えばお迎えの時間が決まっていたり、子育てで忙しくなる時間帯がわかっている場合は、子育てに忙しい時間帯を避けて働くことができます。

そのため、フレックスタイム制を導入している企業の求人を探すことをおすすめします。

 

フルリモートで働ける会社や職種に転職する

子供が急に熱を出したりなど体調不良により、ずっとオフィスに居られる状況ではない場合もあるでしょう。

その場合は、フルリモートもできる会社や職業へ転職することをおすすめします。

仕事をしている間も、子供の様子を見ながら仕事を続けることができます。

子供の看病になるとフルリモートでも仕事をしながらすることは難しい場合もありますが、オフィスに必ず行かなければならない会社よりは比較的自由に動きやすくなるでしょう。

 

パートナーに育児や家庭のことをする話し合いを行う

女性が転職でキャリアアップするためにも、周りの家族の理解を得ることが重要になる可能性があります。

仕事へ務め出したら、これまで通りに家事や育児をこなす時間を確保することが難しくなります。

そのため、パートナーと役割分担をしっかり決めるなどの話し合いが必要になります。

話し合いがなかなか進まない場合もありますが、様々な人と協力して話し合いを進めましょう。

 

資格を取得する

育児の空白期間があっても、再び転職しやすい資格を取得することもおすすめです。

専門の技術があれば、企業側から来てほしいと言われる可能性も高くなります。

例えば登録販売員やキャリアカウンセラーなど、子育てしながら通信で取得できる資格もあります。

これまでのキャリアに自信を持てない方は、資格を新たに取得することをおすすめします。

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まとめ

本記事では、厚生労働省のデータから女性の雇用形態や転職率、またJob総研のデータから結婚や出産による転職活動への影響について解説してきました。

女性の転職は、結婚や出産によって不利になると考えている女性が72.1%と多いことが分かります。

またアンケートを実施する中で、会社の子育てをサポートする制度の充実や国のサポートを充実させてほしいという意見も多く挙げられました。

女性の力のみでは限界もあるため、周りのサポートが重要になることがとてもよく分かる結果となりました。

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