
【長崎県南島原市×子育て支援】保護者同士の繋がりや役立つ講座の開催!「わくわく広場」の取り組み
『南島原市』について井上さんに取材!子育て支援の取り組みについて、気になるポイントをお聞きしました。
子育て支援が活発な「南島原市」に注目!

JobQではSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」の視点から、子育て支援に取り組む自治体を取材していきます。
今回ご紹介するのは、『南島原市』。
文化資源・観光交流資源を活かしたまちづくりのほか、子育て支援の取り組みにも力を入れています。
それでは『南島原市』の子育て支援の取り組みについて、教育委員会生涯学習課社会教育班 井上さんに詳しくインタビューをしていきます!
「学びの機会の充実」と「地域人材の育成」の2軸展開で子育て支援に注力

編集部
『南島原市』の子育て支援の取り組みについて教えてください。
井上さん
本課では子育て支援の一部として、家庭教育支援事業を行っています。
主に「学びの機会の充実」と「地域人材の育成」の2つで事業展開があります。
「学びの機会の充実」については、これまで次のようなプログラムや講座の開催をしてきました。
- はじめての親学び支援プログラム(いっぽ講座)
- 親子ふれあいプログラム(にほ・さんぽ講座)
- 南島原ファミリープログラム(MFP)
- 長崎女子短期大学と連携した「親育ち講座」など
また「地域人材の育成」については、はじめての親学び支援プログラムの他、次のような子育て支援に関わる人のフォローアップがメインの事業です。
- さまざまな分野の支援に関わるコアサポーター
- 南島原市ファミリープログラムの進行役であるファシリテーター
- 南島原市保護者支援士など
『南島原市』は、子育てに関することはもちろん、まちづくりや地域の課題解決に取り組む人に対して支援をする市です。
なお、社会教育施設ありえコレジヨホール内に「わくわく広場」という教育拠点を置いています。
家庭や学校、地域のちからの連携と融合により、集い、学び、繋がる、さまざまな家庭教育支援を行う場です。
この「わくわく広場」を中心として、「学びの機会の充実」と「地域人材の育成」の両事業に力を入れています。
家庭がもつ課題はさまざま、社会全体で子育てをサポートすることが必須
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編集部
貴市の子育て支援の取り組みについて、取り組みのきっかけを教えてください。
井上さん
現在、若者の引きこもり、不登校、児童虐待など家庭と子どもの育ちをめぐる問題は複雑化しています。
また共働きの世帯は増加を続けており、子育てを社会全体で支える必要性はますます高まってきている状況です。
そこで、本市では平成26年1月より「家庭教育の困難がもたらす、いじめや不登校の児童・生徒を出さない環境づくり」としての予防的観点から、親の育ちを応援する学びの機会の充実により、家庭教育力の向上を目的に取り組みをはじめました。
子育てが学べるスペース『わくわく広場』について

編集部
貴市の『わくわく広場』での取り組み内容について具体的に教えてください。
井上さん
わくわく広場は、毎週月・水・金の10時~16時まで開設しています。
家庭教育支援員、家庭教育支援子育てサポーターを各1名を配置し、子育てに役立つ講座を開催したり、子育てに関するご相談に応じたりしています。
また、月に3回(基本金曜日)は、子育てに役立つ講座として、「わくわく講座」を開催しています。
講座の内容は、次の通りです。
- 図書館職員による、お父さん、お母さんへの読み語り
- ファシリテーターが子育ての悩み、子どもと一緒に遊ぼうなどのテーマに応じ参加者とお話をする「おしゃべり交流会」
- 市こども未来課の栄養士を講師に、月齢に応じてアドバイスや相談にのってもらえる「生活リズム・離乳食講座」
- 長崎県メディア安全指導員を講師に、スマホやTVが乳幼児に及ぼす影響について、メディアに関する講座
- その他、音楽に合わせて楽しく体を動かすリトミック遊びなど
1では、図書館職員がおすすめの絵本や子どもと遊べる手遊び、育児に役立つ本・雑誌の紹介を行います。
講座がない日は、個別の相談に応じたり、外出のついでに遊びに来ていただき、お話をしたりしています。
子育てに悩んでいた人が「支援する側」に!取り組みを通じた効果

編集部
『わくわく広場』を始めとした子育て支援の取り組みを行い、市民の方々にどのような変化がありましたか?エピソードを教えてください。
井上さん
わくわく広場は保護者の交流・仲間づくりとして、同じ子育てをする保護者同士が繋がれる場となっています。
保護者に同じような悩みをもっている人がいることを知ってもらい、子育ての不安解消へと繋げているのが特徴です。
先輩ママが後輩ママの話し相手になったり、子育て支援センターに誘う姿が見られたりするなど、「支援される側」だった参加者が、「支援する側」になる学びの循環も生まれています。
「さらに家庭教育力の向上に努めていきたい」教育委員会生涯学習課の目指す今後

編集部
子育て支援に関する取り組みで今後の展望について教えてください。
井上さん
ライフスタイルの多様化、メディアの発達・普及やグローバル化といった、子育ての環境は急激に変化しています。
そのような変化や実情に応じて、柔軟に取り組みを進めていくことが大切です。
『南島原市』では、引き続き親の育ちを応援する学びの機会の充実により家庭教育力の向上を図っていきたいと思います。
まとめ
取材を終えて、市からのサポートだけでなく、子育てに悩む人同士の助け合いも活発な市だと思いました。
さらに詳しい情報を知りたい方は、『南島原市』をぜひチェックしてみてください。
南島原市
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南島原市
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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