【人手不足は企業の嘘なの？】あなたの不採用が続く理由を教えます

人手不足なのに、企業に応募しても全く採用されることがない。

全て書類選考落ちだったので落ち込んでいる。

こうした悔しい思いをしている方は多いと思います。

企業は人手不足だという報道は、テレビのニュースや新聞の紙面でもよく見かけます。

以前よりも待遇もよくなっていますし、仕事を探しをしている人やアルバイトの仕事から正社員を目指している人は、企業の就職試験や採用面接に応募していて、そろそろ内定が出てもいい頃だと思っているでしょう。

それでもなかなか内定が出ないのであれば、どこかに原因があるのかもしれません。

その原因があなたにある場合もないわけではありませんが、多くは企業側の都合により不採用になっていることがよくあります。

その真の理由を知ると、無駄に就職試験を受ける必要がなくなるでしょう。

世間一般では人手不足という言葉を使いますが、その事情は企業により異なります。

人気企業や高水準の給与を出している企業では、正社員の募集でも人材派遣会社経由でも、苦労せずにすぐに人を集めることができます。

優秀な人材は、待遇のよい会社で働きます。

人手不足と言われる理由は、企業が数少ない優秀な人材を獲得できない状況にあるからだと考えられます。

それは、大手企業や優良企業ではなく、大多数の中小企業において人手不足となってしまうという意味に捉えるといいでしょう。

「優秀な人材がいない」ということが、人手不足の原因であり、普通に応募してもあなたが採用されない理由です。

人手不足で有名な業界といえば、介護、IT、建設業界の3つです。人手不足にも業界や企業によりその原因が異なっています。

例えば、人手不足により、一人が行う仕事量が多い、ハードな肉体労働、残業時間が多い、サービス残業がある、イメージの悪い業界など、ブラック企業として認識されると応募者に敬遠されることがあります。

それぞれの業界の人手不足の状況とその真の原因について探ってみましょう。

 

介護業界の人手不足は嘘？

介護業界はまだ新しい業界です。しかし、将来は、高齢者の数が増加し今以上の人手不足になることが予想されています。

介護施設は増えており、介護業界に新規参入する業者も多いようですが、介護の仕事に従事する職員がなかなか集まらないという現状です。

そのため、介護業界の人手不足は本当といえます。

介護業界では、働く場所が特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設、デイサービス、訪問介護事業所など、種類が分かれています。自分のやりたいことと適性をよく考えて働く場所を選びましょう。

 

IT業界の人手不足は嘘？

IT業界は、今特に深刻な人手不足に見舞われています。

IT業界ではやりがいのある仕事ができますが、スキルが必要な分応募のハードルはやや高めです。そのため優秀な人材はつねに需要があり、人手不足の状態と言えます。

建設業界の人手不足は嘘？

建設業界も作業に従事する人の高齢化が進んでいることから、人手不足の傾向が強いです。

再開発や交通インフラの整備、住宅の建設、災害後の復興事業などの仕事もますます増加する見込みです。

建設業界の人手不足は当分解消されないものとみていいでしょう。

人手不足なら今よりももっと待遇をよくする、イメージアップを図るなどのさまざまな施策を施す努力も企業側には必要です。

人手不足になると、仕事があっても働く人がいなくなります。仕事が請けられなくなるので、倒産するケースもあります。

これが「人手不足倒産」と呼ばれる現象です。倒産するとその会社で働いている人も失業します。そのため、低賃金で働かざるを得ない場合もあります。

もう少し人手不足の現金と低賃金の理由を探ってみましょう。

 

人手不足が起こる原因とは

人手不足の会社は、構造的な問題を抱えている場合があります。

例えば、介護や警備などの業界です。

売上が増えても、人件費にかける割合が高いと、企業が儲からなくなってしまいます。

人件費を上げて、価格に転嫁しようとしても、そう簡単に上げることはできませんし、高い値段だと仕事を出してもらえない場合があります。

売上を上げることができない業種業界の場合は、一度賃金を上げると簡単に下げることはできません。

低賃金で仕事をやってもらうしかなくなってしまうというわけです。

売上が下がり、人件費が上昇すれば、収益を圧迫しますが、競争が激しいと利幅が減りますので、人件費も上げることができず、ずっと低賃金のままの状態になるというわけです。

仕事がきつい、残業が多い、勤務時間が不規則なうえに低賃金ですと、間違いなく人手不足になってしまいます。

 

人手不足なのになぜ低賃金なのか

介護や警備、建設などの業界では、人手不足が続いています。

不人気業界・業種では人件費を上げることができないために、人手不足になってしまいます。

不人気業界の多くは、人を多く必要とし、生産性が低いという理由もあります。利幅が少ないと賃金を上げることができません。

こうした問題を解決するために機械化を進める企業もありますが、結果として働く人そのものが必要なくなってしまうという矛盾をはらんでいます。

人手不足は企業の嘘なのかもしれません。ここではあなたの不採用が続く理由について解説しました。

介護・IT・建設業界の人手不足も慢性的です。

人手不足でも低賃金で働かざるを得ない場合がありますが、簡単に解消されることはないでしょう。

人手不足と低賃金は、その業界の構造的な問題を解決する必要があります。