
企業研究のやり方や分析シートの作成方法を解説!テンプレートや活用ツールも紹介
就活を始めるにあたって、必ずやらなければいけないものが企業研究です。そこで「企業シート」や「企業ノート」を使ってリサーチしなければいけないのは分かっていても何をすればいいのか分からなくて悩んでしまう学生は多いです。そこでここでは、企業研究シートの正しい作り方や作成時に役に立つツールについて紹介していきます。
企業研究シートとは
企業研究シートとは、簡単にいうと志望企業の情報をまとめたノートのことです。
企業のホームページやパンフレットなどから事業内容や企業方針などの必要な情報だけを書き記した自分だけのオリジナルのノートのことを言います。
企業研究シートを活用する3つのメリット
- ・企業の特徴を記憶しやすくなる
- ・入社後のミスマッチを防げる
- ・志望動機の質が高くなる
企業研究シートを活用するメリットについて紹介していきます。
企業の特徴を記憶しやすくなる
企業研究シートを活用する1つ目のメリットは「企業の特徴を記憶しやすくなる」です。
ただ企業情報を調べて、見て把握するだけでは記憶に残らず面接時に良い回答ができないことが多いです。
しかし、企業を研究しノートにまとめるという作業は、情報が記憶に残りやすいです。
また、企業研究は調べて終わりにするのではなく、ESや面接など複数の場面で使用します。
そのため、シートに記録しておくことで、いつでも見返せるようになりさらに記憶に残りやすくなります。
入社後のミスマッチを防げる
企業研究シートを活用する2つ目のメリットは「入社後のミスマッチを防げる」です。
選考を受ける前に徹底的に自分で会社のことを調べておくことによって入社後のミスマッチを防ぐことができます。
ミスマッチが起きてしまうと、仕事に対してモチベーションが下がったり、作業に集中できなくなるなど負の連鎖が起こります。
自分の特徴と企業の特徴を照らし合わせて、相性が適切であるかを選考する前に判断することが重要です。
志望動機の質が高くなる
企業研究シートを活用する3つ目のメリットは「志望動機の質が高くなる」です。
企業研究シートを利用することで「調べなければいけないこと」「企業にアピールすべきこと」が明確になります。
そのため、志望理由がより具体的になり、熱意を採用担当者に伝えやすいのです。
また、志望動機の質が高くなることで、採用される可能性が高くなります。
企業研究のやり方
- ・企業情報
- ・事業内容
- ・制度
- ・採用情報
ここではそれぞれの企業の具体的な特徴について調べていきます。
- 企業情報
- 事業内容
- 制度
- 採用情報
企業情報
企業情報とは「事業規模」「事業形態」などの企業概要から「経営状況」「資本状況」などの基本データといった、企業の基本的な情報です。
事業内容
事業内容とは、「個人事業主」または「法人が営む仕事」の内容を示します。
制度
従業員の働き方について設けられた制度が「人事・教育制度」「休暇・休業制度」「福利厚生」などを示します。
「人事・教育制度」には、研修なども含まれます。
採用情報
企業が現在、行っている採用についての情報「採用人数」「初任給(初年度月収例)」が採用情報です。
「募集職種」「選考プロセス」「応募・選考時提出書類」など、応募の際の注意点や重要な情報が含まれています。
企業研究に関する投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
面接前の企業研究はどこまでやるといいですか?良い進め方はありますか?
企業研究は面接前にどのくらいしておけば良いですか?
私見ですが、
・その業界が何をする業界か
・業界内の動向、ホットなテーマ
・志望する会社の業界内での立ち位置
・そこが大手なら、会社の最近のニュース
・志望する職種の理解
くらいは調べておけば、難関の最大手以外なら十分かなとは思います。
上記の回答からわかるように、企業情報、事業内容、制度、採用情報など基本的なことは必ず調べておくことが重要ですね。
また、企業研究に関して詳しい記事を以下に用意したので興味のある方はぜひ参考にしてください。
企業研究シートの作り方4選
- ・テンプレートを作成する
- ・企業情報を収集する
- ・第三者に説明する
- ・実体験を書き加える
企業研究シートの作り方について紹介していきます。
正しい順番で作ることで効率よく企業研究シートを作ることができます。
1.テンプレートを作成する
企業研究シートの作り方で最初に行うことは「テンプレートを作成する」です。
テンプレートを作成する段階で複数の企業の特徴を記載することで、企業同士の比較がしやすくなります。
作業効率も上がり、就活を効率よく進めることができるのです。
2.企業情報を収集する
テンプレートを作成することができたら次は企業情報を収集します。
収集手段は様々ありますが、自身ができる範囲で取り組むくらいが丁度いいです。
例えば、「企業HP」「四季報」「大学の就活相談センター」「OB訪問」「OG訪問」「会社説明会」「インターン」などがあります。
企業HP、四季報などは気軽に見ることができますが、インターンやOB訪問は手間がかかります。
本気で志望している企業を絞ってやる場合は良いのですが、志望度の低い企業ではどの情報が信頼できるのかを見極めつつできる範囲で取り組みましょう。
3.第三者に説明する
企業情報を収集することができたら次は第三者に説明してみましょう。
人に教えたり説明することで、より一層理解を深めることができます。
また、自分だけでは分からないこともあるため、企業研究の内容が十分であるか、他人から評価してもらうことも大切です。
しかし、身近に相談できる人がいない場合も多々あるので、そう言った場合は「就活エージェント」や「専門家」に相談することができます。
4.実体験を書き加える
また、会社説明会やインターンなどで体験したことを、シートに記載することも重要です。
例えば「調べたイメージの雰囲気だったのか」「ここで働く自分のイメージがついたか」「正直働きたいと思ったか」「目標や憧れる先輩がいたか」「違和感や嫌な点はなかったか」「将来のビジョンが浮かぶか」などを思い出し、企業研究シートに書いておきましょう。
インターネットで情報を集めただけでは分からないことも多々あるため、実際に体験してみて、感じたことを企業研究シートに記載しましょう。
企業研究シート作成に役立つツール5選
- ・企業のホームページ
- ・就活支援サービスの企業ページ
- ・会社説明会
- ・OB・OG訪問
- ・業界地図
ここでは企業研究シートを作成する際に便利なツールについて5つ紹介していきます。
企業のホームページ
企業研究シート作成に役立つツールの1つ目は「企業のホームページ」です。
ホームページでは企業がどんな取り組みを進めているのかを把握することができます。
簡単に概要を知ることができるため、企業の情報を調べる際には必ず使いましょう。
また、企業のホームページに関する投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
企業分析する上で企業のホームページのどこに注目すればいいですか?
企業分析する上で企業のホームページはどういったところに注目して見ていけばいいのでしょうか。
事業内容、沿革、社長挨拶は必須。
採用情報があればその中で社員インタビューなど。
徹底的にやるならば競合他社も比較して分析をします。
そうすると…続きを読む
就活支援サービスの企業ページ
企業研究シート作成に役立つツールの2つ目は「就活支援サービスの企業ページ」です。
就活支援サービスには数多くの企業情報が掲載されています。
応募先の企業はもちろん、競合と比較することによって独自の強みや特徴を把握できるのでおすすめです。
また、サイト上で応募できるのも便利な点です。
リクナビ企業ページ 2023年
会社説明会
企業研究シート作成に役立つツールの3つ目は「会社説明会」です。
企業が開催する説明会に訪れて、個人的な相談や企業の業務内容の話を聞くことができます。
また、会社の雰囲気を体験できるうえ、社員とも接する機会が得られるので自分が入社した時のイメージがしやすいです。
OB・OG訪問
企業研究シート作成に役立つツールの2つ目は「OB・OG訪問」です。
志望する企業に勤めている社員の方の声を聞くことで、新たな情報を得ることができます。
仲良くなれば、面接などでは聞きにくい「福利厚生」や「給料面」なども聞けるかもしれません。
ホームページや会社説明会では知ることができない内容も聞き出せることがメリットです。
関連記事
▶︎OB訪問はどうやるべき?メール例から質問リストまでやり方を一挙公開
業界地図
企業研究シート作成に役立つツールの2つ目は「業界地図」です。
企業の位置づけや立ち位置を把握できる書籍のことを業界地図といいます。
ほかの企業との違いや強みを把握しやすく、より深く志望先の企業について理解できるのでぜひ活用してみてください。
企業研究シートのまとめ
今回は、企業研究シートについて紹介してきました。
企業研究は調べて終わりではないのです。
しっかり正しい使い方をすれば、入社後のミスマッチを防ぐことができたり、志望動機の質を高めることができます。
企業のことを知って終わろうとするのではなく、選考に活かせるように頑張ってください。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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