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女性のライフイベントとキャリア|出産後の多様な働き方も紹介

結婚や出産・子育てのライフイベントは、女性のキャリア形成に大きな影響をもたらします。では実際、ライフイベントは女性の就業率にどの程度関連性があるのでしょうか。本記事では、政府のデータから女性の就業率や結婚後や出産後の就業率の変化、そして子育てなどを両立できる働き方について解説していきます。女性のライフイベントについて迷っている方は、ぜひご参考ください。

20代後半から30代にかけて女性の労働力は低下

女性の年齢階層別労働力率調査

女性の20代後半から30代にかけての期間は、結婚や出産などのライフイベントが発生しやすい時期です。

内閣府の男女共同参画局の調査によると、女性の労働力は20代後半から30代にかけて低下していることが分かります。

男性はどの年代でも大きく低下することがないことから、結婚や出産によって女性はキャリアを諦めなければならない状況下にある方が多いことが分かります。

引用:内閣府男女共同参画局 女性の年齢階級別労働力率の世代による特徴

では、実際に結婚で仕事をやめたい・やめた人はどのくらいいるのでしょうか。

「結婚して仕事をやめたい女性の割合|退職後のメリットデメリットを体験談とともに解説!」で紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。

20代後半の女性が育児休暇後も正社員として働けるキャリアプランはありますか?

現在エステサロンの店舗責任者をしております27歳です。
将来的には今後結婚をし、 育児休暇後も仕事をしたいと思っています。
しかし、現在のエステサロンは、 土日休みは難しいです。
更に勤務時間が9時〜18時30分と、13時〜22時を日替わりで行います。また、貴社は時短勤務の契約社員はございません。

今のエステサロンで働き、育児休暇を頂いても、続けるのが難しい事が目に見えています。 ですが、 30歳を過ぎてから、更に育児休暇後に転職活動は、とても難しいと聞きました。 エステサロンは脱毛サロンで、入社して6年目です。 施術も行いますが、 個人営業として新規のお客様にプランを販売します。
成績は、2019年は12ヶ月中5ヶ月間は全国の店舗で一位ではありました。 しかし、昨年はコロナウィルにより、売上は並でございます。 更に私は資格などがありません。働きながら取るというのも考えております。

年収は350万円程は頂けるお仕事を希望させて頂きます。 年齢も迫ってきており、かなり焦っております。
私の知らないお仕事も沢山あるかと存じますので、 お知恵を頂けましたら嬉しいです。 よろしくお願い致します。

自分でしたら、個人営業の成績をメインにして営業での転職を行います。 20代後半であっても…続きを見る

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結婚や出産は女性の継続的なキャリアを妨げている

女性にとって結婚や出産は、仕事のキャリアにも大きく影響する重大なライフイベントです。

結婚や出産によって、キャリアを諦めなければならないということは多々して起きていますが、結婚の前後で実際にどのくらいの変化が起きているのでしょうか。

女性の就業形態の推移
引用:内閣府男女共同参画局 国民生活白書平成18年版 第2節 女性の継続就業を妨げる壁

内閣府の調査によると、女性の結婚後の就業率は65.3%です。

これは、結婚前の就業率である88.5%と比較して23.2%も落ちています

また出産後になると、23.1%とさらに女性の就業率が下がる結果となっています。

結婚退職の主な理由

引用:内閣府男女共同参画局 国民生活白書平成18年版 第2節 女性の継続就業を妨げる壁

上記のグラフから、結婚後の退職の4割が、「夫の転勤についていく」と回答していることから、家族での決定ごとは基本的に男性に合わせる傾向が高いことも就業率の低下につながっています。

また、出産後に大幅に就業率が減っていることも、仕事と子育ての両立が難しい環境であることも大きな原因として挙げられるでしょう。

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女性のライフイベントと仕事の関係

人生の中で、女性には3つのライフイベントが発生します。

本章では、3つのライフイベントと仕事やキャリアへの影響について解説していきます。

 

1. 結婚

結婚をすると、住居など暮らしを共にするため、どちらかが引っ越さなければならない状況が発生しやすいです。

引っ越しするとなると女性がついていくということが多くなり、寿退社という言葉があるように結婚を機に退職する女性が多くなるでしょう。

 

2. 妊娠

妊娠が発覚すると、体調にも変化が起こるためこれまでのように仕事を続けることが難しくなります

出産するともなると、体を休めるためにも1年間〜2年間ほどの休養期間が必要になります。

休養している間は仕事を続けることが難しいため、必然とブランク期間が出てしまうでしょう。

3.子育て

出産してすぐに、子育てが始まります。

家族の協力を得られたとしても、子どもから目を離せない状況下ですぐに職場に復帰することは難しいです。

また初めての育児の場合は手探りしながら進めることが多いため、仕事と両立しながらする子育ては体力的にも精神的にも辛い状況が続くことになります。

具体的な産後復帰はいつからなのか、産後復帰をしている女性の割合を知りたい方は、「産後復帰はいつから?法律やデータから復帰するまでの期間や割合を解説」でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ライフイベントとキャリアを両立する働き方

数々に発生するライフイベントにより、キャリアを諦めなければならない女性は多くいますが、働き方を変えることで仕事を続けることも可能になります。

本章では、ライフイベントとキャリアを両立しながらできる女性の働き方についてご紹介します。

また「育児と仕事の両立がしたい!子育てママに役立つ情報や制度を解説」では、女性が子育てと仕事を両立するコツを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

リモートワーク

オフィスに出社しなくとも、オンラインで繋いで仕事をできる環境が近年で整ってきました。

リモートワークのメリットとしては、子どもを見ながら家で仕事をすることが可能になることです。

ただし、リモートワークが可能な職業が限られているため、前職がリモートワーク可能な職業でない場合は資格などを取得する必要などが発生する場合があります。

また現在勤めている会社がリモートワークに対応していない場合は、転職活動を行う必要も発生してしまうでしょう。

 

時短勤務

会社によっては、子育てをする方向けに時短勤務の制度を整えている場合があります。

時短勤務は、7時間で設定されている場合が多く、保育園のお迎えなど時間に余裕を持って働くことが可能になります。

女性の働く環境に力を入れて整備している企業も一定数いるため、時短勤務の求人を探してみるのも1つの手でしょう。

 

お父さんも育休を取得する

出産後の子育てを、必ずしも女性がしなければならないという価値観は現在でかなり変化してきています。

「専業主夫」という言葉が出てきたよう、今は男性が育児休暇を取得して育児を行うという選択肢もできるようになりました。

また育児介護休業法が令和4年の10月1日から改正され、お父さんが取得する育休が分割して取得できるようになりました。

そのため、夫婦が交代して育休を取得することが可能になり、女性の職場復帰を早めることにもつながります。

詳しい資料も載せているため、気になる方はぜひご参考ください。

参考:育児介護休業法 令和4年10月1日改正ポイント

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女性のライフイベントのまとめ

本記事では、ライフイベントと女性のキャリアへの影響や、多様になってきている働き方について解説してきました。

育休などの制度が作られてきている一方で、まだまだ女性の就業率の低下による課題が発生しています。

女性の就業率を上げるためにも、今後も企業や政府は制度や環境の整備を整えていく必要があるでしょう。

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