
Unityでできることは?ゲーム以外の活用例や学習方法を徹底解説!
Unityとは主にスマートフォン向けのゲームアプリや3Dゲームの開発に使えるゲームエンジンのことを指します。ただ、Unityでできることの幅は広いのでゲーム以外でも活用できます。本記事では、Unityの活用事例や学習方法について紹介していきます。
Unityとは?
Unityとは、主にスマートフォン向けのゲームアプリや3Dゲームの開発に使えるゲームエンジンのことを指します。世界的に有名なツールであり、日本だけでなく全世界幅広いユーザーが利用しているのが特徴です。13歳以上であれば基本的に誰でも無料で利用できることから、将来ゲーム制作に関わりたい子どもも気軽に利用できるのも魅力のひとつです。
Unityでできることは?ゲーム開発以外でも使える?
Unityは、ゲームアプリや3Dゲームの開発に使えるゲームエンジンですが、実はゲーム開発以外でも多く活用されています。ここでは、Unityがどのような場面で活用されているのか詳しく紹介していきます。
ゲームの基本的な開発作業
まず、Unityの主戦領域であるゲーム開発では、ゲーム内の画像や文字の生成したり、空間に3Dモデルを配置したりなど、基本的な開発作業が可能です。Unityの使い方さえしっかりマスターしておくことで、簡単なゲームであれば特別な器材やスキルを使わなくてもゲームを完成させられるのも人気のひとつの理由といえます。
また、Unityには物理エンジンが搭載されているため、ゲーム内に重力を再現したり、光や音の広がりを立体的に再現することも可能です。
アプリの開発
Unityでは、スマートフォン向けのアプリゲームの開発が可能とお伝えしましたが、アプリゲーム以外にも業務用アプリの開発にも活用できます。Unityは、マルチプラットフォームに対応しているため、一度開発してしまえばWindows・Mac・android・iOSのどの端末でも動作できる強みがあります。
AR・VRコンテンツの開発
近年目覚ましい進化を遂げているAR・VRのコンテンツもUnityでは開発可能です。AR(拡張現実)の代表的なゲームにはポケモンGOなどをあげることができ、現実世界とゲーム内の環境を組み合わせる開発ができます。
また、VR(仮想現実)の分野ではUnityを使うことによって、現実の世界とはかけ離れた仮想空間をゲーム内に作り出すことが可能です。
Unityの具体的活用事例4選
ここでは、ゲーム業界以外のUnityの活用事例を紹介していきます。
1.自動車業界
自動車業界でのUnityの活用方法は主に車のデザイン制作の際に使われています。自動車の新しいデザインを作成する際に、実際に模型を作ってデザインするには、コストも時間もかかりデメリットしかありません。
また、出来上がったデザインも一度で承認されることは少なく、多くの場合では何度も作り直しをする必要があります。Unityを活用することで手軽に立体的なデザインを作成することが可能です。ARやVRの技術を取り込んでいくことによって、さらにUnityが自動車業界で大きな役割を担うことも考えられています。
2.建設業界
建設業界では現在の建築現場の様子をUnityで3Dデザインで再現し、現状の把握や効率化に多く役立っています。
また、建物の管理に使われているBIM(Building Information Modeling)の手法と組み合わせることによって、常に変化する現場の状況を3Dデザインに反映させることも可能です。
3.医療業界
人間の体内の3Dモデルなどを再現するなどして、医療業界でもUnityは多く活用されています。
手術前のシミュレーションや、関係者との情報共有などには実際の体内が映し出された3Dモデルがあるとわかりやすくなります。
また、VRを活用することで実際に自分の手を動かして練習することが可能です。
命を預かる仕事である医療業界でこそ、Unityの3Dモデルは多く活用されています。
4.宇宙産業
近年では宇宙産業でもUnityが活用され始めています。ロケット開発やロケットそれらを実際に動かすためのトレーニングには危険が伴いますってしまいます。
しかし、Unityが活用されることによって、3Dモデルでのロケットのデザイン開発や、機械操作のトレーニングなどを安全に行うことが可能です。
Unityのメリットとデメリット
Unityにはさまざまな活用方法があるのがわかりましたが、Unityにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、Unityのメリットとデメリットを紹介していきます。
Unityのメリット
Unityの代表的なメリットは、初心者であってもUnityの使い方を理解できれば簡単にゲームが作れる点です。ゲームを制作する際には、プログラミングの知識やスキルが必要になってきます。
しかしUnityでは、プログラミングに対する高度な知識を持っていなくても3Ⅾモデリングや重力などの細かい設定が可能です。
また、Unityには「Unity ビジュアルスクリプティング」という機能が備わっており、プログラミングを一切書かなくてもゲームを作れるようになっています。誰でも簡単にゲーム制作の第一歩を踏み出せるのは、Unityの大きなメリットといえます。
Unityのデメリット
一方Unityのデメリットには、英語での操作が基本になっていたり、開発したアプリが重くなりやすい、などがあげられます。Unityは海外発信の開発ツールであるため、使用される言語は英語です。使っていけば慣れていくような簡単な英語しかありませんが、これからUnityを初めて使う人にとっては大きなハードルになってしまいます。
また、開発したアプリの動作が重くなりやすいとも言われており、快適に使えるアプリを作りたいときにはデメリットと感じてしまうかもしれません。
Unityを使うべき人の特徴2選
ここではUnityを使うべき人の特徴を紹介していきます。
1.趣味でゲームを作ってみたい人
趣味としてゲーム制作を行ってみたい人はUnityを使うべき人といえます。Unityは、基本的に無料で使うことが可能であり、簡単なゲームであればUnity内で完結することが可能です。
多くのツールを必要としないのは初心者にも易しく、PCを準備すればいいUnityが使えるので、Unityは趣味としても始めやすいのでおすすめです。
2.ゲーム業界への転職につなげたい人
これからゲーム業界への転職を考えている人にとって、企業に提出するポートフォリオに作品が載っているのは大きなメリットになります。
Unityでゲームを作り上げて自分のアピールポイントとして、活用するためにもゲーム業界への転職につなげたい人は、Unityを使うべき人の特徴といえます。
初心者向け!Unityを使いこなせるようになるための勉強方法5選
Unityを使いこなすためにはどのような勉強が必要なのでしょうか。ここではUnityを使ったことがない初心者に向けた、Unityを使うための勉強方法を紹介します。
1.Unity公式の入門チュートリアルを利用する
まず、Unityを使いたいと思ったらUnityの公式ホームページに記載してある、「入門チュートリアル」を見ながら勉強していきましょう。入門チュートリアルは、簡単な玉転がしゲームの作り方から始まり、レースゲーム・FPSなどの作り方まで日本語でわかりやすく説明してくれます。これからUnityを使いたいと思っている方は、まずは「入門チュートリアル」を参考に勉強していきましょう。
2.YouTubeのチュートリアル動画を見る
YouTubeのチュートリアル動画を見るのもUnityの勉強方法としてはおすすめのやり方です。現在YouTubeには多くのUnity入門の動画がアップロードされています。動画での勉強はわからないところが何度でも見返せるメリットがあり、より簡単に勉強を始めやすいのがメリットです。
3.オンライン学習サイトを利用する
オンライン上の学習サイトを使って勉強するのも、Unityを使いこなすための勉強方法としておすすめです。中でも「ドットインストール」は、初心者や独学の方でも無理なく勉強が続くプログラミング学習サービスと謳っており、これからゲーム制作を学ぶには最適な学習サイトと言えます。
4.スクールやコミュニティに参加する
Unityを使えるようになった後に、ゲームプログラマーとして活躍したいと考えている人は、はじめからプログラミングスクールなどに参加するのもおすすめです。プログラミングスクールでは、現役のプログラマーがわからない箇所について詳しく教えてくれます。独学ではモチベーションが維持できないという人にもプログラミングスクールはおすすめの方法です。
しかし、趣味としてUnityを使えるようになりたいと考える人にとっては、費用も時間も多くかかることからおすすめできないといえます。
5.実際にゲームを作りながら学ぶ
Unityの入門チュートリアルなどを見て、なんとなくやり方がわかったら実際にゲームを作りながら勉強していくのがおすすめです。ゲームを作ったことがない段階で、いくら知識を付けようが実践を繰り返してきた人より詳しくなることは困難です。Unityを使いこなそうと思うのであれば、YouTubeの動画を見たり、入門チュートリアルに戻って確認したりと試行錯誤して行くことが重要です。
まとめ
以上、Unityでできることについて詳しく解説してきました。Unityを使えることは、ゲーム業界への転職に有利になるだけでなく、幅広い分野で活躍できる人材になることができます。今回紹介したUnityを使いこなすための勉強方法を参考に、ゲームを作るなど色々なことにチャレンジしていきましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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