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ボーナス 25万 手取り

ボーナス25万円の手取りはいくら?額面から引かれる税金や計算方法まで解説!

ボーナスは額面の金額がそのままもらえるわけではありません。夏や冬のボーナスが25万円だった場合の手取り額を見ていきましょう。額面から引かれる社会保険料や税金の金額、自分のボーナス額が他の人と比べて多いか少ないかも解説します。

visibility778 |

ボーナス25万円の手取りは約20.4万円

実際に受け取れるボーナス額は、額面の25万円から社会保険料や所得税が引かれた金額です。

ボーナスの額面が25万円だった場合、手取りはいくらになるのでしょうか?

項目 39歳以下 40歳以上
ボーナス額 250,000 250,000
ボーナス手取り額 204,527 202,527
控除額の合計 45,473 47,473
健康保険料 12,475 12,475
厚生年金保険料 22,875 22,875
雇用保険料 1,500 1,500
介護保険料 0 2,000
所得税 8,623 8,623

※単位(円)

ボーナスの額面25万円、前月の給与25万円(社会保険料控除後)、扶養親族0人と仮定した場合、39歳以下の人の手取り額は204,527円、40歳以上の人の手取り額は202,527円が目安です。

実際に受け取れる金額は、住んでいる地域や扶養親族の人数、前月の給与によって変わります。

扶養人数別のボーナス25万円手取り額

扶養人数 39歳以下 40歳以上
1人 204,527 202,527
2人 208,838 206,838
3人 208,838 206,838

扶養親族の人数が増えると税率が下がるため、手取り額が増加します。

39歳以下(40歳未満)の人の場合、扶養人数が1人で204,527円扶養人数が2人・3人のときは208,838円が手取り額の目安です。

40歳以上の場合は、扶養人数が1人で202,527円扶養人数が2人・3人のときは206,838円が手取り額の目安です。

なお、16歳未満の子どもは控除対象の扶養親族には含まれないため注意しましょう。

冬のボーナスはみんないくらもらってる?

他の人がいくらボーナスをもらっているか気になる人も多いでしょう。ボーナスをいくらもらっているか尋ねる質問がJobQ Townに来ていたので、紹介します。

Q.皆さんの企業では、冬のボーナスの額はいくらくらいでしょうか?

皆さまのお勤めの企業では、冬のボーナスの額はいくらですか?私が働いている会社は、手取り10万切るくらいです。大手生保会社ですが、少ないでしょうか?同業の方、特に教えて頂きたいです。

日系自動車部品メーカー大手クラス。

冬はおよそ…続きを見る

ボーナスの金額は企業や業種によって変わります。こちら以外にも冬や夏のボーナスの金額に関する質問が来ているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

関連するQ&A

ボーナス25万円の税金と手取り計算方法

控除額の合計 47,473
健康保険料 12,475
厚生年金保険料 22,875
雇用保険料 1,500
介護保険料 2,000
所得税 8,623

ここからはボーナスから引かれる社会保険料と所得税について詳しく見ていきましょう。

ボーナスから引かれる社会保険料は、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・介護保険料の4つです。介護保険料は40歳以上の人から徴収されるため、40歳未満の人は控除対象外です。

よって、同じ条件であれば介護保険料がない分、40歳未満の人の方がボーナスの手取りは増えることになります。

ボーナス25万円の健康保険料

健康保険料は標準賞与額と保険料率によって決まります。

健康保険料 9.98% ※東京都で計算、自己負担1/2

控除される健康保険料:
標準賞与額×保険料率×1/2
250,000円×9.98%×1/2=12,475円

標準賞与額は、毎月の保険料を算出する際に使う標準報酬月額とは別物です。標準賞与額は、賞与の額面額の1,000円未満の金額を切り捨てて計算します。

例えば25万500円が額面であれば、500円を切り捨てた25万円が標準賞与額です。

保険料率は毎年改定され、加入している保険組合や居住地によって多少変わります。上記の保険料率は全国健康保険協会の東京都の場合です。

会社員の場合、健康保険料は会社との折半です。そのため、実際に支払う金額は「標準賞与額×保険料率×1/2」と計算できます。

参考
標準報酬月額・標準賞与額とは? | こんな時に健保 | 全国健康保険協会
 : 全国保健協会 令和6年度保険料額表 

ボーナス25万円の厚生年金保険料

厚生年金保険料率は18.30%で、日本全国変わりません。

厚生年金保険料 18.30% ※一律で計算、自己負担1/2

控除される厚生年金保険料:
標準賞与額×保険料率(18.30%)×1/2
250,000円×18.30%×1/2=22,875円

健康保険料と同様に、標準賞与額を元に厚生年金保険料が計算されます。実際に支払う金額も、会社半々です。

参考
厚生年金保険の保険料|日本年金機構
 : 日本年金機構

ボーナス25万円の雇用保険料

雇用保険料は、ボーナスの金額に労働者の負担率を掛けた金額が引かれます。

雇用保険料 0.60% ※労働者負担

控除される雇用保険料: 
ボーナスの金額 × 雇用保険料率
250,000円×0.6%=1,500円

雇用保険料は業種によって変わることがあります。農林水産・清酒製造業と建設業では0.7%です。

参考 : 厚生労働省 雇用保険料率について

ボーナス25万円の介護保険料

介護保険の対象者はは40歳以上65歳未満の人で、2024年度の介護保険料率は1.60%です

介護保険料 1.60% ※東京都で計算、自己負担1/2

控除される介護保険料:
標準賞与額 × (介護保険料率×1/2)
250,000円×1.60%×0.5=2,000円

介護保険料も半額を企業が負担するため、標準賞与額に1.6%を掛けた金額の1/2がボーナスから引かれます。

なお、介護保険料率も毎年変わります。

参考 : 全国保健協会 令和6年度保険料額表 

ボーナス25万円の所得税

ボーナスからは所得税が源泉徴収されます。

所得税 : (ボーナスの金額 - ボーナスにかかる社会保険料の合計額) × 源泉徴収税率
(250,000円 - 38,850円)×4.08%=8,623円
※源泉徴収税率は扶養人数0人の場合

ボーナスの源泉徴収率は、前月の給与の額から社会保険料を引いた金額と扶養親族の人数によって変わります。

扶養親族の人数が増えれば税率も低くなる仕組みです。

参考 : 国税庁 賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和 6 年分)

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ボーナス25万円は少ない?平均と比較

ボーナス25万円は平均と比較して多いのでしょうか?少ないのでしょうか?

ここからはさまざまな平均値と比較して、ボーナス25万円が多いか少ないか解説していきます。

男女別の平均ボーナス額

性別 平均賞与 平均給料・手当
男性 91.7万円 471.6万円
女性 44.1万円 269.6万円
男女計 71.6万円 386万円

参考 : 国税庁 令和4年民間給与実態統計調査

ボーナス25万円(年50万円)は、女性の場合は平均よりも少し多い金額です。

一方、男性の場合は40万円程度少なく、男女計の平均と比べても20万円程度少ない金額です。

年代・学歴別の平均ボーナス額

年齢 大学院 大学 高専・短大 専門学校 高校
  ~19歳 - - - - 16万円
20~24歳 4万円 35万円 48万円 30万円 49万円
25~29歳 99万円 81万円 66万円 55万円 54万円
30~34歳 144万円 96万円 75万円 62万円 67万円
35~39歳 178万円 122万円 87万円 72万円 71万円
40~44歳 215万円 135万円 96万円 81万円 80万円
45~49歳 241万円 156万円 104万円 95万円 87万円
50~54歳 274万円 180万円 121万円 100万円 92万円
55~59歳 289万円 191万円 117万円 102万円 93万円
60~64歳 228万円 106万円 76万円 60万円 58万円
65~69歳 174万円 55万円 48万円 40万円 29万円
70歳~ 190万円 49万円 51万円 27万円 21万円

参考 : 令和5年賃金構造基本統計調査
※年間賞与その他特別給与額、企業規模10人以上

年代・学歴別のボーナス額とボーナス25万円(年50万円)を比較してみましょう。

院卒の場合、25~29歳の金額約99万円と比較すると約50万円少ない金額です。

大卒では新卒直後の20〜24歳の35万円に比べると多めの金額ですが、20代後半の平均額約81万円と比較すると30万円以上少ないです。

高専・短大卒の場合、20台前半の平均額48万とほぼ同じ金額です。専門学校では20代前半なら高め、後半であれば平均的な金額、高卒では20代前半とほぼ同じ金額です。

院卒以外は、20代前半であれば平均か少し高めの金額、30代以上になると平均よりも少なめの金額といえます。

企業規模別の平均ボーナス額 

従業員数 平均賞与 平均給料・手当 賞与割合
10人未満 23.7万円 347.5万円 6.80%
10~29人 44.7万円 380万円 11.80%
30~99人 58.1万円 365.3万円 15.90%
100~499人 74.9万円 370.9万円 20.20%
500~999人 87.7万円 392.6万円 22.30%
1000~4999人 102.2万円 418.6万円 24.40%
5000人以上 106.6万円 431.8万円 24.70%

参考: 国税庁 令和4年民間給与実態統計調査

企業規模別に比較すると、ボーナス25万円(年50万円)は従業員数100人未満の中小企業では平均に近い金額です

10人未満の企業の場合は、平均の約2倍支給されています。

一方、従業員100人以上の企業や1000人以上の大企業の平均ボーナスと比べると、少ない金額です。1000人以上の企業の平均ボーナス額は102.2万円であるため、約2倍の開きがあります。

業種別の平均ボーナス額

業種別 平均賞与(平均賞与差分) 平均給料・手当 平均給与
金融業、保険業 156万円(+84) 500万円 656万円
電気・ガス・熱供給・水道業 147万円(+75) 600万円 747万円
情報通信業 122万円(+50) 511万円 632万円
複合サービス事業 110万円(+38) 397万円 506万円
製造業 106万円(+34) 427万円 533万円
学術研究、専門・技術サービス業
教育、学習支援業
102万円(+30) 443万円 544万円
建設業 78万円(+6) 451万円 529万円
医療、福祉 56万円(-16) 353万円 409万円
不動産業、物品賃貸業 54万円(-18) 403万円 457万円
卸売業、小売業 53万円(-19) 331万円 384万円
運輸業、郵便業 49万円(-23) 428万円 477万円
サービス業 44万円(-28) 332万円 377万円
農林水産・鉱業 38万円(-34) 299万円 337万円
宿泊業、飲食サービス業 17万円(-55) 251万円 268万円
全体平均 72万円(0) 386万円 458万円

参考 : 国税庁 令和4年民間給与実態統計調査

ボーナス額は業種によっても変わります。

金融・保険業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、製造業、学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業、建設業は、ボーナスの平均額が70万円を超えてきます。

これらの業種の場合は、ボーナス25万円(年50万円)は平均よりも少ない金額です。

医療、福祉、不動産業、物品賃貸業、卸売業、小売業は、年間の平均賞与額が50万円台のため、同業種であれば平均に近いと言えるでしょう。同様に、運輸業、郵便業は年間平均賞与が49万円のため、こちらの業界の場合も平均的な金額です。

サービス業、農林水産・鉱業、宿泊業、飲食サービス業はボーナス額の平均が50万円以下のため、同業界の場合は平均より多く支給されています。

対して、農林水産・鉱業、宿泊業、飲食サービス業は、平均ボーナス額が40万円以下のため、これらの業種であれば多い金額です。

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ボーナスについてよくある質問

ここからはボーナスに関するよくある疑問・質問を紹介します。

ボーナスなしの会社はどれくらいある?

自身のボーナス額を、ボーナスの平均支給額と比べて少ないと思う人もいるでしょう。しかし、中にはボーナスが全くない会社もあります。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査)令和6年2月分結果速報等」によると、2023年の冬のボーナスが支給されたのは全体の69%の企業です。

約3分の1の企業はボーナスが支給されていないことがわかります。そう考えると、ボーナスの額が少ないと必要以上に考える必要はないのかもしれません。

参考:毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査) 結果の概要|厚生労働省

JobQ Townにもボーナスの金額が少ないのでは?という質問が来ていたので、紹介します。

入社7年目でボーナスが4万円なのですが辞めろってことですか?

入社7年目で営業主任をしている者です。

少し前のボーナスが4万円でした。

役職がついたことで歩合制がなくなったかわりに、基本給が上がりました。

ボーナスで営業の成績分が還元されると思っていたのですが、全然少なくて驚いています。

役職がつくとこれが普通なのでしょうか?

役職付き社員の年収を下げることが目的なのでしょうか。

4万円のボーナスを支給することで、遠回しに辞めろと言っているのでしょうか、、、、、

お話によると昇進によってインセンティブが個人の歩合から部門の業績に変わったということだと思います。そこから想像できるのは、…続きを見る

基本給を高く設定してボーナスは少ない会社と、基本給を低く設定してボーナスが多い会社があり、…続きを見る

休職中にボーナスは支給される?0円は当たり前?

休職しているとボーナスはもらえるのでしょうか?気になる質問がJobQTownにきていたので紹介します。

Q.休職中のボーナスは支給されないのが一般的ですか?

友人が業務過多による体調不良で会社を数ヶ月程 (しっかりとした期間は聞き忘れておりました )休んだところ、次のボーナスが0円だったと言っていました。これを機に転職を決意したそうですが、ボーナス0というのは一般的でしょうか?
友人の会社がたまたまそういう会社だっただけでしょうか?
自分がもし結婚して育休になった時が不安になりました。

6社ほど経験していますが、 どこの会社も、休職期間中の賞与は…続きを見る

休職中のボーナスの扱いは、会社によって異なります。ただしほとんどの会社では回答者の方の会社のような方針の場合が多いようです。

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ボーナスの手取り額一覧

ボーナス(額面) ボーナス
(手取り額)
月収目安
5万円 4.1万円 25万円
10万円 8.1万円 25万円
20万円 16.2万円 25万円
25万円 20.3万円 25万円
30万円 24.3万円 25万円
35万円 28.4万円 25万円
40万円 32.4万円 25万円
45万円 36.5万円 25万円
50万円 40.5万円 25万円
55万円 42.7万円 30万円
60万円 46.5万円 30万円
65万円 49.3万円 35万円
70万円 53.1万円 35万円
75万円 54.3万円 40万円
80万円 57.9万円 40万円
85万円 60.1万円 45万円
90万円 63.6万円 45万円
100万円 70.7万円 50万円
120万円 82.7万円 60万円
140万円 91.7万円 70万円
150万円 93.1万円 75万円
200万円 113.7万円 100万円
250万円 142.1万円 100万円
300万円 170.6万円 100万円
400万円 227.5万円 100万円

上記のボーナス額一覧表は、扶養人数0人(40歳以上)の場合を想定しています。

手取り額は収入状況によって異なりますので、参考程度にご活用ください。

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