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フェルミ推定

【例題3選】フェルミ推定とは?例題を用いて解く方法をマスターしよう!

「フェルミ推定ってなに?」と疑問に思っている人は多いでしょう。本記事では、フェルミ推定はどのような問題なのか、評価されるポイントはどこか、どのような解き方をすれば良いのかなどを解説しています。また、フェルミ推定の例題も3選ご紹介しています。ぜひ3つの例題にチャレンジしてみてください。

フェルミ推定とは?

「フェルミ推定ってなに?」と疑問に思ったことがある人は多いでしょう。

フェルミ推定とは、論理的思考能力を用いて、正確に把握することが難しい数字を概算することです。

フェルミ推定は、企業の採用試験で出題される問題であり、外資系や商社、ベンチャー企業など多くの企業で出題されます。

外資系や商社などに就職したい人はフェルミ推定の対策をしておくといいでしょう。

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フェルミ推定の出題で評価される2つのポイント

ポイント
  • ・論理的思考力があるか
  • ・わかりやすく伝えられるか

フェルミ推定の出題で評価されるポイントは、大きく上記の2つがあります。

ここでは、評価されるポイントをそれぞれ解説していきます。
 

論理的思考力があるか

フェルミ推定の出題で評価されるポイントは、「論理的思考力があるか」です。

企業側は、応募者の思考力を見分けるためにフェルミ推定を解く過程をみています。

論理的思考力とは、結果を出すために何が必要か洗い出すことや仮説を立てること、必要な要素を組み立てることなどを示します。

論理的思考力はビジネスシーンでも試されるため、学生のうちから思考力を鍛えておくといいでしょう。

JobQに論理的思考力を身に付けるための対策について、Q&Aが寄せられていたのでご紹介します。

論理的思考力を養うために対策や普段から出来ることを教えてください

「論理的思考力」の身につけ方について質問です。

私は今転職活動中の第二新卒で面接は何とか通過できるのですが、その後のグループディスカッションやグループワークで、論理的思考力が足りてないのか、前に出て発言出来ないです。したとしても”しどろもどろ”で、自分のアイデアについて突かれてしまうと、どもってしまうことが多いです。

原因としては、前述したように論理的思考力が足りてないこと、頭の整理が不十分なままに熱く語りだしてしまうところだと思っています。

そこで質問なのですが、何か対策や普段から気をつけることはあるでしょうか?

問題は
・前に出て発言出来ない
・したとしても”しどろもどろ”
・自分のアイデアについて突かれてしまうと、どもってしまうことが多い

これは、論理的思考ができないことに起因する問題ではありません。

思考と発声に問題がある場合、それは論理以前に、知見があるかどうかです。

お題目について詳しければ、自信を持って話せますし、発言のある部分を突かれても言い返すことができます。

というか、論理的思考だって、そのお題目の内容が分からんと論理的に考えられませんからね。要するに、いろんなことに興味を持って知ってたほうが、論理的思考のやり方を学ぶより近道ですということです。

個人的には熱く語りだしてしまう・・・続きを見る

Q&Aからわかるように、論理的に物事を考えるには、そのことに関して知見を持っている必要があります。

そのため、論理的思考力を身につけたい場合は、まずはさまざまなことに興味関心を持つことを意識した方がいいでしょう。
 

わかりやすく伝えられるか

「わかりやすく伝えられるか」ということもフェルミ推定の評価されるポイントになります。

企業側は、フェルミ推定で導き出した答えを相手にわかりやすく伝える能力をみています。

答えをわかりやすく伝えるためには、問題の捉え方や結論の導き方を根拠を持ってできるかが大切です。

わかりやすく伝える能力は、面接対策やビジネスのプレゼンにも活かすことができるため、身につけておくといいでしょう。

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【プレゼンテーション力を身につける方法とは?】スキルアップのためのノウハウ

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フェルミ推定を解く3つのステップ

ポイント
  • ・ステップ1.前提条件の確認
  • ・ステップ2.必要な要素をピックアップ
  • ・ステップ3.要素の式を作り数値を算出する

フェルミ推定を解くステップとして上記の3つがあります。

ここでは、フェルミ推定を解くための3つのステップをそれぞれ解説していきます。
 

前提条件の確認

フェルミ推定を解くための1ステップ目として、「前提条件の確認」があります。

フェルミ推定の問題では、抽象的な表現の文言が使用されることが多々あります。

例えば、「コーヒーの年間売上高を求めなさい」という問題が出されたと仮定します。

この問題文の場合、対象エリアはどこなのかが曖昧です。

このような曖昧な点を明確にせずに問題を解き進めてしまうと、答えにたどり着くまでに行き詰まってしまいます。

そのため、まずは前提条件を明確にしてから問題を解くようにしましょう。
 

必要な要素をピックアップする

フェルミ推定を解くための2ステップ目として、「必要な要素をピックアップする」というステップがあります。

1ステップで前提条件を明確にしたあと、公式(計算式)を作るためにどのような要素が必要になるのかをピックアップすることが重要です。

例えば、「売上高」を求める問題の場合は、「商品の単価×数量」という公式になります。

「コーヒーの年間売上高を求めなさい」という問題文の場合は、「コーヒーの単価」「日本の総人口」「1人あたりの年間コーヒー購入回数」という要素をピックアップする必要があります。

「コーヒーの単価」「日本の総人口」「1人あたりの年間コーヒー購入回数」の3つで公式を作ると以下のようになります。

公式:「コーヒーの単価」×「日本の総人口」×「1人あたりの年間コーヒー購入回数」

フェルミ推定の問題では、「売上高」の他にも、「利益」「市場規模」「顧客数」「モノの個数」などが出題されることが多くなっています。

それぞれどのような公式で求めることができるのかをあらかじめ勉強しておくといいでしょう。
 

要素の式を作り数値を算出する

フェルミ推定を解くための最後の3ステップ目として、「要素の式を作り数値を算出する」というステップがあります。

2ステップ目で必要な要素をピックアップして公式を作ることができたら、次は公式に数値を当てはめていきましょう。

ステップ1.2の例で示した「コーヒーの年間売上高」の問題では、「日本の総人口」と「コーヒーの価格相場」「1人あたりの年間コーヒー購入回数」を知っているとスムーズに数値を当てはめることができます。

ただし、試験本番では、わからない数値ばかりだと思われます。

わからない数値ばかりでも焦る必要はありません。

グループで課題に取り組みながら、妥当な数字を見極めるようにしましょう。

また、フェルミ推定の問題では、「日本の総人口」はよく使用する数値であるため、必ず事前に覚えておくようにしましょう。

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フェルミ推定の例題3選

ここでは、フェルミ推定の例題を3選ご紹介します。

例題の順番は難易度順となっています。1問目が最も簡単な問題、3問目が最も難しい問題です。

ぜひ挑戦してみてください。
 

例題1.全国に男性は何人いるのか

フェルミ推定の1つ目の例題は、「全国に男性は何人いるのか」です。

人口は約1億2,000万人であり、男性の数が50%だと仮定すると、男性の数は以下のようになる。

1億2,000万人 × 50% =6,000万人

よって、男性の数は6,000万人だと推定できる。
 

例題2.日本に電柱は何本あるのか

フェルミ推定の2つ目の例題は、「日本に電柱は何本あるのか」です。

道端にある電柱を想像してみると、50メートル四方に1本の電柱がありそうである。

そのため、2,500平方メートルあたり1本の電柱があると仮定できる。

つまり、1キロ平方メートルあたり400本の電柱がある。

日本は山岳地帯が多いため、電柱がある平地の国土は15〜20%であると考えられ、今回は、20%で計算してみる。

日本の国土面積は、約40万平方キロメートルなので、国土面積の20%は以下のようになる。

40万平方キロメートル× 20% = 8万平方キロメートル

上記で1キロ平方メートルあたり400本の電柱があると仮定したので、8万平方キロメートルあたりでは、何本電柱があるのかを計算する。

8万平方キロメートル×400本 = 3,200万本

よって、日本には約3,200万本の電柱があると推定できる。
 

例題3.アメリカのシカゴには何人のピアノ調律師がいるか

フェルミ推定の3つ目の例題は、「アメリカのシカゴには何人のピアノ調律師がいるか」です。

この例題は、実際にフェルミが出題した有名な例題です。

この問題では、まずシカゴの人口を300万人だと仮定します。

1世帯あたりの人数を平均3人だとすれば、市内には100万世帯あることがわかります。

このうち、ピアノを所持しているのは、10世帯中1世帯と仮定すると、市内に存在するピアノの数は次のように求めることができます。

100万世帯 / 10 = 10万台

一方、調律師が1日に調律できるピアノの台数は平均3台だと仮定します。

週休2日で働くと、年間250日ほどの勤務日数になります。

つまり、1人の調律師が1年間で調律できるピアノの数は、次のようになります。

250日×3台(1日)= 750台

一般的にピアノの調律は1年に1回で十分だと考えられ、市内には10万台のピアノがあるため、単純に考えて1年に10万回の調律の需要があります。

よって、10万回を調律師1人が調律可能である750台で割ると、以下のようになります。

10万回 / 750台 = 130人

この130人がシカゴの調律師の人数だと推定できます。

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フェルミ推定を解く前に理解しておきたい点

ポイント
  • ・最低限の数値を頭に入れておく
  • ・本や問題集で事前に対策をする
  • ・完璧な数字にこだわらなくても良い

フェルミ推定を解く前に理解しておきたい点として、上記の3つがあります。

ここでは、フェルミ推定を解く前に理解しておきたい点をそれぞれ解説していきます。
 

最低限の数値を頭に入れておく

フェルミ推定を解くにあたり、理解しておきたい事の1つ目は、「最低限の数値を頭に入れておく」です。

以下のような数値を頭に入れておくと、スムーズに問題を解くことができるでしょう。

  • 日本の人口
  • 平均寿命
  • 世帯数
  • 国土面積
  • 市の数
  • 企業の数
  • 平均年収

それぞれの数値は、官公庁のサイトで調べると最新の情報を見ることができます。

なるべく多くの情報を覚えておくと本番で役に立ちます。
 

本や問題集で事前の対策をする

フェルミ推定を解くにあたり、理解しておきたい事の2つ目は、「本や問題集で事前の対策をする」です。

フェルミ推定は、本や問題集で事前に対策しておくことで、問題の傾向をつかめるため、本番でも戸惑うことなく臨むことができます。

フェルミ推定のおすすめ問題集は以下の5つです。

  • サイエンス脳のためのフェルミ推定力養成ドリル
  • 地頭を鍛える
  • 現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
  • 就職活動対策シリーズ ーフェルミ推定の教科書
  • メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問

本や問題集でさまざまな問題に取り組んでおくと、要素の見つけ方や思考の切り口も増やすことができます。

そのため、できるだけ多くの問題に触れるようにしておくといいでしょう。

完璧な数字にこだわらなくても良い

フェルミ推定を解くにあたり、理解しておきたい事の3つ目は、「完璧な死維持にこだわらなくても良い」ということです。

フェルミ推定では、完璧な数字にこだわる必要はありません。

最低限の数値を頭に入れておいた方よいものの、完璧な数字にこだわってしまうと、結論を導き出すのに時間がかかってしまいます。

フェルミ推定の試験では、正しい答えよりも、答えを出すプロセスの方が大切です。

そのため、プロセスを意識して問題を解くようにしましょう。

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フェルミ推定をマスターすれば思考力が身に付く!

本記事では、フェルミ推定の解き方や例題、評価されるポイントなどを解説しました。

フェルミ推定は、非常に難しい試験です。

正確な答えはなく、仮定で問題を解いていく必要があります。

フェルミ推定では、推定できる数値や論理的思考力が重要であり、解く過程が評価ポイントになっています。

本記事では、フェルミ推定でよく出題される数値も解説しました。日頃から思考力を鍛えながら、本番まで最低限覚えるべき数値は覚えておきましょう。

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