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自己PRを500字で伝えるポイント!例文や注意点を解説

「500字の自己PR文でどのくらいエピソードを書けばよいのかわからない」「どんな構成で強みをアピールしたらいいのかわからない」このような悩みを抱える就活生も多いですよね?本記事では、500字で自己PRを伝えるポイントや例文を紹介します。500字で自己PRを上手く伝えるノウハウを知って、今後の就職活動に活かしてみてください!

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500字で自己PRを伝える際のポイント

まずは、500字で自己PRを伝える際のポイントを挙げてみます。

  1. 結論から述べる
  2. 自分の強みを絞る
  3. 具体的なエピソードを盛り込む
  4. 困難をどのように乗り越えたかを述べる
  5. 成し遂げて何を得たかを述べる
  6. 入社後に貢献できることを述べる

自己PRでは、採用担当者に「うちの会社で活躍する姿がイメージできる」と感じてもらうことが何よりも大切です。そのためには、上記に挙げたポイントを網羅することが欠かせません。

以下ではそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

結論から述べる

自己PR文を書くときに、就活生が陥りがちなミスとして、だらだらとエピソードを述べ、結局アピールしたいポイントが伝わらないというミスがあげられます。そのため、自己PR文を書くときには、冒頭で結論を述べましょう。

例えば「私の強みは〜です」「私は〜のような長所を持った人材です」のように端的に自分のアピールポイントを述べることがおすすめです。

結論から述べることで、話し手は相手に1番伝えたい内容を必ず伝えることが可能になり、聞き手はイメージしやすくなります。どんなエピソードを話そうとしているのかが冒頭で伝わるため、話の内容を理解しやすく、聞き手の負担も減らせるでしょう。

さらに、具体的なエピソードに耳を傾けてもらうことが可能になるため、採用担当者に強い印象を与えられます。結論を最初に述べる話し方は、ビジネスシーンにおいて頻繁に用いられる方法です。そのため、就職活動を通して身につけておくと、今後の社会人生活でも活かせられます。

自分の強みを絞る

自己PR文に文字数の指定がある場合には、アピールしたい内容を絞ることが重要になります。強みを並列していくつもアピールする就活生は、「順序立てた主張ができない人材である」とみなされてしまい、低い評価をつけられる原因にもなります。

さらに、複数の強みを提示してしまうと、1番の強みはどれなのかが採用担当者に伝わりません。強みを明確にするためにも、自分が最もアピールしたい強みを1つに絞りましょう

また、強みやエピソードを絞って大切なポイントのみを抽出して伝えることで、相手の印象に残りやすい自己PR文を作成できますよ。

具体的なエピソードを盛り込む

強みを主張するときには、自分の強みを裏付けるような具体的なエピソードを提示する必要があります。

具体的なエピソードを紹介する際には、当時の状況を採用担当者が簡単に思い浮かべられるような状況説明が不可欠です。そのため、500字の文字数指定がある場合には、自分の強みが発揮されたエピソードを簡潔にまとめる必要があり、細かい状況説明が必要になるエピソードや複数の人物が登場するエピソードは避けることがおすすめです。

具体的なエピソードを提示することで、採用担当者・面接官への説得力が増し、入社後のイメージもしてもらいやすくなります。ただし、優れたエピソードがないからといって、作り話をしたり、情報を誇張して説明したりすることはNGです。信憑性の低い話は採用担当者にすぐに見抜かれてしまいます。

また、エピソードを提示する際にも、複数のエピソードではなく1つのエピソードを伝えることではっきりと強みを伝えることが可能になります。そのため、自分の強みが最も発揮されたと感じるエピソードを厳選して選ぶ必要があります。

困難をどのように乗り越えたかを述べる

具体的なエピソードを提示する際には、同時に「困難をどのように乗り越えたか」についても述べることがおすすめです。

エピソードとして、事実や実績のみを伝えるのではなく、事実・困難に対してどのように向き合い、乗り越えたのかを伝えることを意識しましょう。

例えば「大学時代に部活動で関東大会に出場した」と実績のみを提示するのではなく、「コントロール力に苦手意識があったが、〜のような工夫をしたことによって大幅に改善された。その結果、関東大会に出場することができた。」のように困難を乗り越えた方法を述べることで、より説得力のある自己PR文に仕上げられます。

また、困難に直面した場合の向き合い方や姿勢を伝えることで、「仕事においても同じような姿勢を見せてくれるのではないか」と期待してもらえる可能性が高まります。その結果、面接官・採用担当者によい印象を与えられるでしょう。

強みから何を得たかを述べる

自己PR文では、大半の就活生が自分の強みと強みにまつわる具体的なエピソードを述べます。しかし、「強みから何を得たか」について言及する就活生は少ないため、他の就活生と差別化できる可能性があります

経験から学びを得ることができる人材は、企業の成長を促進させることができるため、採用担当者からも高い評価を得ることができるでしょう。

入社後に貢献できることを述べる

自己PR文では、その文を読んだ採用担当者に「うちの会社で活躍する姿が思い浮かんだ」「うちの会社のあのポストでぜひ活躍してほしい」と感じてもらうことが何よりも大切です。

そのため、「入社後に貢献できること」は自己PR文のなかでも最も重要な部分です。入社後にその強みを活かして、どのように会社に貢献できるのかを伝えることができると、入社後の姿をイメージしやすくなります。

この際、自分の志望する職種や業界に合った具体的な活かし方を伝えることを意識するとなお効果的です。自分がどこの部署に配属されて、どのように活躍するのかをイメージしながら自己PR文を作成しましょう。

関連するQ&A

500字の自己PR例文

それでは、500字の文字数指定がある場合の自己PR例文を見ていきましょう。ここでは、業界別の例文を紹介していきます。

「自分の志望する業界に対して、どんなことをアピールすればよいのかわからない」「志望する業種に絡めて、自分の強みをアピールする方法がわからない」という就活生は、ぜひ以下の例文を参考にして自己PR文を作成してみてください。

業種別の500字の自己PR例文

業界別の自己PR例文として、以下の業界を志望する場合の自己PR例文を紹介します。

  1. 金融業界
  2. IT業界
  3. 小売業界
  4. 不動産業界
  5. サービス業界

以下ではそれぞれの例文を紹介し、そのポイントについて解説を示します。

金融業界

<例文>

私の強みは、相手の立場に立って物事を考えられる想像力です。この強みは私が予備校で講師としてアルバイトをしていたときに発揮されました。

予備校では、例年年末年始に長期の閉館期間を設けていました。しかし、年末年始は受験生にとって大切な期間であり、自宅で勉強に集中できない生徒もいるのではないかと考えていました。そこで、「自習室だけでも開室することはできないか」と校長に打診してみたところ、「講師が1人以上在室するのであれば開室してもよい」と許可がでました。

その結果、周りの講師の協力もあって、年末年始期間に例年よりも多く自習室を開室が可能になりました。生徒からも「自宅が騒がしいから助かった」「図書館も使えなかったから集中できる環境があってよかった」と感謝の声をかけてもらいました。

生徒の立場を思いやった提案をしたことで、周りからも協力が得られ、生徒たちに優れた学習環境を提供できた経験は、私にとって大きな成功体験となりました。この強みを活かし、貴社でもお客さまのひとりひとりの人生を想像し、お客さまの決断に寄り添えるように精進してまいります。

例文のポイント
金融業界では、コミュニケーション力や判断力などが求められることが多いです。さらに、生命保険会社では、コミュニケーション力のなかでも「相手の立場を想像できる力」がある人材が求められる業務が多く見受けられます。

そのため、例文では「相手の立場を想像できる力」を強みとして主張し、その強みが発揮された具体的なエピソードを説明しています。校長や周りの講師との協力関係についても触れることで、独善的な印象を与えない工夫がなされています

さらに、「入社後に強みをどのように活かすことができるのか」についても言及されており、現場で働く姿を簡単に思い浮かべることができます。

IT業界

<例文>

私の強みは、自分の定めた目標に対して継続して努力を行える点です。私は大学の講義でプログラミングに興味を持ち、独学でアプリケーション開発を行う技術力を身につけたいと考えました。

まずは基礎勉強をかねて基本情報技術者試験に合格することを目標とし、C言語を中心にプログラミングについて学習を重ねました。プログラミングが得意な友人から、「はじめのうちはとにかくコードを入力してみることが大切だ」とアドバイスを受けたため毎日30分間設けました。

すると、習得する過程で楽しさを感じるようになり、プログラミングの勉強に熱中するようになりました。その結果、大学2年生のときに基本情報技術者試験に合格しました。

続けてアプリケーションの開発に携わることができるアルバイトに応募しました。業務としてパソコンに触れるだけでなく、自宅での30分の自習も並行して継続したことで、短期間でアプリケーションの開発業務がこなせるようになりました。

このスキルは、常に新しい課題に向き合うエンジニアにとって不可欠であると考えております。このスキルを高めることで、貴社の事業拡大に貢献してまいります。

例文のポイント
IT業界は幅広い職種が存在する業界であるため、具体的に自分がどの職種を志望するのかを明確にして、自己PRすることが大切です。エンジニア系の職種では、コツコツと課題に取り組むことができる能力があるかどうかが重要視されるため、継続できる力や忍耐力、問題解決力などをアピールすることがおすすめです。

この例文では、「毎日30分のプログラミング練習時間を継続して設けたことで、目標であるアプリケーション開発を行えるだけの技術力を身につけた」ということが書かれています。IT業界では、応募者の実力を測ることが難しいため、取得した資格や習得したスキルがあればそのことについても言及しておくと、より高い評価を得られるでしょう。

小売業界

<例文>

私の長所は、状況に合わせて、柔軟に適切な対応ができる点です。

私は大学時代、3つのアパレルショップでアルバイトを経験しました。それぞれコンセプトも客層も異なるアパレルショップであったため、どんな状況に対しても臨機応変に対応する力を身につけられました。

特にそのスキルが発揮されたのが、家族連れのお客さまが多く訪れるアパレルショップでの対応です。繁忙期には試着室が非常に混み合い、お客さまに順番待ちのカードを配りながら、試着室のお客さまに声がけを行う必要がありました。そこで私は、「試着を希望するお客さまには、色違いやサイズ違いの商品もあらかじめ提案しておく」という対応を行いました。

その結果、お客様が試着室を利用する際のロスタイムが減少し、ショップの回転効率を上げることができました。さらに、お客さまからも「色違いの提案をしてくれてありがとう」「サイズの履き比べができてよかった」といった感謝の言葉をかけていただく機会が増えました。

この臨機応変な対応力を活かして、貴社に入社した際には、困難な状況にも柔軟に対応してまいります。

例文のポイント
小売業界は幅広い業種・職種を含む業界であるため、小売業界への就職を希望する場合には、志望する職種をしっかりと想定した自己PR文を作成する必要があります。

接客やサービスを提供する職種を志望する場合には、接客業に従事した経験を述べることがおすすめです。その場合には、コミュニケーション力が現場での対応力をアピールできるようなエピソードを伝えると、より効果的に強みを伝えることができます。

不動産業界

<例文>

私の強みは、どんな相手とも積極的にコミュニケーションをとることができる力です。

私は大学2年生のときに、オーストラリアに留学しました。留学当初は自分の英語が伝わるかどうかを過度に心配しており、現地の大学生となかなか打ち解けることができませんでした。そのことをホストファミリーに相談すると、「とにかく自分から話しかけることが大事だ」と指摘され、私はすぐに行動に移しました。

大学で似たような研究分野に興味を持っている学生や休日のボランティアに共に参加したサラリーマンなど、相手を選ぶことなく自分から声をかけることを徹底したところ、コミュニティの一員として打ち解けることができました。さらに、現地の友人・知人と対話することで自分の英語力にも大きな自信がつきました。

この経験を通して、能動的なコミュニケーションの大切さを実感したため、帰国後も新しいコミュニティに参加するときには自分から周りに話しかける習慣がつきました。
海外にも事業展開を行っている貴社に入社した際には、この強みを活かして、どんなメンバーとも積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築いてまいりたいと考えております。

例文のポイント
不動産業界では、営業力やコミュニケーション力、データ分析力などが評価されることが多いです。海外に展開している企業も多く見られるため、自分の語学力についても触れることでより強い印象を与えられるでしょう。

この例文のポイントは、「どのように困難を乗り越えたのか」についてきちんと書かれているところです。自分が「どんな相手とも積極的にコミュニケーションをとることができる力」を身につけるまでの過程もしっかりと書かれており、当時の状況がイメージしやすいエピソードといえます。

また、「どのように貢献するのか」についても触れられており、活躍する姿が思い浮かぶ自己PR文です。

サービス業界

<例文>

私は、相手に対する気配り・心配りを大切にして、業務にあたることができる人材です。

私は中学生の頃から、継続して茶道を習い続けており、私の通う茶道教室では全ての生徒が年に一度、お世話になっている方々をお招きするお茶会を行っています。そのお茶会では生徒自らが亭主となるため、お招きした客人に提供するお菓子だけでなく、茶室に飾る掛け軸やお花、お茶をお出しするための茶碗まで準備する必要があります。

さらに、人を招くときには相手に対して、「アレルギーはないか」「正座をすることが苦痛ではないか」「抹茶を飲むことが苦手ではないか」といった気配りをしなくてはなりません。茶道は多くの人にとって馴染みが薄い文化であるため、その場に出席する全員に楽しんでもらえるようなお茶会を手配するためには、高いホスピタリティが求められるのです。

年に一度、自らのお茶会を主催するという経験を通して、相手に対する思いやりを身につけることができたと自負しております。貴社に入社した際にはホテルスタッフとして、ホテルを訪れたお客さまへの気配りを徹底し、おもてなしの気持ちを伝えたいと考えております。

例文のポイント
サービス業の自己PRでは、一般的に接客業に従事した経験に関するエピソードを話すのが良いとされています。しかし、接客業に従事した経験がない場合であっても、例文のように相手に配慮したおもてなしをしたエピソードや人を手助けしたエピソードを提示することで、その業種への適性を示すことが可能です。

この例文は、他の就活生とエピソードが被る可能性が低く、オリジナリティのあるエピソードといえるでしょう。また、文系の部活動を継続していた人やパフォーマンスを披露するタイプの活動を行っていた人も、「来客への気配り・心配り」をアピールポイントとして主張できます。

強み別の500字の自己PR例文

続いて、強み別に500字の自己PR文の例文を5つ紹介します。自分の強みがわかっている人も、これから自己分析する人もぜひ参考にしてみてください。

責任感

<例文>
私は、一度決めたことを最後までやり遂げる責任感があります。

中学・高校と野球部に所属していましたが、怪我により選手として活躍することが難しくなったため、大学時代は少年野球のコーチとして、子供たちに野球を指導してきました。

私は主に経験の浅い選手たちの指導にあたる機会が多かったため、小学校低学年の選手たちに対して、「幼い選手たちが野球嫌いにならないような指導を行いたい」と考え、2つの工夫を行いました。

まずは、成功体験を増やせるような練習メニューを考案することです。野球ボールに触れたことのない選手でも、練習を通して何かしらの成果・達成感を得ることができる練習メニューを取り入れました。

さらに、「ボールを一塁まで投げられた」「打ったボールが外野まで飛んだ」といった1人1人の成功体験をきちんとフィードバックすることにしました。この取り組みによって、選手たちのモチベーションを保つことが可能になりました。

その結果、私が担当したチームからは1人の選手も退団することなく、楽しんで野球に取り組んでもらうことができました。この強みを貴社でも活かして、どんな仕事にも責任感を持って取り組んでまいります。

例文のポイント
この例文では、「野球嫌いにならないような指導を行う」と決めた学生が、選手たちのモチベーションを保つために2つの行動をしたというエピソードが述べられています。

また、その結果として退団者を出さなかったという成果も明示されており、就活生のアピールしたいポイントが伝わりやすい文章になっています。

さらに、エピソードから本人の人間性も伝わってくる自己PRとなっており、面接官によい印象を与えることができるでしょう。

継続力

<例文>

私の強みは、決めた目標に対して、日々努力を続けることができる継続力です。

この強みは、修士課程の学生として大学の研究室に所属し、研究に取り組んでいたときに発揮されました。私は、卒業研究に取り組んだ際に、自分の専攻する分野に関する知識がまだまだ足りないと感じました。そこで修士課程に進学するにあたって、「在学中は研究分野に関する原著論文を週に2本読む」という目標を立てました。

当初は1本の論文をチェックするのに、ほぼ丸1日費やしてしまうことが多く、週に2本のノルマをきついと感じることがありました。

しかし、2ヶ月ほど経った頃には、英語で論文を読むことにも慣れ、論文に示された図が何を示しているのかを簡単に理解できるようになりました。さらに、論文を読むことによって分野に関係する自分の知識量も大幅に増加し、自分の修士論文のテーマも学士論文と比較してより専門性の高いものを選択できました。

この習慣を継続したことで、2年間で200本近い論文を読破でき、自分の継続力にも自信がつきました。この強みを活かして、貴社に入社した際にも、根気よく継続した努力を続け、チームの成果に貢献してまいります。

例文のポイント
この例文では、「何を」「どのくらいの期間」「何のために」継続したのかが明確に示されています。目的を持って習慣を継続する力は、社会人として働くうえでも魅力的なスキルであり、自分の強みとしてしっかりアピールすることができています。

「自分の知識量の少なさを補うために論文を読む」という点も非常にロジカルで、物事を順序立てて進めることのできる人材であることも採用担当者に伝わるでしょう。

忍耐力

<例文>

私は、忍耐力があり、結果がでるまで努力を続けることができます。

中学・高校とバレーボール部に所属しており、大学でもバレーボール部に入部しました。しかし、大学のチームメイトは大柄な選手が多く、チーム内でこれまで通りセッターとして活躍することは難しい状況でした。コーチや監督から「リベロに転向してはどうか」というアドバイスを受け、非常に悩んだ末にリベロへの転向を決意しました。

リベロは高いレシーブ力を要求されるポジションであり、自分のレシーブ力を短期間で高める必要がありました。これまでと異なる環境に悔しい思いをすることもありましたが、積極的にレベルの高い選手たちのボールを取りに行くことで自分の技術力を磨くことができました。

その結果、セッターの経験を活かして精度の高いトスも上げることができる器用なリベロとして、チームメイトからも高く評価してもらえるようになり、スターティングメンバーとして試合に出場する機会も増えました。

このように、困難な状況や逆境に直面したときにも、諦めずに粘り強く努力を続けることで、課題の解決に貢献したいと考えております。

例文のポイント
この例文では、「ポジション転向という逆境に立たされながらも、忍耐力を持って努力を続けたことで、周りからも評価される実力を持った選手になった」というエピソードを述べています。

自分の強みをアピールする際に、「困難をどのように乗り越えたのか」を述べることは非常に効果的な方法です。逆境に屈せず、努力を続けたというエピソードは、採用担当者・面接官にも、粘り強い人間であるという印象を与えることができます。

計画力

<例文>

私の強みは、目標から逆算して計画を立てることができるマネジメント力です。

私は高校時代から海外大学に長期留学したいと考え、英語力を伸ばすために積極的に資格の取得を行ってきました。大学入学以降は、アメリカの大学の留学の基準に使用されやすいTOEFLiBTにおいて、難関大学への入学に必要となる100点以上のスコアを取ることを目標として勉強に励んできました。

TOEFLのスコアを伸ばすためには、ある課題を克服する必要がありました。

それは、「リーディングの問題を時間内に解き切ることができないこと」です。TOEFLは他の英語資格と比較して専門的な学術用語が多く登場する傾向にあり、この課題を解決するためには、円滑に文章を読み進めることが必要だと感じました。そのために、科学的な単語や社会学にまつわる単語を新たに学び、すらすらと専門性の高い英文を読める程度の語彙力を身につけました。

その結果、TOEFLiBTにおいて104点という高得点を取得することができ、レベルの高いアメリカの大学に留学することができました。貴社に入社した際には、進捗状況に合わせて計画を立てる力を発揮し、企業の発展に貢献してまいります。

例文のポイント
この例文では、資格試験に向けて自分の弱点を克服した経緯が述べられています。弱点の克服に向けて、何の能力が不足しているのかを吟味し、目標から逆算して何を学ぶべきか判断する流れは、非常に明快です。

難関大学に留学するために、どのような努力をしたのかがイメージしやすいため、採用担当者・面接官からも入社後の活躍をイメージしてもらいやすい自己PR文に仕上がっているといえます。

柔軟性

<例文>

私は、柔軟性があり、新たな環境に溶け込むことが得意です。幼い頃から父の転勤が多かったため、どんなコミュニティにもスムーズに参加できるようになりました。

なかでもこの強みが発揮されたのが、アメリカで実施されたサマースクールに参加したときです。サマースクールでは多国籍のさまざまなバックグラウンドを持つ学生と、環境問題や教育問題について議論する機会が多く、はじめは価値観の違いに戸惑うこともありました。

しかし、多様な価値観を受け入れ合うことが大切だと現地のチューターから助言されたこともあり、すぐに周りの学生と理解し合える関係になることができました。さらにボランティアに積極的に参加したことで、サマースクールに参加していた学生だけでなく、現地に在住する人とも信頼関係を築くことができました。サマースクールを通じて出会った友人とは、今でもお互いの意見を尊重し合うよい関係を保っています。

海外事業を幅広く展開しており、異動や転勤の多い貴社に入社した際には、この強みを活かして、積極的に新しい環境に参加し、企業の発展に貢献してまいります。

例文のポイント
この例文では、柔軟性を持って環境に溶け込むことができるという強みについて説明しています。サマースクールだけでなく、ボランティアにも参加し、能動的にコミュニティを広げたという点が評価されるためのポイントです。

このように、「〜に参加した」だけではなく、自ら行動を起こしたエピソードがあると、より説得力が増します。

また、企業において異動が多いことや海外事業の展開についても言及されており、きちんと企業研究をしていることも読み取れます。このように500字という制限された文字数のなかで、いかに自分の強みや学んだ成果をアピールするのかが大切です。

関連するQ&A

500字の自己PRに関するよくある質問

500字の自己PRに関するよくある質問として、以下のような質問があげられます。

  • 自己PRの構成は?
  • 自己PRのNG例は?

上記に示したような不明点については、自己PR文を作成する前に解決することがおすすめです。

以下では、それぞれの質問について詳しく解説していきます。

自己PRの構成は?

500字という文字数の指定がある場合、自己PRは以下のように構成することがおすすめです。

  1. 強み
  2. 具体的なエピソード
  3. 強みから得たこと
  4. 入社後の活かし方

まずは、「私の強みは〜です」「私は〜に長けている人材です」のように、冒頭で自分の強みについて簡潔に述べましょう。自分の強みを具体的に示すことも大切ですが、修飾語や補足の多い文章では、1番の強みが伝わりにくくなってしまいます。

次に、具体的なエピソードを紹介しましょう。強みを裏付けるようなエピソードを選び、その当時の状況が思い浮かぶような説明を補足することが必要です。複雑なエピソードは採用担当者に強い印象を与えることができないため、なるべく伝わりやすいエピソードを選ぶことが重要です。

そして、強みから得たことについて述べましょう。この項目では、なんらかの成果や目標達成について、はっきりと明示すべきです。経験から学びを得ることができる人材であることをアピールしましょう。

最後に、その強みをどのように活かすのかについて述べましょう。この際には、自分の志望する職種や業界を意識した活かし方を述べることがおすすめです。

500字の自己PRのNG例は?

500字の自己PRのNG例の特徴としては、以下のようなポイントがあげられます。

  1. 強みを複数伝える
  2. エピソードの事実だけを伝える
  3. 一貫性がない
  4. 強みやエピソードが企業にマッチしていない

まず、「強みを複数伝える」ことは、1番アピールしたいポイントが伝わりづらくなるため、NGです。強みは1つに絞り、その強みについて深く掘り下げて説明しましょう。

次に、「エピソードの事実だけを伝える」ことは、採用担当者・面接官が当時の状況をイメージしづらく、説得力に欠けるため、避けるべきです。エピソードはなるべく具体的に、「自分がどのような行動をとったのか」「その行動によって周りにどんな影響を与えたのか」「どんな成果を得ることができたのか」といった要素を盛り込むことを意識しましょう。

そして、「一貫性がない」ことは、採用担当者・面接官に強い印象を与えることができないため、NGです。さらに、「順序立てて説明することができない」「行動軸が定まっていない」といった評価を受けてしまうこともあるため、自己PRでは一貫性のある文章を作成しなければなりません。

最後に、「強みやエピソードが企業にマッチしていない」場合には、業界研究や志望する職種・業界に関する知識が不足しているとみなされてしまいます。「自分が志望する職種で活かせる強みかどうか」をきちんと吟味することが大切です。

関連するQ&A

500字の自己PRで企業にアピールしよう

この記事では、500字という文字の指定数がある場合に、どのように自己PRを作成すればよいのかについて解説してきました。

自己PR文を作成する際には、まず冒頭で、自分の強みを提示し、具体的なエピソードを述べたうえで、会社でその強みをどのように発揮するのかを示すことが必要です。また、具体的なエピソードのなかには、「どのような場面でその強みが発揮されたのか」「困難をどのように乗り越えたのか」「強みから何を得たのか」という要素を盛り込むことがおすすめです。

この記事に掲載されている例文を参考にして、企業に自分のアピールポイントをしっかりと伝えることができるような、自己PR文を作成しましょう。

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