【35歳の平均年収】中央値・手取り額はいくら？男女・学歴別にも紹介！

dodaの調査「年齢・年代別に見る日本の平均年収」によると、35歳正社員の平均年収は457万円。月収に換算すると28.6万円です。

男女別では、男性が506万円・女性が388万円でした。その差は100万円を超え、男性の給与水準が女性に比べてはるかに高い傾向にあることを示す結果となっています。

参照：年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
​​※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算

「平均値」のからくりに注意！

年収を評価する際、平均値だけでは実態を正確に捉えられないことがあります。これは、一部の高所得者が全体の数値を引き上げてしまうケースがあるためです。例えば、年収が1,000万円・200万円・150万円の3人の平均は450万円ですが、中央値で見ると200万円となり、より実態に近いことがわかります。このように、極端な数値に左右されない中央値をあわせて確認することで、より現実的な年収の把握が可能になります。

35歳の年収中央値は420万円

dodaの調査「年齢・年代別に見る日本の平均年収」によると、35歳の年収中央値は420万円でした。男女別では、男性が474万円・女性が350万円と、やはり大きく差がつく結果となりました。

なお、参考までに25歳正社員の男女別中央値を見ると、男性で350万円・女性が308万円となっています。年齢を重ねるごとに男女の賃金格差が開いていくことが分かります。

参照：正社員の年収中央値は？年齢別・都道府県別にも解説（平均年収ランキング【最新版】） ｜転職ならdoda（デューダ）
※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算

35歳の平均手取り年収は366万円

手取り額は、年収の75〜80%とみなすのが一般的です。dodaの調査「年齢・年代別に見る日本の平均年収」の年収を元に計算すると、35歳の平均手取り年収は366万円となり、男女別では男性が405万円・女性が310万円です。

なお、この平均手取り額を月収で見てみると、賞与込みの16カ月換算で男性が25.3万円・女性が19.4万円となります。

参照：年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
※手取りは平均年収に0.8をかけて計算
※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算

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平均年収は、学歴や企業規模・地域といった条件によっても変わります。ここでは、それぞれの条件別に35歳の平均年収を紹介します。

【最終学歴別】35歳の平均年収

厚生労働省が公開している「令和４年賃金構造基本統計調査」をもとに計算したところ、35歳の最終学歴別平均年収は上記のようになりました。

もっとも差が大きい高校と大学院とを比較してみると、249万円もの開きがあることが分かります。平均月収に換算すると、実に15.5万円の差です。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　学歴別｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算

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【企業規模別】35歳の平均年収

同じく「令和４年賃金構造基本統計調査」から、企業規模別の平均年収をもとに計算したところ、35歳の企業規模別平均年収は上記のようになりました。

この調査結果からは、企業規模に比例して平均年収も上がる傾向にあることが分かります。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　企業規模別にみた賃金｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算
※同調査では、常用労働者1,000人以上を「大企業」・100〜999人を「中企業」・10〜99人を「小企業」としています。

【地域別】35歳の平均年収

「令和４年賃金構造基本統計調査」をもとに、35歳の平均年収を地域別に計算すると、もっとも高水準なのが東京都の550.4万円でした。対する最下位は青森県で、362.9万円となっています。

この背景には、物価や企業の進出状況などの地域差があることが推察されます。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　都道府県別にみた賃金｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
※年収は、給与と賞与込みで16カ月分として計算

【役職別】35歳の平均年収

正社員の平均年収は、役職によっても大きく変わります。35歳の場合、非役職者の平均年収が457万円なのに対し、部長級では951.3万円と、実に倍以上の開きがあることが明らかになりました。

役職者としてはもっとも給与水準の低い係長級に注目しても、その平均年収は598.8万円で、非役職者とは141.8万円の差があります。

役職が年収を大きく左右する重要な要素であることを改めて示す結果となりました。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　企業規模別にみた賃金｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）

35歳が管理職にあがるにはどのような準備をしておくといいですか？

来月、35歳を迎える者です。
未だに、管理職に上がれなくて、悩んでいます。

どうしたら、昇格できるのか。このままではダメだ。
という思いが強く、どうしたらいいかで日々悩んでいます。どのように行動していると管理職へ昇格できるのでしょうか？
一応、大手メーカー職に勤めています。

何かアドバイスを頂ければと思います。よろしくお願いします

私も一部上場企業に勤めておりますが、他の同期よりも数字を出していても管理職に上がれず、自分より数字の低い人間が管理職に上がる、、、
なんてことは往々にして起こり得る事です。

大事なことは…続きを読む

dodaのランキングとJobQ Town調査の家計の目安を元に、各項目の支出額をシミュレーションしました。

1人暮らし世帯

35歳正社員の平均手取りは年収366万円。このうち消費支出合計が321.7万円で、残りの約44万円が貯蓄に回る計算となっています。

各生活費の金額の目安について見ると、毎月の食費は6.1万円、住居費は7.6万円までに抑えるといいことがわかります。特に住居費は、都心に住んでいる場合は抑えるのが難しい金額かもしれません。

また、35歳が毎月手取りの10〜15％ほど貯金・貯蓄をする場合、毎月約3.7万円を生活費に回さずに貯めておく必要があります。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　雇用形態別にみた賃金｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］

2人以上の世帯

35歳正社員が夫婦片働きだった場合の平均支出額をまとめた表です。

単身世帯と比べ、もっとも金額が異なるのが「食料」で、73.1万円から91.4万円と大幅に増加しています。「被服及び履物」や「教育」にまつわる支出も増える傾向があり、結果として貯蓄額が年44万円から21.9万円と減少しています。

将来の家族計画や老後の備えを考える上で、この貯蓄額はやや心もとないと感じる人が多いかもしれません。共働き世帯が急増している背景には、こうした事情が大きく影響しているといえそうです。

参照：
令和４年賃金構造基本統計調査　結果の概況　雇用形態別にみた賃金｜厚生労働省
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］

政府による推奨や先行き不透明な社会情勢を背景に、個人投資を行う人が増えています。35歳正社員の場合、平均資産運用額と投資額はどの程度なのでしょうか。

平均年収が457万円の35歳正社員の場合、1カ月あたり7.1万円を投資や資産運用に回しています。また、平均年収が35歳正社員として中央値の420万円の場合、1カ月あたりの投資・資産運用額は2.5万円です。

同じ35歳正社員でも、年収が平均と中央値とでは、投資や資産運用にかける金額に大きな違いがあることが分かります。自分の収入に応じた資産形成で、無理のない将来設計を目指しましょう。

参照：
Job総研「2024年 老後資金の意識調査」を実施 | JobQ[ジョブキュー]
年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版） ｜転職ならdoda（デューダ）
正社員の年収中央値は？年齢別・都道府県別にも解説（平均年収ランキング【最新版】） ｜転職ならdoda（デューダ）

【Job総研/公式】老後のお金は貯めてますか？NISA始めた？

この質問はJob総研の公式アカウントが投稿しています
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Job総研で、現在「老後資金」について調査を実施していますみなさんは
Q. 老後のお金は貯めてますか？
Q. NISA始めましたか？
Q. 貯金意識は高い方ですか？
Q. 老後の資金は何歳から貯めるのがいい？
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老後資金は貯め始めています。
NISAは有効な手段の一つだと思うので、活用しています。
老後資金ということだけでなく…続きを読む

「平均年収に届いていない」「平均年収は超えているけれどもっと稼ぎたい」といった理由で年収アップを目指しているなら、コツを押さえておくのがポイントです。ここでは年収アップにつながる3つのコツを紹介します。

高収入の企業へ就職

年収アップを目指すなら、まずは高収入の企業への就職を目指しましょう。今現在の年収が平均以下であっても、高収入の企業へ就職できれば、年収アップがかないます。

高収入の企業へ就職するには「成果主義」「平均年収の高い業界」「大企業」を見極めるのがポイントです。

例えばdodaの調査「平均年収ランキング（業種別の平均年収／生涯賃金）【最新版】」によると、平均年収ランキングは以下の通りです。

高収入の企業を見極めるポイントにならうなら、金融業界やメーカー業界の大企業から、成果主義を採用している企業を探すとよいでしょう。

副業

本業の他に副業に取り組むことで、年収アップを目指す方法もあります。休日を利用してアルバイトをする他、インターネットを通して在宅でできる仕事に取り組んでもよいでしょう。

自分のブログやSNSの投稿に広告を掲載して収入を得る、アフィリエイトに取り組んでいる人もいます。得意分野や趣味を活かした副業に取り組むことで、効率的に稼げるかもしれません。

JobQに寄せられた副業に関する質問もチェックしましょう。

副業で20万円稼ぎたいのですが未経験で出来るものはありますか？

副業で未経験から在宅で出来るものってありますか?
目標は月20万です。

いきなり20万は無理ですがこつこつやれば…続きを見る

資格・スキルアップ　

資格を取得したりスキルアップしたりすれば、今在籍している企業で昇給できる可能性があります。資格手当の対象になる資格や、評価の対象となる資格が設けられていないか確認してみましょう。

また資格やスキルを獲得していれば、より良い条件の企業に就職できる可能性が高まります。

参照：年齢・年代別に見る日本の平均年収（平均年収ランキング最新版）

各平均年収の詳細に関しては上記リンクからご覧いただけます。