
50代で年収1000万はすごい?稼いでいる人の割合や生活レベルを紹介
50代で年収1000万円稼ぐ人は、どのくらいいるのでしょうか。またどんな仕事の人が1000万円という大台に到達しているのかや、実際の手取り額など気になるポイントはたくさんあると思います。この記事では、年収1000万円の手取り額や、年収1000万円を稼ぐことができる職業や手段を紹介します。
50代で年収1000万円稼ぐ人の割合は約10%
転職サービスを提供しているdodaが調査した「平均年収ランキング(年齢別・年代別の年収情報)【最新版】」によると、50代以上の男性の平均年収は「680万円」、50代以上の女性は「442万円」、50代以上全体では「607万円」でした。
平均値・中央値のどちらと比較しても、50代以上で年収1000万円以上稼ぐのは、難しいことがわかります。
50代で年収1000万円を稼いでいる人の割合は?
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50代で年収1000万円以上稼いでいる人の割合を見てみましょう。dodaの「平均年収ランキング(年齢別・年代別の年収情報)【最新版】」によると、50代で1000万円以上稼いでいる50代の割合は12.8%でした。
他の年代では、20代が0.3%、30代が1.8%、40代が5.6%です。他の年代に比較すると50代で1000万円以上もらっている人の割合はかなり大きいと言えます。
企業に勤めている50代以上の人の場合、管理職や役員になるなどして役職つくことが多いため、年収が上昇傾向にあると予想できます。
年収1000万円の手取り額は約700~780万円
年収1000万円と聞くと、手元にすべて残ると考える人もいるかもしれません。
しかし実際には年収から社会保険料や住民税・所属税などの税金が引かれます。一般的には年収の2~3割程度引かれた額が手取り額です。そのため、年収1000万円の手取り額はおよそ700~780万円と推測されます。
年収が上がれば上がるほど差し引かれる額も大きくなるため、人によっては想像していたよりも手取り額が少ないと感じるかもしれません。
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【5選】年収1000万円を稼ぐことができる職業
年収1000万円以上を稼げる職業の代表例として、以下の5つが挙げられます。
- 弁護士
- 医師
- パイロット
- コンサルタント
- 金融系専門職
それぞれ詳しく見ていきましょう。
弁護士
年収1000万円以上を目指せる職業として、「弁護士」が挙げられます。弁護士は社会的地位が高く、高年収なイメージがある人も多いでしょう。
法務省から出ている「法曹の収入・所得,奨学金等調査の集計結果(平成28年7月)」によると、2015年の弁護士1年目の年収中央値は543万円、5年目で1,108万円でした。このように比較的短期間で年収が上がる傾向にあります。
しかし弁護士になるためには最難関試験である司法試験に合格しなければいけません。もちろん、司法試験に受かるためには勉強が必要です。弁護士は、資格を取るまでに膨大な時間と労力が必要であることを知っておきましょう。
医師
医師の平均年収は「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、約1436万円です。また開業医になった場合には年収2000万円以上稼げる可能性もあります。
しかし医師になるためにはまず医学部に合格し、その後の国家試験に合格しなければなりません。
医師になるには多くの苦労がありますが、一度医師免許を獲得できれば比較的安定して稼ぐことができます。
パイロット
「パイロット」も年収1000万円以上稼げる職業のひとつとして挙げられます。
パイロットの平均年収は、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると1732万円でした。パイロットは人の命を預っていることや、国際線の運転により外国語の知識も必要となるため、総じて平均年収も高くなると推測されます。
責任や高い専門知識が必要とされるパイロットは人手不足ではありますが、狭き門となっているのが現状です。
コンサルタント
年収1000万円以上稼げる職業として、「コンサルタント」も挙げられます。
JobQにも、年収1000万円を目指すユーザーからこのようなQ&Aが投稿されていました。
Q.若いうちに年収1000万円を稼げる仕事・企業はありますか?
偏差値50程の大学の経済学部を卒業したものです
年収1000万近くを若いうちに稼ぐことができる仕事 またはその企業や会社名などを教えてもらえるとありがたいです
コンサル系ですかね。M&A総研、FAS系、ITならアクセンチュア、あとはキーエンス。いずれも体力と実力勝負です。
三年勤めて御の字ですが、このような業界は数年単位での転職が当たり前です。
最終的には起業して、…続きを見る
コンサルタントには大きく分けて2種類あります。経営戦略にのみ特化してアドバイスをする「戦略系コンサル」と、経営戦略に加え業務改善などのアドバイスもする「戦略系コンサル」です。
一般的には、総合系コンサルのほうが給料が高くなる傾向があります。そのため、年収をできるだけ上げたいのであれば総合系コンサルタントを目指すのがおすすめです。
金融系専門職
アナリストをはじめとする「金融系専門職」も、年収1,000万円以上を狙うことができます。
具体的に、dodaの求人情報をもとに見ていきましょう。
参照:doda
なお金融系には、階級(タイトル)があります。これは、自分がどの程度のスキルや経験があるのか、判断基準を明確にするためのものです。
階級としては低い順から「アナリスト」、「アソシエイト」、「ヴァイス・プレジデント」、「ディレクター」、「マネージング・ディレクター」があります。
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年収1,000万円の生活レベル
ここでは、年収1,000万円の生活レベルについて紹介します。どれくらい貯金ができるのかも含めて確認していきましょう。
一人暮らしの場合
年収1000万円稼いでいる人が、一人暮らしをした場合の1か月の内訳例を見てみましょう。
今回は、「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」を参考に算出していきます。
月収の手取り額が約66万円と想定した場合、貯金に回せる金額は約18万円前後です。趣味や自己投資にお金をかけられる余裕は比較的あるといえます。
住んでいる地域や環境によって、家賃や物価は異なりますので、あくまで参考として捉えておきましょう。
家族がいる場合
次に、年収1,000万円稼いでおり、家族がいる場合の1か月の内訳例を見てみましょう。
月収の手取り額が66.6万円と想定した場合、貯金に回せる金額は約9.2万円前後です。一人暮らしと比べると貯金へ回せる金額は減ってしまいますが、十分安定した生活が送れると予想できます。
50代で年収1000万円を稼ぐ人にはどうやってなれるのか
50代で年収1000万円以上を稼ぐ場合には、以下の方法が挙げられます。
- 副業を始める
- 起業や独立をする
- 自己投資をして会社で昇給する
- 投資をする
- キャリアを活かした転職をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
副業を始める
50代で年収1000万円以上稼ぐための方法として、副業を始めるのも効果的です。
ライティングやWebサイトの作成、イラストの販売や接客、プログラミングなどさまざま。自分の得意なことやキャリアを活かした副業なら、始めやすいでしょう。また副業で得たスキルや経験を本業に還元することで更なるキャリアアップを目指せる、という効果も望めます。
起業や独立をする
起業や独立に踏み切るのも、50代で年収1000万円以上を稼ぐひとつの手段です。
国税庁の「申告所得税標本調査」によると、事業所得として収入を申告している個人事業主のうち6.4%が所得1000万円を超えていることがわかりました。
起業や独立は、会社員よりも大幅な年収アップが期待できるメリットがありますが、安定性を保つのが難しいデメリットも。事業が失敗や受注減少などの点も理解したうえで選択しましょう。
自己投資をして会社で昇給する
50代で年収1000万円以上を目指す場合、「自己投資をして昇進する」選択肢もあります。
会社によっては指定した資格を取得すると、資格手当がもらえることも。資格を取得することで、上司や社内からの評価が上がり、昇進へつながるケースもあるかもしれません。
まずは会社の評価基準や昇進するためのルートなどを確認し、昇進に向けて必要な資格やスキル習得も視野に入れてみましょう。
投資をする
50代で年収1000万円以上を目指す方法として、投資もあります。しかし投資での利益は、ある程度の時間がかかることを知っておきましょう。短期間で大きな利益を得ようとする場合、リスクも大きいため一般的には推奨されていません。
また50代から投資を始める場合、少額投資を長期間行い、少しずつ稼ぐのがおすすめです。
キャリアを活かした転職をする
もし今の会社で1000万円を稼げないと判断した場合、転職を考えても良いでしょう。今までのキャリアを活かして転職するとスムーズです。
キャリアは大きなアピールポイントにもなり、年収交渉にも活用できます。自分の強みを発揮できる会社を選ぶようにしましょう。
50代で年収1000万円を稼ぐ人は少ない!年収アップをするなら副業や起業を!
50代で年収1000万円以上稼いでいる人は、およそ12.8%しかいないことがわかりました。
年収1000万円を目指すには、「副業をはじめる」、「起業や独立をする」、「自己投資をして今働いている会社で昇進する」などの選択肢があります。年収をアップさせたい場合は、この記事で紹介した方法を参考にしてみてください。
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