
「転職したいけれどスキルもやりたいこともない」やるべきことまとめ
転職したい人の中には、「転職したい」との強い気持ちを持ちつつも、特別なスキルややりたいことがないために、現状維持を選んでいる人がいます。後悔しない未来を選ぶためのヒントとして、転職する・しないの見極め方や、転職のメリット・デメリットなど、転職したい人が知っておきたい情報を整理していきましょう。
転職したい人はまずはここから!「本当に転職すべき?」
転職したい人は、『本当に転職すべき人』と『少なくとも今は見送るべき人』との2種類に分かれます。ここを見誤ってしまうと、「こんなはずではなかった」と後悔することになりかねません。
転職する・しないを正しく見極めるため、まずは、本当に転職すべきかどうかを見極めるポイントからチェックしていきましょう。
現状の不満は解決不可能なものなのか
転職したい人は、みな多かれ少なかれ職場への不満を抱いています。「今のままでは続けられない」との思いが、転職へと気持ちを傾けるといってよいでしょう。
ここでしっかりと考えておきたいのが、『現状の不満は解決不可能なものなのか』についてです。
例えばJobQには、以下のような質問と回答が寄せられています。
職場での上司との人間関係に悩んでいます。
客観的にみて、自分の今状況がパワハラ等に該当するか、単純に甘えなのかご意見を聞かせていただきたいです。
今の業務
元々は書類の処理や電話対応、後輩の育成、その他雑務などを行っていましたが、一時期作業がうまく進んでいなかったため、それがきっかけで、上司からそれらの業務をすべて外され、資料の作成のみ指示されるようになりました。
上司とのやりとり
自分が相談にいっても時間を取ってくれません。他の人から相談を受けるときは、作業を止めてでも話を聞いていますが、自分のときだけ、「今●●やっているから後で」と言われてしまいます。また、メールで案件の内容を連絡しても、私のほうから「〇〇件でメールをお送りしているのですが、確認いただけましたか?」を言わないと反応してくれません。そのとき「あー、あれね・・・」と言っているので、おそらく見てはいると思うのですが・・・。また、資料の作成時に、その上司以外の部署内の方(その上司の上司にあたる方も含む)から了承を得ているのに、その上司の感覚でここがイマイチだからやり直してと、必要以上と思われる修正の指摘を強く受けます。
現在の状況
今は上司と話に行こうとすると同期がします。一カ月ほど、自分の能力が足りていないからだと思い、頑張ろうとしましたが、体がうまく動いてくれない時があります。所属長に相談し、異動の希望を伝えましたが、いつのことになるか分からない状態です。
いっそのこと辞めてしまおう、横断歩道で飛び出したら会社に行かなくていいな等と考えてしまいます。
今のような状態で、会社を辞めるという選択は誤っているでしょうか?
読む限りにおいては、まずは異動を願い出る。というのが妥当なのでは。と感じました。
自分が働きやすい環境を求めることは、いいことだと思いますので、その職場でできることをして、どうしても上司と合わない。でしたり、自分にだけ、どうも態度がおかしい。このままでは苦しい。ということであれば、…続きを読む
人間関係に悩んだとき、転職も方法の一つですが、異動という選択肢もあります。職場や仕事そのものに愛着があるのなら、まずは転職以外の方法で解決を目指すのがおすすめです。
現実逃避になっていないか
転職したい人の中には、現実逃避の手段として転職を検討する人もいます。
このケースでは、基本的に転職を選ばざるを得ないような深刻な問題は見当たりません。ちょっとした職場での不満の積み重ねが原因だったり、場合によっては、「何となく人生に変化を起こしたい」といった、そもそも職場に原因がなかったりするケースもあります。
現実逃避のために転職をした場合、残念ながらよい結果に結びつくことはまれです。というのも、転職をしたところで、根本的な問題は何も解決していないからです。
「最近何もうまくいかない」「刺激が足りない」といった気持ちが強いタイミングで転職を思いついたなら、それがただの現実逃避である可能性について考えてみる必要があるといえます。
転職で実現したいことは明快か
「転職したい」と思い立ったとき、忘れずに確認しておきたいのが、『転職で実現したいことは明快かどうか』です。
キャリアアップを目的に前向きな気持ちで転職をする人は、次にやりたいことが明確です。自分に必要なことを自分自身で理解しているために、転職先候補を選ぶ際も迷いがありません。
一方で、実現したいことがあいまいなまま転職をした場合、間を置かず転職を考え出すなど、同じことを繰り返してしまうリスクが高まります。
転職先について前向きに考えられるのか、転職後の自分をワクワクした気持ちでイメージできるかどうかを振り返ってみることで、自分自身の本当の気持ちに気付けるかもしれません。