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コンセンサス とは

コンセンサスとは?コンセンサスをとる・得るの意味、使い方・例文も解説

コンセンサスの意味について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、コンセンサスの意味や、例文・使い方について紹介します。また、コンセンサスと似た言葉との比較や、そもそもなぜコンセンサスを使うのかについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【簡単】コンセンサスの意味とは?わかりやすくまとめ

コンセンサスとは|ビジネスでは合意・根回し・全会一致などの意味で使われる

ビジネスシーンで使われるコンセンサスという言葉には、複数人から得られる合意や意見の一致、根回しや説得を行うなどの意味があります。プロジェクトをスムーズに進行するためには、チームや取引先の合意をとることが大切です。

特に多くの人が関係するプロジェクトでは小まめな話し合いや打ち合わせを行なって、その都度コンセンサスをとらなければなりません。

「合意」とは意見が一致して確定した結論に対して使われますが、コンセンサスにおける「合意」は相手の合意を確認できたという状態やその過程をさします。コンセンサスに根回しや説得を行うというニュアンスが含まれるのはそのためです。

 

コンセンサスの語源・由来・英語表記とは

コンセンサスの語源は、ラテン語の​「一緒に(com-)感じる(sentio)」ことを意味する「consentio」です。英語では「consensus」と表記されます。意見が一致することや民意、全体のほぼ一致した意見という意味です。

ただ1人との合意形成というより、複数人や業界内での総意という意味合いが強く含まれます。同じく同意や賛同するという意味をもつ言葉に「agreement」がありますが、コンセンサスとはニュアンスが異なるので注意しましょう。

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▶︎【コンセンサスの意味】ビジネスにおける必要性をご紹介

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コンセンサスの使い方と例文

使い方1. 「コンセンサスをとる」という意味で使う場合

「コンセンサスをとる」の使い方は以下のとおりです。

・プロジェクトの進行にあたって、A社のコンセンサスをとる

・会議の議題にあげる前に、関係者のコンセンサスをとっておかなければならない

ビジネスにおいて、複数人で進めるプロジェクトにコンセンサスは欠かせません。

根回しや説得のニュアンスをもつコンセンサス。意見の一致を図るという意味で使われるなかにも、事前に確認をとったりあらかじめ合意を得たりする意味合いが含まれます。

 

使い方2. 「コンセンサスをもらう」という意味で使う場合

「コンセンサスをもらう」の例文は以下のとおりです。

・プロジェクトを進行するためA社にコンセンサスをもらう

・A部長からのコンセンサスをもらっているのか?

「もらう」という言葉とともに使われることで、合意を得るべき対象との関係性が明らかになるでしょう。外部の取引先や立場が上の人、監督者などの合意をとる場合には「もらう」と表現することがあります。

また「同意をもらっているか?」より「根回しをしているか?」という意味で使われる場合があるので注意が必要です。言葉が使われる前後関係や場面を意識して、意味を取り違えないようにしましょう。

 

使い方3. 「コンセンサス方式」という意味で使う場合

​​意見の一致という意味が特に強く表れているのが「コンセンサス方式」です。使い方は以下のとおりです。

・今回の決議はコンセンサス方式です

・コンセンサス方式が採用された会議に出席する

その場にいる全員が賛成することで結論とする方式をコンセンサス方式といいます。多数決で行われる会議とは異なるため注意が必要です。コンセンサス方式の会議では、参加する全員の承認を得ながら進行します。

よってコンセンサス方式で行われる会議における反対意見は強い意味をもつといえるでしょう。少数派の意見や細かな反対をすくいあげ、参加者に不満が生じるのを避けるために活用されます。

 

使い方4. 「コンセンサスを得る」という意味で使う場合

同意や全会一致という意味合いが、より強く表現されるのが「コンセンサスを得る」という使い方です。使い方の例文は以下のとおりです。

・プロジェクトの進行にあたってA社のコンセンサスを得る

・次の会議にあげる議題について、A部長からコンセンサスを得た

「コンセンサスをもらう」と同様に、「得る」という言葉によって合意を得るべき対象との関係性が明らかになります。

「得る」と表現すると同僚やチームメンバーといった同じ立場の人より、外部の取引先や立場が上の人、監督者などに合意をもらう意味合いが強く感じられるでしょう。

また根回しや説得というニュアンスを含むコンセンサスですが、「コンセンサスを得る」と表現される場合には直接的に「根回しをする」という意味合いが薄くなります。

 

使い方5. 「コンセンサスを図る」という意味で使う場合

根回しや説得という意味合いが特に強く表現できるのが「コンセンサスを図る」という使い方です。使い方の例文は以下のとおりです。

・会議の前にA社のコンセンサスを図る

・事前にコンセンサスを図って全会一致を狙う

「コンセンサスをとる」と同様に、意見の一致を図ったり根回しをしたりする意味で使われるコンセンサス。さらに「図る」という言葉には、相談する、実現を企てるといった意味があります。

よって「コンセンサスを図る」と使われることで、あらかじめ根回しや説得を行うという意味が強く感じられるでしょう。

 

使い方6. 「コンセンサスを形成する」という意味で使う場合

意見の一致を図る際には「コンセンサスを形成する」と表現されます。使い方の例文は以下のとおりです。

・この議題についてはコンセンサスを形成する必要がある

・この内容でコンセンサスを形成しようと考えている

ある事柄について集団内で合意形成を図る場合には「コンセンサスを形成する」と使われます。

根回しや説得というニュアンスを含むコンセンサス。「形成する」という言葉とともに使われることで、合意を得る過程でも積極的に根回しや説得を行う意味合いが感じられます。

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コンセンサスとの意味の違いとは?似た意味の言葉と比較

「コンセンサス」と「アグリーメント」の意味の違いとは

同意や賛同するという意味をもつアグリーメント。コンセンサスと同じような意味合いですが、ニュアンスが少し異なります。特に大きな違いは、ビジネスシーンにおけるアグリーメントに根回しや説得という意味が含まれない点です。

単純に同意を得る・賛同するといった場合でのみアグリーメントを使います。

合意を得る対象が1人であるときは、コンセンサスよりアグリーメントを使う傾向があります。アグリーメントが使われた場合には、全会一致や複数人の合意というより特定の人や部署の同意というニュアンスが強いといえるでしょう。

 

「コンセンサス」と「合意・根回し」の意味の違いとは

合意と根回しの意味合いをあわせもった言葉がコンセンサスです。ビジネスシーンで使われるコンセンサスは英語の「consensus」が語源ですが、consensusに根回しの意味は含まれません。

よってカタカナ語として日本に取り入れられ、ビジネス英語として使われる場合にのみ表現される独特のニュアンスといえるでしょう。

「合意」とは意見が一致して確定した結論をさして使われる言葉です。

一方コンセンサスは合意を得られたと確認できた状態やその過程をさす場合が多いでしょう。根回しや説得というニュアンスが含まれるからこそ、「合意」と区別して使われます。

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コンセンサスとあわせて知りたい言葉とは?意味もまとめ

コンセンサスゲームの意味とは

コンセンサスゲームとは課題についてグループ全員のコンセンサス(合意)をとり、意思決定をするゲームのこと。

集団による意思決定の有効性を認識したり、一人ひとりの考え方や価値観の違いを知ったりするのに効果的なグループワークです。

グループで考え協力することは、ビジネスマンが仕事を進めるうえでの基礎といえるでしょう。その重要性に気づけるコンセンサスゲームは、ビジネス研修や新入社員研修において度々用いられています。

 

コンセンサス予想(コンセンサスレーティング)の意味とは

株式や投資の場面で使われるコンセンサス予想(コンセンサスレーティング)とは、数名のアナリストが銘柄を分析・調査した結果に得られる判断や格付けをさします。株式投資や証券取引において、銘柄の見通しを立てることが重要です。

その過程では専門的な知識や時間を要します。そこで数名のアナリストによる企業収益や株価動向、経済予測の調査を予測値として集計し、平均化したデータを活用することで有効な株式投資や証券取引ができます。この予測値の平均がコンセンサス予想(コンセンサスレーティング)です。

 

社会的コンセンサスの意味とは

社会全体の合意が得られたり意見が一致したりした結果を「社会的コンセンサス」と表現します。ビジネスシーンにおいては合意や意見の一致、根回しや説得を行うなどの意味で使われるコンセンサス。

社会的なコンセンサスという場合には社会に属するすべての人たちが納得して合意したり、意見が一致したりする意味にとらえられます。

根回しや説得といったニュアンスからも想像できるように、対象について議論や打ち合わせを重ねた結果が社会的コンセンサスです。政治や学術研究において、社会の総論という意味で用いられることもあります。

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コンセンサスでよくある質問とは

そもそも、コンセンサスという言葉をなぜ使う?

コンセンサスは英語の「consensus」から派生したビジネス用語です。

もとは各業界・分野において自然に使われていたコンセンサス。医療業界では専門家の総意として「医療的コンセンサス」と使われ、政界では「国民のコンセンサス」として国民の総意という意味をもちます。

また株式や投資の場面で使われる「コンセンサス予想(コンセンサスレーティング)」は、数名のアナリストが銘柄を分析・調査した結果に得られる判断や格付けのことです。

総意や平均値という意味から、ビジネスシーンでも合意を得たり意見の一致を図ったりする場合に用いられるようになりました。根回しや説得というニュアンスも含むので、ビジネスシーンで使いやすい言葉です。

 

投資・株の業界用語で、コンセンサスが使われた言葉がある?

株式や投資の場面ではコンセンサスという言葉がよく使われます。コンセンサス予想(コンセンサスレーティング)とは、数名のアナリストが銘柄を分析・調査した結果に得られる判断や格付けのこと。

マーケットコンセンサスと表現する場合もあります。コンセンサス予想の代表的なものとして、金融情報サービスを提供する株式会社QUICKが独自に集計した証券予想平均値をQUICKコンセンサスといったり、株式会社アイフィスジャパンが発表する証券予想平均値をIFISコンセンサスといったりします。

コンセンサスの意味のまとめ

コンセンサスの意味についてまとめます。

  • コンセンサスとは|ビジネスでは合意・根回し・全会一致などの意味で使われる
  • コンセンサスの語源は、ラテン語の​「一緒に(com-)感じる(sentio)」ことを意味する「consentio」

プロジェクトをスムーズに進行するためにも、コンセンサスは大切です。

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