
長期の派遣社員の辞めどきっていつ?円満退職するタイミングを紹介
現在派遣社員として長期で働いており、辞めどきがわからない方もいるのではないでしょうか。この記事では、長期で派遣社員として働いた際の辞めどきや、長期で働いた派遣社員が辞めるきっかけを紹介します。また、長期契約の派遣社員が辞めるときの伝え方も解説します。
長期で働く派遣の辞めどきはいつがおすすめ?
長期で派遣社員で働いている場合、辞めどきはいつが良いのでしょうか。おすすめのタイミングを解説します。
契約更新のときに辞める
おすすめの辞めどきとしてあがるのが、「契約更新」のタイミングです。
派遣社員は期間で契約を行い、働いています。そのため更新が行われなければ契約終了で、退職となります。
契約満了で辞めるのは、自然でありスムーズです。もし契約満了で辞めたいと考えている場合は、契約更新の確認が来た時もしくは1ヶ月前までに派遣会社の担当者に連絡してください。
繁忙期以外に辞める
繁忙期は忙しいため辞められると困る、と考える会社が多いです。さらに退職手続きしなければいけない手間もあり、会社側からするとあまりよくないタイミングでの退職の連絡となります。
円満退職を目指しているなら、繁忙期を避けて辞めるのがおすすめです。
月末・週末以外に退職の意思を伝える
月末や週末は、どうしても業務が忙しくなりがちです。忙しいか忙しくないかは、会社によって異なりますが、基本的にバタバタしていると考えて良いと言えます。
もし退職の意思を伝える際は、余裕のある週の真ん中、水曜や木曜に相談するのがおすすめです。
長期で働いた派遣社員が辞める8つのきっかけ
長期の派遣社員がなぜ辞めたいと思うのか、ここではきっかけを8つ紹介します。
契約が満了したため
派遣社員は、期間で契約されているのが特徴です。契約満了は最もスムーズな辞め方でもあり、辞める理由として挙げられます。
派遣社員は契約更新が何度か発生するため、そのタイミングに合わせて次の仕事の予定を立てたり、自分のスケジュールを組む人もいます。
契約満了の時期に、ちょうどよく今の派遣先を辞める考えを持つのは不自然なことではありません。
働く環境に不満がある
契約したときとの条件がいつの間にか変わっており、自分が想像していた環境ではない可能性もあります。契約時と違う環境であるのは、誰もが不満に思って当然です。
また、働いている仕事内容と給与が見合っていないため、モチベーションがなくなってしまう人もいます。自分にとって難しい仕事をしているのに、給与が低いのは仕事を続ける気力が減ってしまうかもしれません。
このように働く環境に対して不満や疑問を感じ、長期で働いていた派遣先を辞めたいと思ってしまうのです。
人間関係が悪い
派遣先でパワハラやセクハラが横行していたり、人間関係がギスギスしている中で働き続けるのは精神的に苦痛です。職場でストレスを感じながら働くのは、つらいと思って当たり前です。
また働いている時間だけでなく、職場に行くだけでストレスを感じてしまい、体調不良を起こす人もいます。
苦しい環境で長く働く必要はありません。もし現在の会社の人間関係が悪いなら、自分のためにも退職を考えてみてください。
家庭の事情
結婚に伴う引越しや、親の介護など家庭の事情により退職を考える人もいます。やむを得ない事情のため、退職に関しても派遣会社が無理に止めることもないと言えます。
他にも理由として上がるのが、派遣先で働くことがストレスになり、自分の体調が崩れてしまったパターンです。働くのがつらく、出社すら厳しいときもあります。
このまま続けるのは難しいと判断した時点で、派遣会社の担当へ連絡しましょう。
正社員になりたい
派遣社員ではなく正社員になりたいと思い、辞める人もいます。長く派遣社員で働き、経験やスキルを積んだ上で正社員を目指す人もいるでしょう。
また派遣社員は期間が決まっている契約です。そのため毎回安定した収入が必ずもらえるわけではありません。安定した生活を求めて、正社員になりたいと思う人もいます。
他にも、正社員には福利厚生を全て利用できるメリットがあるのも特徴です。
アルバイト・パートになりたい
反対に、派遣社員ではなくアルバイト・パートになりたい人もいます。アルバイトやパートは、派遣社員と比べると給与が低くなりがちです。しかし、働き方および働く時間の自由度は上がります。
派遣社員からアルバイト・パートになりたい理由は、働く時間が少ししか取れなくなってしまった、今よりも自由なシフトで働きたいなど理由はさまざまです。
仕事内容が契約と異なっている
当初の契約と、今の契約が異なっている場合、退職を考えるのは当然と言えます。
例えば、事務を頼まれて契約をしたのに、接客中心の仕事内容になっている場合は、契約と異なり仕事が進めにくいかもしれません。
当初の仕事内容が得意で契約をした人にとって、実際に現在やっている仕事内容が離れているのは、ギャップがありつらく感じてしまいます。
【例文】長期契約の派遣社員が辞めるときの伝え方
実際に長期契約の派遣社員が辞めるときに使える伝え方を例文で紹介します。伝えるときの文章に困っている方は参考にしてみてください。
【例文】体調不良を理由にする場合
体調不良を理由にして、辞めることを伝える際の例文は以下のとおりです。
例文1
以前から体調が優れず、病院に行ったところ休養が必要と診断されました。そのため次回の契約更新は行わず、契約終了とさせていただきたいです。よろしくお願いいたします。
例文2
1ヶ月ほど前から出勤前に家を出ようとすると、吐き気がしてしまい、現在の派遣先でこのまま働くのはつらいため、契約更新をせず終了とさせていただけないでしょうか。突然の連絡となり申し訳ございません。
体調不良の場合は、今の派遣会社では働けない旨をしっかり伝えるようにしてください。
【例文】職場の環境を理由にする場合
職場の環境を理由にして、辞めることを伝える際の例文は以下のとおりです。
例文1
現在の派遣先の会社の社訓や理念が自分と合わず、仕事をこのまま行うのが苦しいため、退職させてください。長く働いてきたのですが、このタイミングでのご連絡となりすみません。
例文2
職場の人間関係が悪く、出社および仕事を行うのが苦しいため、次回の契約更新をせず、終了とさせていただきたいです。急なご連絡となり申し訳ございません。
職場の環境や、人間関係を理由に退職を考える人は少なくありません。働くのがつらい旨を派遣会社の担当者に伝えてください。
長期派遣社員を辞めるときの注意点
この章では、長期派遣社員を辞めるときの注意点を解説します。
派遣会社に辞めたいことを伝える
長期派遣社員を辞めたいと思った際、誰に相談すべきか迷っている人もいるかもしれません。
辞める際はまず、実際に業務している会社ではなく、派遣会社に言うのが先です。どんなに派遣先の会社との関係性が良かったとしても、派遣会社に辞める旨を伝えるのが必ず先になります。
なぜなら雇用契約を結んでいるのは、派遣先で働いている会社ではなく派遣会社です。大元は派遣会社であることを忘れないようにしてください。
辞めたいと思った際には、伝える順番に注意しましょう。
なるべく1ヶ月以上前に伝える
派遣社員を辞める際は、1ヶ月以上前に伝えると派遣先の会社も派遣会社も動きやすいです。なぜなら派遣先の会社は、人員が減るため新たな人材を見つける必要があります。
採用活動は、全てがスムーズに進むわけではありません。そのため辞める場合は1ヶ月以上前に伝えておくと、新しい人材を見つける余裕が生まれます。
なお法律上は2週間前に退職したい旨を伝えれば問題ありませんが、もし余裕があるならなるべく早めに退職したい旨を伝えるのがおすすめです。
円満退職を目指すためにも、辞める1ヶ月以上前には派遣会社に相談をしてください。
辞める理由で嘘をつかない
退職理由をどうしたら良いか迷っている人もいるかもしれません。例えば人間関係が原因だったり、仕事が嫌になったり、人によってはなかなか派遣会社に言いづらい退職理由もあります。
基本的に退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。
嘘の退職理由は避けてください。もし嘘の退職理由がばれた場合、信用を失う可能性があります。
辞めた後の職場や雇用形態について考えておく
長期派遣社員を辞めたあと、どのように過ごすかを事前に考えておきましょう。引き続き派遣社員として働くのか、正社員を目指すのか、パート・アルバイトとして働くのか、雇用形態はさまざまです。
突発的に辞めるのではなく、今後を考えて退職を行うようにするのがおすすめです。
長期の派遣社員の辞めどきに関するQ&A
Q.派遣で働くメリットとデメリットを教えてください
派遣で働くメリットとデメリットを教えてください
メリットは、好きな時に好きなだけ働けるのみ(実家暮らしでランニングコストが無い人限定)
デメリットは下記の通り
・単価が安い
→例えば時給1500円は高そうに見えるが社会人一般からすると最低単価レベル
・地位が不安定、信用性なし
→体調を崩すと働けなくなるため一気に困窮するリスクがある、カード作ったりローン組めない
→当然、結婚、子育て、家や車を買うといったことができないし、そもそも異性に相手にされない
・休みがない
→低い単価で働き続けなければならなず、他方で休んで出費をすると本来得られたはずの時給を捨てながら出費することになり、実際は働き続けないといけない
・歳をとると続けられない
→上述から体力勝負であり、職種によっては年寄りは必要とされない(力仕事、サービス業などピチピチ若い人の方が需要がある)
・賞与や退職金がない
→家賃のために低い単価で働くこととなるため自転車操業になり、辞めれば即困窮するためゆとりを持つことができない
・キャリアにならない
→所詮は…続きを見る
Q.30代女性ですが、派遣から正社員になるにはどうしたらいいですか?
30代女性で派遣から正社員になるにはどのような努力をすればいいですか?
派遣社員から正社員に昇格した経験がある方にどのような取り組みをしていたかを伺いたいです。
現在、派遣社員としてはたらいています。大学卒業後は正社員として働いていたのですが、体を壊し退職して以降、派遣社員として働いています。
派遣社員歴は3年です。転職活動もしながら今勤めている会社で正社員の道を探しています。
仕事は事務関係の仕事です。何十社以上と面接を受けているのですが、未だに転職は決まっていません。
年齢的にも厳しいことがあるのは理解しているのですが、正社員になることは難しいのでしょうか。
事務関係の仕事はスキルも特にあるわけではないので、年齢的に20代と30代なら20代を採用する企業が多いようです。
私はもう正社員になることはできないのでしょうか。
まず、正社員になる目的を整理したうえで進めることをお薦めします。
(派遣もそれなりのメリットがあり、自分に合っているのはどちらかを整理する形です)
そのうえで一般事務職は、採用枠数のわりに人気が高く競争が激しいため、転職活動が容易ではない事は間違いないと思います。
ただし会社 or 条件などを選ばなければ、恐らく正社員も可能ではないかと思います。
まずは何らかのスキルをPRする事や面接の印象を良くすることが最優先ですが、それでも難しければ、職種を少し変える、または何らかの条件を緩和するなどが良いと思います。
また仕事のスキルが…続きを見る
長期の派遣社員は契約更新時に辞めるのがスムーズ
長期の派遣社員の辞めどきは、人によって異なりますが契約更新時に退職すると、円満退職に近づきます。
スムーズに辞めるためにも、契約更新の1ヶ月以上前に派遣会社に退職したいことを伝えるようにしてください。
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