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求人票 書き方

【求人票の書き方】完全保存版!職種や学歴別のまとめ

求人票の正しい書き方を知っていますか?転職する際に書くことが多いこの求人票ですが、職種や卒業区分によって書き方が違ってきます。そこで今回は、求人票の正しい書き方についてまとめてみました。わかりにくい部分も、この記事を読めば解決すると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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求人票の基本項目6種

ハローワークや求人広告、自社のHPなどで求人募集を行う時は必要項目の記載漏れを防ぐ必要があります。

職業安定法5条では、

求人者は求人の申込みに当たり公共職業安定所、特定地方公共団体又は職業紹介事業者に対し、労働者供給を受けようとする者はあらかじめ労働者供給事業者に対し、それぞれ、求職者又は供給される労働者が従事すべき業務の内容及び賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。(第5条3、第2項)

というルールを定めています。

記載の必要な項目

具体的に記載する必要のある項目は、

  • 業務内容
  • 契約期間
  • 就業場所
  • 労働時間
  • 賃金
  • 加入保険

の6つです。

また、2017年に職業安定法が改正されました。
新たに

  • 試用期間
  • 募集者の氏名または名称
  • 派遣労働者として雇用しようとする場合はその旨
  • 固定残業代を適用する場合は、基本給や時間外手当など支給額の詳細を明らかにする
  • 裁量労働制を適用する場合はその旨を記載する

が省令や指針に加えられました。 

求人募集の書き方例

業務内容 一般事務
契約期間 期間の定めなし
試用期間 試用期間あり(3ヶ月)
就業場所

本社(東京都港区赤坂1-2-3)
支社(栃木県宇都宮市1-2-3)

就業時間
休憩時間
休日
時間外労働
9:00〜18:00
12:00〜13:00
土日、祝日
あり(月平均15時間程度)
賃金

月給25万円(ただし、試用期間中は月給22万円)

※「固定残業代制度」にあたる制度を適用する場合は

  1. 基本給 ××万円(2.の手当を除く額)
  2. 〇〇手当(時間外労働の有無に関わらず、□時間分の時間外手当として△△円を支給)
  3. □時間を超える時間外労働分についての割増賃金は追加で支給

というような記載が必要

加入保険 雇用保険、労災保険、健康保険、年金保険
募集者 株式会社Job-Q
雇用形態 正社員
※派遣労働者の場合は「派遣労働者」と記載が必要

 

賃金の部分は特にトラブルに発展しやすいため、注意して記載をしましょう。
実際の支給額に近い金額を提示し、求職者に誤解を与えやすい書き方は避けましょう。

労働条件変更での通知の義務

2017年の職業安定法の改正で、当初示していた労働条件から変更があった場合に、求人者は求職者にその旨を速やかに伝えなければならなくなりました。(第5条3、第3項)

通知が必要な場合は、以下の通りです。

  • 最初の条件と異なる条件を提示する場合

    例:基本給28万円/月 → 基本給25万円/月
     
  • 具体的に条件の範囲を指定する場合

    例:基本給25万円〜30万円/月 → 基本給28万円/月
     
  • すでに記載してあった条件を削除する場合

    例:基本給28万円/月、営業手当2万円/月 → 基本給28万円/月
     
  • 新たな条件を追加する場合

    例:基本給28万円/月 → 基本給28万円/月、営業手当2万円/月
     

変更を明示する時の注意点 

変更明示は、求職者にわかりやすい方法で行わなければなりません。
1.が望ましいとされますが、2.の方法も可能です。

  1. 変更前後の労働条件を比較対象できる書面を交付する
  2. 労働条件通知書で、変更部分に装飾を施したり、脚注をつけたりなど、変更箇所の提示を工夫する

 労働条件通知書とは、労働条件を明記した文書です。

労働基準法では、労働契約を締結するとき、企業は労働条件通知書などの書面で、形として労働条件を通知する必要があると定められています。

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職種別求人票の書き方とは

求人票の記載項目は多数ありますが、限られた文字数の中で魅力的な求人票を作成していかなければ、応募者が集まることはありません。

応募者にとっては、求人票を見て自分が働くイメージができる内容であることが大切だといえますので、次からは職種別の求人票の書き方について見ていきたいと思います。
 

事務職の場合の求人票の書き方

事務職はいつの時代も人気の職種で、有効求人倍率が高い現在でも就職しにくい仕事の内の一つだといえます。

ただ、この事務職については企業毎に業務内容が大きく異なるため、求人票においてはできる限り具体的に仕事内容を記載することがポイントです。

例えば「電話応対・来客応対、簡単な資料作成」といった内容だけではイメージがつきにくいので、「1日あたり30件程度の電話応対・3名程度の来客応対、経理に関する資料作成」といったように具体的な数字も付け加えることで、応募者がイメージしやすいような内容となるように心掛けていきましょう。
 

営業の場合の求人票の書き方

営業の場合も同じで、企業によって内容が大きく異なりますので、求人票にはできる限り具体的な内容を盛り込むようにしましょう。

まずは、

  • どういった商品を販売するのか
  • 相手にするお客様は個人なのか法人なのか
  • 既存顧客を相手にするのか若しくは新規開拓メインなのか

など、営業職の中でも細かな違いがありますので、その点は必ず求人票に明記するようにしましょう。

また、営業の場合は、労働時間が長くなりがちですので、固定残業代であるのか、みなし労働時間なのかも明確にする必要があります。

固定残業代であるのならば、残業何時間分に相当するのかも明記するようにしてください。

関連記事:求人票の正しい見方!知らなきゃ損する!ホワイト企業を見抜くポイントとは

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卒業区分別求人票の書き方について


求人票については、ハローワーク以外にも高校や大学の就職課に提出して、応募者を募る場合があります。

ただ、それぞれ求人票の形式が異なっていて、求めるポイントも少し違ってきますので、どういった点に留意して記入すれば良いか、少しご紹介していきたいと思います。
 

高卒の場合の求人票の書き方

高校の場合は、求人票を直接高校に提出する訳ではありません。

まずは、ハローワークに提出し、そこで許可を貰った求人票を各高校に配布するという流れになります。

したがって、高校毎に記載内容を変えることはできませんが、高校生は特にどういった仕事内容であるのかを重視しますので、入社後に担当する仕事をできる限り詳しく記入するようにしましょう。
 

大卒の場合の求人票の書き方

大学生の場合は、キャリアセンターに求人票を渡して応募を募る形になりますが、こちらは高校生と違って、大学毎に記載内容を変えて提出することもできます。

ただ、大学生の場合も仕事内容についてはしっかりと記入することが大切だといえます。

また、数多く応募する人が多いので、会社説明会や筆記試験の日時や選考回数については、詳細に記入するようにしましょう。

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求人票を書く際の注意点3種


求人票は、基本的には決められたフォーマットに自らの会社の求人情報を落とし込んでいくのが基本です。

記入するのは、仕事内容以外に給与・賞与、労働時間や休日、その他、雇用形態、勤務場所など労働条件全般と会社概要などですが、どういった点に注意すれば良いか、次からご紹介していきます。
 

鉛筆とボールペンどちらで書くべきか

求人票は、基本的には企業側が記入した求人票そのものが掲示されるのではなく、それをハローワークの担当者や大学のキャリアセンターの人が入力したりします。

記入項目が多く、修正しながら完成させていきますので、鉛筆で記入するのが基本だといえます。

空欄が多すぎないようにしよう

応募する人は、求人票を頼りに応募することになりますので、魅力的な情報が数多く詰まっていることが応募を増やすための鍵といえます。

特に仕事内容や会社概要については、詳細に記載するようにして、応募する人が具体的にイメージできるよう心掛けていきましょう。

空白欄が多いと一見見やすいですが、詳しく読み込んでも自分が働くイメージができない可能性がありますので、極力空欄はなくすようにしましょう。
 

自社の魅力を伝えていく

求人票には基本的な情報を正確に記入することも大切ですが、自社のアピールするべき点を随所に記入していくことも大切です。

応募者は応募前に入社後の自分をイメージしようとします。

その際、アピールすべき点が記載されていると、その中で充実して働いている自分をイメージしやすくなり、応募に踏み出す可能性が高いといえますので、魅力的な内容をたくさん盛り込むようにしましょう。

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まとめ

ここまで、求人票の書き方についてご紹介してきました。

効果的な求人票を完成させるには、これまでご紹介してきた内容を参考にしていただくと共に、求人票を第三者の目でしっかりとチェックして貰うことと、できる限り簡単な表現を使うことで応募者に伝わりやすい内容にしていくことがポイントだといえます。

第三者のチェックについては、誤字脱字の発見もあれば、伝わりにくい表現を防ぐこともできます。

また、アピール部分をプラスしてくれる可能性もあります。

できる限り簡単な表現を使うことで応募者にとっては、疑問点や不明点が減り、入社後のイメージもしやすく、応募意欲が高まる可能性もあります。

このように求人票は、自社にとって有益な人材を確保するために非常に大切なツールです。

基本情報は正確に記入し、そして、アピールできる点をたくさん盛り込んで、ミスマッチのない採用を実現させてください。

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