さとり世代とは？意味も簡単にわかりやすくまとめ

さとり世代の意味とは？年齢はいつから？

さとり世代とは主に1980年代後半から200年代初頭に生まれた世代を指します。

不景気な時代に生まれたため、現状に満足できれば夢や希望がなくても構わないと「悟った」考え方をしている世代です。

社会が厳しい状況の中で悟りを開いた生き方をしているように見えるため、「さとり世代」と呼ばれるようになりました。

2013年の「新語・流行語大賞」では「さとり世代」がノミネートされています。メディアで大きく取り上げられて、一気に注目されました。

「さとり世代」と「ゆとり世代」の違いとは

さとり世代の1つ前の世代がゆとり世代です。ゆとり教育を受けていたのが由来とされています。さとり世代はゆとり世代の1つ後の世代です。

2つの世代は似ている点がたくさんあります。現実的であり、あまり物欲などはなく、争いごとを好まない点などは共通しているのです。

ただし、さとり世代の方がよりシビアな目を持っているとされています。

生まれてから社会に影響を与える大きな出来事に直面してきたため、さとり世代は悟りを開いた状態になっているからです。

「さとり世代」と「つくし世代」の違いとは

つくし世代とは、他人に尽くすことを重視することから呼ばれるようになりました。主に1980年代後半以降に生まれた世代を指します。

他人に喜んでもらうことにやりがいや生きがいを感じる若者が増えてきたため、つくし世代と呼ばれています。

たとえば、将来の夢や仕事を語る際にも、他人に尽くすことを重視している傾向にあるのです。

これまでの世代にはあまり見られない傾向であり、つくし世代として注目されました。

ただし、さとり世代とつくし世代は明確に異なる世代ではなく、同じ世代を別の言葉で言い表しているといえるでしょう。

さとり世代の語源・由来・英語表記とは？どこから生まれた言葉？

さとり世代は、社会や人生などに対して達観している部分があり、悟ったような態度を見せていることから名付けられました。

さとり世代は、バブル崩壊から阪神大震災、リーマンショック、東日本大震災など激動の時代を生きてきたのです。

世の中に本当に信じられるものはないという価値観を植え付けられてきたため、悟りを開いたような考え方を身に付けています。

現在が安定していればそれで良く、あまり欲求を持たない世代とされています。