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中小企業 ボーナス 平均

中小企業のボーナスの平均額はいくら?ボーナスなしもある?

中小企業のボーナスの平均額はいくらなのでしょうか?同じ業種や職種でも、ボーナスの平均額は企業規模によって異なります。自分の勤務先ならボーナスはいくらが妥当なのかをチェックしてみましょう。

中小企業のボーナス平均額

「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに、中小企業のボーナスの平均額やボーナスの手取り額の目安、給料の何ヶ月分かを紹介します。

  従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
ボーナスの平均額 88万9,700円 60万5,400円
ボーナスの手取り額の目安 71万1,760円 48万4,320円
決まって支給する現金給与額 33万8,800円 31万4,000円
給料の何ヶ月分 約2.63ヶ月分 約1.93ヶ月分

※ボーナスの手取り額の目安は「ボーナスの平均額×8割」で計算

「決まって支給する現金給与額」にも金額に差がある上、「給料の何ヶ月分」にも差が生じていることから、企業規模が小さいほどボーナス額が低くなっていることがわかります。

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

【男女別】中小企業のボーナス平均額

中小企業のボーナスの平均額は男女で異なります。企業規模によらず女性より男性の方が平均額が高い結果です。

性別 従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
男性 104万500円 65万9,600円
女性 64万4,700円 50万9,500円

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

【年代別】中小企業のボーナス平均額

年代によって中小企業のボーナスの平均額は変わります。規模によらず一定年齢までは平均額が高くなっていきますが、一定年齢を超えると減少していきます。

従業員数100〜999人の企業は60代前半から、従業員数10〜99人の企業は50代前半から、ボーナスの平均額が減少に転じています。

年代 従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
〜19歳 14万8,600円 9万800円
20〜24歳 38万7,900円 28万7,800円
25〜29歳 67万5,200円 47万600円
30〜34歳 79万2,200円 55万7,000円
35〜39歳 91万2,600円 55万7,000円
40〜44歳 101万7,800円 69万400円
45〜49歳 111万5,300円 75万6,100円
50〜54歳 115万1,200円 74万2,800円
55〜59歳 115万3,800円 68万7,900円
60〜64歳 70万7,500円 52万2,100円
65〜69歳 35万9,200円 35万6,100円
70歳〜 27万6,600円 26万2,300円

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

【業種別】中小企業のボーナス平均額

中小企業のボーナスの平均額を業種別にも見ていきましょう。

全体的に規模が大きいほどボーナスの平均額が高い傾向がありますが、業種によってはそれほど差が大きくない場合や、規模の小さな企業の方が高めの業種もあります。

業種 従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
鉱業、採石業、砂利採取業 193万5,700円 65万4,600円
建設業 128万4,200円 67万8,400円
製造業 101万8,900円 59万4,700円
電気・ガス・熱供給・水道業 140万2,000円 118万7,000円
情報通信業 112万7,400円 60万9,400円
運輸業、郵便業 59万2,500円 30万500円
卸売業、小売業 99万9,900円 64万300円
金融業、保険業 129万5,400円 155万4,100円
不動産・物品賃貸業 108万3,800円 106万4,400円
学術研究、専門・技術サービス業 134万7,500円 86万9,700円
宿泊業、飲食サービス業 32万6,600円 17万9,900円
生活関連サービス業、娯楽業 43万8,400円 35万6,000円
教育、学習支援業 123万7,000円 74万3,000円
医療、福祉 68万8,800円 62万2,300円
複合サービス事業 93万5,900円 110万2,400円
サービス業(他に分類されないもの) 55万6,000円 51万2,800円

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

【職種別】中小企業のボーナス平均額

職種別に中小企業のボーナス平均額を見ていくと、おおむね規模の小さな企業の方が平均額は小さいことがわかります。

職種 従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
管理的職業従事者 204万3,200円 123万6,300円
専門的・技術的職業従事者 99万4,100円 76万4,100円
事務従事者 93万5,600円 65万7,100円
販売従事者 86万1,800円 67万400円
サービス職業従事者 49万7,200円 37万9,500円
保安職業従事者 30万7,600円 13万3,900円
農林漁業従事者 63万8,400円 43万5,000円
生産工程従事者 78万6,100円 52万3,400円
輸送・機械運転従事者 44万900円 29万6,800円
建設・採掘従事者 97万7,600円 52万4,900円
運搬・清掃・包装等従事者 45万8,000円 38万1,700円
不詳 34万100円 136万4,700円

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|職種(大分類)、性、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

【学歴別】中小企業のボーナス平均額

学歴別に中小企業のボーナスの平均額をチェックすると、学歴が高いほどボーナスの平均額も高いことがわかります。

学歴 従業員数100〜999人 従業員数10〜99人
中学 50万4,600円 40万6,700円
高校 73万7,300円 51万5,200円
専門学校 79万3,500円 59万4,000円
高専・短大 88万7,500円 68万600円
大学 110万9,300円 80万6,000円
大学院 167万1,000円 120万1,400円

参考:e-Stat|令和5年賃金構造基本統計調査|学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

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中小企業の夏・冬のボーナスに関する調査をチェック

フリーウェイジャパンの実施した「2024年度 夏のボーナスについてのアンケート」をもとに、中小企業のボーナスについて見ていきましょう。

参考:フリーウェイジャパン|2024年度 夏のボーナスについてのアンケート

中小企業の夏ボーナスの平均額とボリュームゾーン

中小企業の夏のボーナスは、平均額が約35万円・ボリュームゾーンは10〜20万円でした。

年間のボーナス平均額が、従業員数100〜999人なら88万9,700円、10〜99人なら60万5,400円のため「令和5年賃金構造基本統計調査」の結果とも合致します。

ボーナスなしの割合

一方で夏のボーナスが出ていない中小企業も少なくありません。「支給予定なし」26.8%と「ボーナス制度がない」29.9%を合わせると、56.7%がボーナスなしでした。

冬のボーナスは「期待できない」が多い

同調査では冬のボーナスについても質問しています。冬のボーナスを支給する見込みが立っていると回答した企業は30.9%です。

従業員が「冬のボーナスは期待できる」と回答している割合は34.6%、「期待できない」42.6%と「あまり期待できない」22.8%を合わせると65.4%で、過半数の従業員がボーナスを期待していないことがわかります。

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中小企業のボーナスの手取り額を確認

ボーナスは額面金額を全て受け取れるわけではありません。手取り額を把握するための計算方法をチェックしましょう。

ボーナスから引かれる税金や社会保険料

ボーナスの額面金額からは以下の社会保険料や税金が差し引かれます。

  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 介護保険料 ※40歳以上
  • 所得税

これらを差し引いた金額がボーナスの手取り額です。

ボーナスの手取り額は額面金額の約8割

社会保険料や税金の計算は複雑です。おおまかに手取り額の目安を知りたいと考えているときには「ボーナスの額面金額×8割」で計算するとよいでしょう。

例えば額面金額が90万円なら72万円、60万円なら48万円です。

ボーナスの手取り額を計算しよう

社会保険料や所得税額の計算式は以下の通りです。

健康保険料 (ボーナスの金額 × 健康保険料率) ÷ 2
厚生年金保険料 (ボーナスの金額 × 厚生年金保険料率18.3) ÷2
雇用保険料 ボーナスの金額 × 雇用保険料率0.6%
介護保険料 (ボーナスの金額 × 介護保険料率 )÷ 2
所得税 (ボーナスの金額 - ボーナスにかかる社会保険料の合計額) × 源泉徴収税率

ボーナスの手取り額をより詳しく計算するには「ボーナスの額面金額- 社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料) - 所得税額」を使用します。

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中小企業のボーナスの平均まとめ

中小企業のボーナスの平均額は、従業員数100〜999人は88万9,700円10〜99人は60万5,400円です。

自分の勤務先の規模や業種の平均額をチェックして、自分のボーナス額と比べると、今の待遇が平均と比べて高いか低いかわかります。

今後のキャリアを考えるときの参考にするとよいでしょう。

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