
年収600万円の女性の割合や職業は?独身女性の生活レベルもご紹介!
年収600万円は、多くの女性にとってハードルが高い数字です。とはいえ、年収600万を実現させている女性が存在するのもまた事実。
この記事では、年収600万円の女性の割合や職業・生活レベル、年収アップの具体策を紹介します。
年収600万円の女性はどのくらいいる?
年収600万円を稼ぐ女性は、実のところどれくらい存在するのでしょうか。政府の調査結果をもとに解説します。
女性正社員の平均年収は約407万円
国税庁が公開した「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、1年を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均給与は、正社員(正職員)で523万円・正社員(正職員)以外で201万円でした。
正社員(正職員)の給与を男女別に見てみると、男性584万円・女性407万円で、その差は実に177万円にもなります。
JobQには、「女性のリアルな平均年収はどのくらいでしょうか?」との質問に対し、次のような回答が寄せられました。
参考になれば幸いです。
他、会社規模にもよりますが内勤事務系の女性であれば大手で400-500万、中小企業では400万以下が一般的です。
女性の平均収入が増加傾向にありますが、それでもなお性別による給与の差は大きいのが現状です。
年収600万円以上の女性は女性全体の8.2%
同じく国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を見ると、年収600万円以上の女性の割合は8.2%です。
つまり、約12人に1人の割合で年収が600万円を超える女性が存在することを意味します。ちなみに男性の場合は33.4%で、男女合算だと22.6%になります。
年収600万円以上の女性は、男性と比べるとやはりまだ少ないですが、決してゼロではありません。工夫次第では、誰もが十分に年収600万円に届く可能性があるのです。
年収600万円の女性が少ないのはなぜ?
女性の年収600万円以上の割合が低い理由は主に次の二つです。
- 出産・育児によるキャリアの中断
- 非正規雇用の割合の高さ
女性のキャリアは、男性に比べてライフステージの影響を受けがちです。結婚や出産を機に退職や時短勤務を選ぶことにより、キャリアが中断したり、周囲から遅れをとったりするケースが少なくありません。
特に退職を選んだケースでは、再度正社員としてキャリアを築くことは難しいのが現状です。育児や介護に携わる人も多いために非正規雇用となりやすく、平均年収を下げる要因となっています。
参照元:男女共同参画白書 令和4年版 第1節 就業 第2分野 雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和 2-7図 正規雇用労働者と非正規雇用労働者数の推移(男女別)|内閣府男女共同参画局
上図からもわかるように、女性は正規雇用者より非正規雇用者の方がやや多くなっています。男性は正規雇用者と非正規雇用者がおよそ7:3の割合であるのと比較すると、女性の非正規雇用の割合の高さが浮き彫りとなっています。