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40代 年収800万円

40代で年収800万はすごい?稼いでいる人の割合や生活レベルを紹介

40代で年収800万円は、平均(年代・男女別)と比較してすごいのでしょうか?年収800万円は40代の何割くらいの人が稼いでいるのでしょう?40代の人が年収800万円の手取り額で実現できる生活レベルや、結婚・子育て・マイホームなどのライフプランについても見ていきましょう。

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40代で年収800万円の割合|平均額とも比較

まずは40代で年収800万円をもらっている人の割合について紹介します。

どれくらいの人が年収800万円以上をもらっているのかチェックしていきましょう。

40代で年収800万円~900万円をもらっている人は4.6%

dodaの調査によると、40代で年収800万円~900万円は全体の4.6%であることがわかりました。大体40代の22人に1人の割合です。

40代で最も割合の高い年収帯は「300万~400万円未満」の20.9%。次いで「400万〜500万円未満」の20.1%、「500万~600万円未満」の15.4%が続きます。40代の場合、年収500万未満に53.7%の人が該当することになります。

参照:年齢別・年代別に見る日本の平均年収(平均年収ランキング最新版) |doda

40代の平均年収|年齢・男女別

dodaの調査による、40代・年齢別の平均年収です。

男性の場合、40代の全年齢で平均年収が500万円を超え、45歳以降は平均年収が600万円以上になります。

女性の場合、40代の全年齢で平均年収が400万円を超えます。ですがそこからの変化は小さく、一番平均年収が高い49歳でも430万円という結果でした。

年齢 全体 男性 女性
40歳 507万円 580万円 417万円
41歳 507万円 580万円 418万円
42歳 514万円 591万円 420万円
43歳 509万円 590万円 415万円
44歳 512万円 593万円 418万円
45歳 521万円 608万円 420万円
46歳 530万円 617万円 421万円
47歳 530万円 615万円 425万円
48歳 533万円 623万円 420万円
49歳 543万円 632万円 430万円

参照:年齢別・年代別に見る日本の平均年収(平均年収ランキング最新版) |doda

「平均値」のからくりに注意!
平均年収は一部の高額所得者が平均値を押し上げている可能性があるため、中央値を参考にするほうが実態に近い場合があります。例えば年収が1,000万円・200万円・150万円の3人の平均は450万円ですが、中央値は200万円です。このように、平均値だけでは実際の年収とかけ離れてしまう可能性があるため、年収を比較する時は平均値と合わせて中央値も確認しましょう。

40代の中央値年収・平均年収|年代・男女別

dodaの調査による、年代別の中央値年収・平均年収です。

40代の全体の平均値は519万円、中央値は450万円でした。年収800万円は、平均値よりは281万円多く、中央値よりは350万円多い金額です

40代は20代や30代と比べると、中央値と平均値の乖離が大きくなりました。40代に入ると、重要な役職に就く人も多く、年収差が顕著になり始める年代であると考えられます。

40代 中央値 平均値
全体 450万円 519万円
男性 550万円 601万円
女性 380万円 420万円

参照:正社員の年収中央値は?男女別・年齢別・都道府県別にも解説(平均年収ランキング【最新版】) |doda

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▶︎年収800万円の手取りはいくら?生活レベルはすごい?稼ぐ人の割合も紹介

ここでJobQTownに投稿されたQ&Aを見てみましょう。

 

Q.向いてる仕事が分からない。40代からのキャリアはどうすればいい?

自分の適正が分からずキャリアの作り方がわかりません。

そもそも自分が何をやりたいのかすらわかりません。

年収300万しかなくこの先不安です。最近は鬱傾向です。

頭も容姿も悪く、コミュニケーション力もない方です。

現在40歳で今はIT派遣要員で事務方の仕事をしています。

何をすればいいのか教えて欲しいです。

ご年齢と現在の年収を考えると、キャリアプランとファイナンシャルプランの両方が必要かと思いました。貯金や金融資産(株など)と65歳まで働くとして、老後資金がいくら必要なのかをファイナンシャルプランナーに相談すると良いと思います。もし、生活費が高いようであれば、安い居住物件やエリアに引っ越すなどが考えられます。

次にキャリアプランですが、...続きを見る

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40代で年収800万円以上を狙える業種・職業・業界

もっと年収を上げたいを考えている方に向けて、年収の高い職業と業種をまとめました。

年収800万円以上を狙える職業

厚生労働省ホームページ job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))に掲載されている職種のうち、年収800万円に近い職業をまとめました。

年収800万円狙える職業の中には、研究職のように特別なキャリアや資格が必要な職業も多いです。その一方で、総務課長・人事課長・経理課長や銀行支店長のように、長年キャリアを積んだのちになれる職業もあります。

40代であれば、これまでの経験や実績を活かしたキャリアチェンジが可能です。自分のなりたい職業への転職を視野に入れるのもいいでしょう。

職種 年収
銀行支店長 885万
総務課長 885万
人事課長 885万
経理課長 885万
営業課長 885万
公認会計士 747万
税理士 747万
土木・建築工学研究者 740万
情報工学研究者 740万
医学研究者 740万
科学捜査研究所鑑定技術職員 740万
薬学研究者 740万
バイオテクノロジー研究者 740万
エコノミスト 740万
自動車技術者 712万

参照: job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

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年収800万円以上を狙える業種

国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査によると、業種別の平均給与の上位は以下の業種でした。

こちらの表は、全年齢の平均年収です。一般的に年収は、キャリアが長いと上昇傾向にあります。最も年収が高い産業は「電気・ガス・熱供給・水道業」であり、男女合わせた平均額は775万円です。

順位 業種 年収
1 電気・ガス・熱供給・水道業 775万
2 金融業,保険業 652万
3 情報通信業 649万
4 学術研究・専門・技術サービス業 551万
5 建設業 548万
6 複合サービス事業 535万
7 製造業 533万
8 運輸業・郵便業 473万

参照:令和5年分民間給与実態統計調査|国税庁

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40代で年収800万円の生活レベル

総務省の家計調査報告のデータを元に、JobQ Townが独自の計算方法で算出した家計の目安を紹介します。年収800万円で実現できる生活レベルについて確認して、ご自身の収支と比較してみましょう。

年収800万円の場合、概算の月収は66.6万円、月額手取り額は53.3万円です。月額の手取り額を基準に、生活に必要な各項目について解説します。

1人暮らし(独身)の場合

年収800万円(月額手取り額は53.3万円)の場合の、1カ月の家計支出をシミュレーションしました。貯金に20%回す場合、生活に使える資金は約38.6万円です。

実際の収支と比較してみていかがでしょうか。住居費や光熱・水道などの固定費が目安よりも上回っている場合、他の変動費を節約して収支を調整していきましょう。

項目 月単位(円)
手取り月収 533,333
食料 40,000
住居 169,167
光熱・水道 33,833
家具・家事用品 14,500
被服及び履物 9,667
保健医療 10,000
交通・通信 43,500
教育 0
教養娯楽 43,500
その他の消費支出 21,750
消費支出合計 385,917
貯蓄可能額 147,417

参照:家計調査報告家計収支編 令和5年平均結果の概要

2人暮らし(共働き)の場合

年収800万円(月額手取り額は53.3万円)の2人が同居・共働きしていると仮定し、2馬力分の手取り106.6万円の場合で、1カ月の家計支出をシミュレーションしました。

1人暮らしと比較すると、各項目に使える金額が全体的に増えます。とはいえ住居費や光熱・水道費などの共用費は折半することも可能なため、教養娯楽費などの変動費の調整がしやすいでしょう。

2馬力である分、生活に余裕ができることがわかります。

項目 月単位(円)
2人分の手取り月収 1,066,667
食料 68,000
住居 344,283
光熱・水道 49,183
家具・家事用品 29,510
被服及び履物 19,673
保健医療 15,000
交通・通信 88,530
教育 29,510
教養娯楽 98,367
その他の消費支出 63,938
消費支出合計 805,995
貯蓄可能額 260,672

参照:家計調査報告家計収支編 令和5年平均結果の概要

3人暮らし(子ども1人)の場合

年収800万円の2人が子ども1人を養う場合の、3人暮らし世帯の1ヶ月の家計支出をシミュレーションしました。こちらも2馬力分の手取り額106.6万円が1カ月に使える金額と仮定しています。

2人暮らしと比較して、教育費を中心に、消費支出が約5.2万円増加しました。

教育費は、子どもの年齢や進学予定などによって大きく変動します。教育費以外にマイホームの購入、老後資金など今後さらに支出が増える可能性があるため、長期的な視点での家計管理が重要です。また食費、光熱費、通信費など、さまざまな項目を定期的に見直すことも大切です。

項目 月単位(円)
2人分の手取り月収 1,066,667
食料 80,000
住居 338,333
光熱・水道 48,333
家具・家事用品 29,000
被服及び履物 19,333
保健医療 20,000
交通・通信 87,000
教育 116,000
教養娯楽 96,667
その他の消費支出 24,167
消費支出合計 858,833
貯蓄可能額 207,833

参照:家計調査報告家計収支編 令和5年平均結果の概要

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40代の年収800万円が実現可能なライフプラン

一般的に実家暮らしではない場合、収入の20〜30%が貯蓄の目安であるといえます。少なくても15%は貯蓄に回すのがおすすめです。年収800万円の場合、手取り額の20%である約127.2万円を毎年貯金できると理想的であるといえます。

年収 800万円
年収手取り 640万円
年間貯金目安 127.2万円

(単位:万円)

当見出しでは、年収800万円の人が年間127.2万円を貯金する場合を想定し、ライフプランで発生する金額と比較してみていきましょう。

貯蓄・投資

全国の20〜60代を対象にしたJobd総研の調査によると、40代の月当たりの平均貯金額は7.8万円でした。

年代 金額
全体 8.2万円
20代 6.5万円
30代 9.8万円
40代 7.8万円
50代 7.6万円

参照:Job総研「2022年 貯金実態調査」を実施 | JobQ[ジョブキュー]

年収800万円の場合、月間の貯金目安金額は約10.6万円。全体の平均貯金金額を2.8万円ほど上回ります。

上記はあくまでも調査上の目安であり、必ずしも毎月必要な貯金額ではありません。平均額に振り回されすぎず、家計に無理のない範囲で貯金や投資を行うようにしましょう。

結納・結婚

リクルートブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」から、婚約と結婚で発生する平均費用を参照し、表にまとめました。年収800万円の人が、年間127.2万円を貯金する場合の年間貯金額との差額は、右列に表示しています。

婚約の項目 平均額 年間貯金額との差
結納式 20.6万円 106.6万円
両家の顔合わせ 6.7万円 120.5万円
婚約指輪 38.2万円 89万円
合計 65.5万円 61.7万円

 

結婚の項目 平均額 年間貯金額との差
結婚指輪(2人分) 28.1万円 99.1万円
挙式・披露宴・ウエディングパーティ 327.1万円 -199.9万円
合計 355.2万円 -228.万円

結婚において最も資金が必要なのは「挙式・披露宴・ウエディングパーティ」の327.1万円。年収800万円の人が毎年127.2万円を貯金した場合、2.6年間の期間があれば挙式・披露宴・ウエディングパーティ」の資金を貯めることができる計算です(※ご祝儀は加味していません)

結納や結婚式など、上記に挙げた項目は結婚において必ず必要ではありません。資金に余裕がない場合は、取捨選択をすることも大切です。理想の結婚式がある場合は、将来に備えて貯蓄をしておきましょう。

参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2023|株式会社リクルート

出産

厚生労働省の「出産費用の見える化等について」の調査によると、令和4年度の出産(正常分娩)にかかる費用は以下の通りです。年収800万円の人が、年間127.2万円を貯金する場合の年間貯金額との差額は、右列に表示しています。

区分 平均値 年間貯金額との差
全施設 48.2万円 79.万円
公的病院 46.3万円 80.9万円
私的病院 50.6万円 76.6万円
診療所 
(助産所を含む)
47.9万円 79.3万円

参照:出産費用の見える化等について

2023年4月より、出産時の経済的負担軽減を目的とする「出産育児一時金」が増額され、50万円となりました。助成金を上手く活用して、出産にかかる経済的負担を減らしていきましょう。

現在は厚生労働省が運営する「出産なび」では、全国の出産やサービスの費用を一覧できます。出産費用を比較したい人は活用してみてはいかがでしょうか。

参照:「出産なび」へようこそ|厚生労働省

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▶︎女性のライフイベントとキャリア|出産後の多様な働き方も紹介

子育て

内閣府の「インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、各区分における年間子育て費用は以下の通りに。義務教育終了までの15年間でかかる平均総額は1,777万円であることがわかります。

区分 年間子育て費用 年数 合計
未就園児 84.3万円 3年 253万円
保育所・幼稚園児 121.7万円 3年 365万円
小学生 115.4万円 6年 692万円
中学生 155.6万円 3年 467万円
合計   15年 1,777万円

※上記の子育て費用には、食費・医療費・教育費・子どものための預貯金・保険などが含まれます。

これを1年ごとの金額に換算すると、年間で118.5万円の貯金が必要という計算です。年収800万円で年間127.2万円の貯金をした場合と比較すると、子育てにおける年間必要貯金額より+8.7万円の余裕があります。

年間貯金額目安 年間必要貯金額 乖離
127.2万円 118.5万円 8.7万円

以上のデータから、子育てをする場合、目安金額に対して若干の余裕があることがわかります。ただ、大学卒業までに定年を迎える場合にはその後を想定してさらに貯蓄をする必要があるかもしれません。

また、上記調査の金額には、子育てにかかる助成金などは加味されていません。助成金制度をうまく活用することで、子育てにかかる費用の足しにできる可能性があります。助成金の詳細は、各自治体のホームページをご参考ください。

参照:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF): 子ども・子育て本部 - 内閣府

マイホーム購入・住宅ローン

家の購入価格の目安は、年収の6~7倍といわれています。

年収800万円の場合、マイホーム購入資金の目安は、4,800万〜5,600万円です。住宅ローンの返済が無理なくできる目安として参考にしましょう。

年収 6倍目安 7倍目安
800万円 4800万円 5600万円

住宅ローンは、短期よりも長期返済のほうが毎月の支払い金額を下げることが可能です。一方で、長期返済の方がトータルで支払う利息の金額は増えるデメリットもあります。長期と短期、どちらの返済期間が適しているかは、現在の年収や年齢、支払い期間などのバランスを考慮して選択しましょう。

車の購入・マイカーローン

車の購入額は、年収の50%が目安といわれています。年収800万円の場合、400万円以内の金額に抑えるのが1つの目安といえます。

車を購入する場合、購入後の維持費についても視野に入れる必要があります。車の維持費は、普通自動車と軽自動車で金額が異なります。

軽自動車を買った場合、以下のような維持費がかかります。

  • 駐車場代
  • ガソリン代
  • 車検代
  • メンテナンス代
  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自動車保険料 など

普通自動車や小型自動車と比較して、軽自動車は維持費を最も抑えることができます。維持費を抑えたい場合は、軽自動車の購入を視野に入れるといいでしょう。ちなみに、軽自動車の利用者の約40%は年収400万円未満といわれています。

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▶︎【新卒で車は購入できる?】どのくらいの収入が必要なのか解説

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40代で800万円の人が年収を増やす方法

40代で年収800万円の人がさらに年収を増やす方法を紹介します。ご自身のキャリアプランと向き合い、今後の仕事について見つめ直す機会にしてみましょう。

スキルを活かして独立を目指す

ここまで積み上げてきたスキルやキャリア、人脈などを活かして独立を目指すことで、より高収入に辿り着ける可能性があります。

もちろん収入が減少してしまうリスクもありますが、現在の会社ではこれ以上のキャリアアップが望めない場合は挑戦してみるのも選択肢の一つでしょう。

いきなり独立するのではなく、最初は休日を利用した副業から始めるのもおすすめです。ある程度実績を積み、収入が安定してきた段階で独立することで、リスクを減らしたチャレンジができるのではないでしょうか。

株式や不動産などの投資をする

ある程度の余剰資金があるのであれば、資産形成を目的とした投資の検討がおすすめです。

高収入の会社員であれば、株式投資の他に不動産投資も選択肢に入ります。

本業がある会社員であっても、信頼できる管理会社に入居者対応や不動産管理を委託できれば、自身の手をわずらわせずに不動産を運用できるでしょう。

ただし、投資にはリスクもあります。代表的なリスクは、賃貸に出しても部屋が埋まらない空室リスクや、売却時の価格が大きく下がるリスクです。

とはいえリスクは自身が勉強することや、適切な物件・管理会社を選ぶことである程度は回避できます。

Q.年収を上げる1番手っ取り早い方法はなんでしょうか?

転職ですね。私の場合、転職して3年で+…続きを見る

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年収800万円にむけた税金の節税・節約方法

手取りを増やす方法は、年収アップの他に、手元の資金の節約・節税を始めて支出を減らすのも手段。すぐに取り組めるおすすめの節約・節税方法を4つ紹介します。

家計簿をつける

出費を抑えるためには、日々の支出項目や金額の把握が必要です。家計簿をつければキャッシュフローを明確にでき、収支を可視化できるでしょう。近年は手軽に家計簿がつけられるスマホアプリもあり、始めやすくなっています。

家計簿をつけることで、家計の収支だけでなく、節約の成果も可視化できます。結果が見えることで、資産形成のモチベーションも向上するでしょう。

保険を見直す

加入している保険の見直しも固定費の削減につながります。もし、不要なプランや保障に加入している場合、外すことで保険料を下げられる可能性があります。複数の保険に加入している場合、加入している保険同士で保証内容が被っているかもしれません。本当に必要な保障内容かどうか、よく確認しましょう。

とはいえ、将来起こる病気や災害は誰にも予測できません。全ての保険を解約すると、万が一の際に対応できなくなる恐れがあります。ライフステージ・健康状態・年齢などに合わせ、加入している保険や内容を見直すことが大切です。

ふるさと納税で寄付する

ふるさと納税とは、地方自治体に寄付をする制度のことです。「納めた金額 の一定額が控除される」「返礼品を受け取れる」というメリットがあります。

ふるさと納税で納めた金額から2,000円を引いた分を、寄付金控除として申請が可能で、所得税の所得控除・住民税の税額控除に適用できます。例えば、2万円のふるさと納税をした場合、「2万円-2,000円=1万8,000円」を所得税と住民税から控除できます。

ただし、年収や家族構成に応じて控除には上限額があるため、事前に確認が必要です。

ふるさと納税は、税金の一部を自分が応援したい地方自治体に割り当てる仕組みです。納める税金の金額が減るわけではない点は覚えておきましょう。

資産形成に新NISAやiDeCoを活用する

資産を増やしたい場合、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用するのも1つの方法です。

2024年1月から新たにスタートした新NISAは幅広い資産運用を目的とした制度で、投資信託や株式の分配金や配当金、売却益にかかる税金が非課税となります。

一方、iDeCoは老後資金専用の制度で、毎月の掛金が所得控除の対象になるうえ、運用益も非課税です。ただし、原則60歳まで引き出せない点は注意しましょう。

新NISA口座では、つみたて投資枠と成長投資枠の併用ができるようになりました。それぞれ非課税となる対象商品は異なりますが、旧NISAよりも年間投資枠の金額が増加し、より自分の目的に合った運用がしやすくなっています。

iDeCoは「運用期間中の運用益が非課税になる」「掛金の全額を所得控除できる」「お金を受け取る際にも控除を適用できる」といった複数のメリットがあります。私的年金制度の一種で、掛金と運用益の合計額をもとに給付金の額が決定されます。ただし、運用成績によって最終的な受取額が変動する点に留意が必要です。

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