採用するつもりのない面接をするのには6つの理由があった！対策や見分け方を徹底解説！

採用するつもりのない面接とは最初から不合格が決まっているのに、面接を行う企業のことです。

このような企業は実際によくあり、珍しい話ではありません。

しかし、そんな企業のために履歴書を書き、交通費をかけてわざわざ面接に行くなんて就活生からしたら時間の無駄です。

その無駄を回避するためにも採用するつもりのない企業を見分ける必要があるのです。

採用する気がないのに面接をするのは一体なぜなのだろうと疑問に思っている方は沢山いると思います。

また、そもそも企業側も採用するつもりのない学生を面接するのは時間の無駄になるはずなのに企業はなぜ面接をするのでしょうか。

ここでは採用する気がないのに面接をする6つの理由について解説していきます。
 

1.優秀な人材を見つけるため

採用する気がないのに面接をする1つ目の理由が優秀な人材を見つけるためです。

実務経験が豊富、人格面でかなり優れている、何か特質した能力を持っている場合は採用されることが稀にあります。

しかし、その年に採用される人数はあらかじめ決まっているため、よっぽど優秀ではない限り採用されることはありません。

また、面接官の練習や情報収集のために採用しないのに面接を組まれることがあります。
 

2.もう他の人を採用してしまった

採用する気がないのに面接をする2つ目の理由は不採用が決まったのが書類選考を通過した後だった場合です。

先に面接した人を即採用にしてしまい募集人数が満員になった場合も不採用が決まったまま面接を行うことがあります。

このようにもうすでに募集人数が集まってしまったけど、面接の予定を組んでしまっている人たちも不採用が決定しているのに面接をすることになります。

この場合はもうすでに何もする前から有採用が決まっているのでしょうない部分はありますが、企業側も「自分たちの都合で不採用にした」とは言いたくないのでしょう。
 

3.面接官が自分に裁量権があると勘違いしている場合

採用する気がないのに面接をする3つ目の理由は面接官が自分に裁量権があると勘違いしている場合です。

面接では採用すると言っておきながら、不採用になってしまうパターンもあります。

これは初めから不採用のつもりで面接していないように見えますが、実際は面接官に裁量権がないだけで上層部ではもうこれ以上採用させなくてもいいと決定している場合があります。

それなのに、面接の雰囲気で就活生と気が合いその場でなんの決定権もないのに採用と言ってしまうのです。

採用と言われている分すごくタチが悪いですが、もし採用と言われていたのに落ちてしまった場合は採用許可が下りず不採用になってしまったのだと思いましょう。

このように面接の雰囲気や、面越間の言葉だけで全てが決まってしまうと考えてはいけません。
 

4.宣伝目的

採用する気がないのに面接をする3つ目の理由は宣伝目的です。

常に求人を出しているだけで宣伝の効果があるのでそれを狙っている可能性があります。

求人を出し続けていれば人々の目に触れやすく社名が記憶に残りやすくなります。

また、広告を出すよりも求人する方が活気ある会社に見え、印象が良くなるという思惑もあるようです。
 

5.差別になってしまうような内容を書けない

採用する気がないのに面接をする５つ目の理由は差別になってしまうような内容を書けないからです。

企業によって実は男性だけや女性だけを募集したいというように採用条件がある場合があります。

そのような条件が最初からあるのであれば、「求人に最初から書けばいいのに…」と思う人は沢山いると思いますが、企業はそれをすることができません。

そのような条件を書くことで差別という扱いになってしまうからです。

そのため、「健康な人」「女性だけ」「高学歴のみ」などは求人票に書くことはできないですが、実際にはそのような条件が存在することになります。

この場合、書類審査で落とされる場合がほとんどなのですが、条件の内容によっては実際に会わないとわからないこともあるため、実際にあった時に条件を満たしていなければ即不合格が決定してしまうのです。
 

6.正直に伝えてクレームが入ることを恐れている

採用する気がないのに面接をする６つ目の理由は正直に伝えてクレームが入ることを恐れているからです。

「企業側の理由で不採用にしてしまった」と正直に話せば企業の口コミサイトにクレームが入るだけでなくSNSなどでも企業の悪評を書き込まれてしまう最悪な状況を企業側は恐れています。

面接直前で断って仕舞えば、「せっかく予定を空けたのに」「履歴書を書いたのに」とクレームを入れられてしまってもしょうがないです。

そのため、しっかり面接をして「厳密な審査の結果不採用にしました」という形を取ることが企業側は一番安全なのです。

採用する気がない企業の面接で落とされるサインについて知っておけば事前に落ちたことを受け入れられることができます。

「受かっているのだろうか…」と待っている時間すらもったいないのでもしこれから説明する項目が当てはまっていたら諦めて次のことを考えましょう。
 

1.面接の時間が極端に短い

面接で落とされるサイン1つ目が面接の時間が極端に短いことです。

もし面接は1時間はするとあらかじめ聞いていたのに、15分で終わってしまったなどという場合は採用する気がない可能性が高いです。

あなたの話を聞こうとしていない、興味がなくさっさと終わらせてしまいたいと思っている状態だと考えられます。

「最終面接で面接時間が短かったら不合格のサインですか？」という似たような質問がJobQのQ&Aに投稿されていたのでご紹介します。

最終面接で面接時間が短かったら不合格のサインですか？

面接の合格サインについて

私は現在大学四年生で就活中です。先日、企業の最終面接を受けました。そこで私自身は準備した事も自分の想いも全部出し切れたと思い、実際に面接官の方にも「ビジネス感覚が鋭いね」や「もし入社したら、○○事業に挑戦できる環境だよ」や「また何かわからない事があれば人事に連絡してね」という言葉を頂くことが出来ました。
しかしながら、本来30分を予定されている面接が18分で終わってしまい、不採用ではないかととても不安です。
なにか合否予想の判断材料になるサインはありますでしょうか？
予想する時間が無駄なのは重々承知しておりますが、頭では理解しててもメンタル的に不安なので質問させていただきました。

お気持ちは分かります。不安ですよね。
私も新卒の時、結果が出るまでとても不安でした。
ただ、ご質問の件に関しては、会社、面接官によりけりなので分かりません。
面接が長引いた時用に時間を長く設けている会社もあります。
（採用は選考する側にとっても難易度が高いですから）
また、時間を無駄にしたくない多忙な面接官の場合、採用を決めたら時間が大幅に余っていても切り上げることも多いです。
最終面接だと、経営層の方が出てくる上、基本的なことは過去の選考で分かっているため、ことさらその傾向が強まると思います。
その辺りは…続きを読む

この手の質問をよく聞きますし、メンタル的にも不安なのはよく分かりますが、質問したところで正確な回答は無理です。
だって、私も含めて本サイトに登録している人は当事者じゃないですからね。
30分の予定が18分で終わったって、そんな事気にしてたらキリがないでしょ。
で、申し訳ないけど受かる受からないを気にしているから不安になるので、そもそも受けた事すら忘れてください。
そうでないとコロナの影響により合否の連絡が伸びた場合に体が持ちませんよ。

必ずしもはやく終わるからと言って不合格になるわけではないのですが、極端に時間を短くされたり態度が悪かった場合は落ちているかもしれないと覚悟を持ちましょう。
 

2.面接官の態度が悪い

面接で落とされるサイン2つ目が面接官の態度が悪いことです。

最初からタメ口で話してきたり、圧迫面接のような態度、自分の話を全く聞いてくれないなどは採用する気がない可能性が高いです。

いくら雇用する側でも態度が悪すぎたり、就活生に全く興味のない態度をとってしまえば誰も働きたいと思いません。

しかし、元々採用する気がないのであればどう思われても構わないので、就活生に対して配慮しなくなります。

そのため、横柄な態度を取ったり、あからさまに興味のない態度を取るのです。
 

関連記事
▶︎面接の合格フラグとは？不採用フラグと同時にご紹介

3.今後の話の一切されない

面接で落とされるサイン3つ目が今後の話の一切されないです。

企業側に採用する意思がある場合、「いつから勤められるのか」「将来どんな仕事をしてみたいか」など、何らかの今後の話がでることが多いでしょう。

勤務開始時期や採用後の条件など、一切今後の話が出ないというケースは不採用の可能性が高くなります。

志望動機などの一般的な質問だけで面接が終わった場合は、面接官の中で合否判定がついてしまっているケースもあります。

ただし、今後の話が一切なかった場合でも面接に通っている可能性はゼロではありません。

少し話しただけで企業側が合格と決めているようなケースでは、今後の話がないケースもあり得るのです。

あくまでも手応えを知るための目安程度に考えましょう。

採用するつもりのない企業への対策や見分け方について紹介していきます。
 

1.いつも求人が出ている

採用するつもりのない企業への対策や見分け方の1つ目がいつも求人が出ている場合です。

常に求人が出ている場合は、もうすでに採用人数が満員なのにも関わらず宣伝目的で求人を出している可能性があるからです。

また雇用の情報量が極端に少なかったり、商品やサービスの説明が多い求人は宣伝目的だと疑った方が良いでしょう。
 

2.条件が良すぎる

採用するつもりのない企業への対策や見分け方の2つ目が条件が良すぎる場合です。

福利厚生が良すぎたり、給料が高い場合も疑ったほうがいいかもしれません。

好条件をエサにした、おとり求人の可能性があるからです。

好条件で応募することで一度にたくさんの個人情報を集めることができます。

関連記事
▶︎最終面接の結果が遅い理由｜採用・不採用の見分け方も詳しく解説

3.スカウト型就活サービスを使ってみる

採用するつもりのない企業への対策や見分け方の3つ目がスカウト型就活サービスを使ってみることです。

事前に自分でかいたプロフィールを見て、その内容に興味を持った企業からスカウトされる形の就活サイトになります。

この形式だと先ほど話した「差別」の要因とされる「学歴」「性別」「健康」などの項目で落とされることはなくなります。

また、自分の興味のなかったところからオファーされることもあるので、自分のあらゆる可能性が見えてくることができます。

面接応募者が多いと言われた場合は不採用なのか

「面接応募者が多い」と言われたからといって必ずしも不採用になるわけではありません。

そもそも「面接応募者が多い」や「他にも履歴書を預かっているかたがいますので」というのは上等文句みたいなものです。

面接官も「あなたしか採用する人がいない」というよりも「あなたのほかにもいくらでも採用できる人はいる」というほうが心理的に有利に立てます。

そのためあまり深く気にする必要はないでしょう。

採用する気がないのに面接をする企業は実際にあります。

そしてそれを見極めるのは非常に難しいのも事実です。

就活生や転職者は面接官からしたら選ばれる立場になってしまうので、このような理不尽に巻き込まれてしまうことがあります。

それでもそんな企業がこっちから願い下げだという気持ちであなたを必要としてくれる企業を探しましょう。