
【年収格差について解説】友達・夫婦関係で起こる深刻な問題とは?
みなさんは年収の格差を意識したことはありますか。友達との年収格差を感じたり、夫婦間でも年収格差を感じるときはあるかもしれません。今回はランキングから年収格差を検証し、年収分布なども紹介していきます。年収格差について気になっている人はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ランキングで年収についての格差を紹介
世の中には色々な企業がありますので、どの会社でどのように働くかで年収は大きく変わります。
一般社員と会社役員では年収にどれぐらい格差があるのか調べました。
役員と社員で格差のある企業ランキング
役員の報酬と社員の収入の間に大きな格差がある企業を紹介します。
有名な企業では以下の大企業がランキング上位に入ります。
-
ソニー…年収格差約54倍
- LINE…約45倍
- 武田薬品…約26倍
- 日産自動車…約25倍
- トヨタ自動車…約24倍
こういった大企業は、役員の報酬が非常に高く、一般の社員数が多いため役員と社員の報酬の差が大きくなります。
たとえば、ソニーの場合は役員報酬の年間平均が約5億4,000万円に対して一般社員の平均年収が約1,000万となり、格差は約54倍です。
社員の平均年収も他の企業と比べるとはるかに高いのですが、役員の報酬が非常に高いため格差が大きくなっています。
関東の年収格差のランキング
役員と社員の年収格差が大きい会社は東京に本社を置く会社がかなりの割合を占めています。
東京を除く関東でランキングを作った場合、年収格差が最も大きい企業は日産自動車です。
日産自動車に続く年収格差ランキングの上位は以下のような企業です。
- ヤマダ電機…年収格差約13倍
- マツモトキヨシホールディングス…約10倍
- コーエーテクモホールディングス…約9倍
関東の企業だけで見てみると全国ランキングの上位と比べて格差は小さいという結果になりました。
年収分布の格差を紹介
働く人々をカテゴリ分けしたときに年収分布の格差はどのようになるのか気になりますよね。
年代別と男女別に分けたときの年収分布の格差について紹介します。
年代別の年収分布の格差
年収分布の格差について年代別にみていくと、まず20代では大きな年収格差はありません。
20代は新卒で働き始めた時期ですので、多いのは年収240~250万円程度の層です。
20代ではまだ極端に年収が高い人はほとんどいませんので、大きな年収格差はないということになります。
30代になると、全体の平均年収は450万円程度になります。
30代のうち半数近くが全体の平均年収付近の400~500万円程度になります。
30代では年収1,000万円を超えるような人はそこまで多くありません。
徐々に年収格差は生じてきていますが、そこまで極端な格差はありません。
その後40代になると全体の平均年収は570万円程度となります。
40代ともなると年収格差はかなり広がっており、全体平均の付近だけでなく、平均より低い人も高い人もまんべんなく分布しています。
40代以降になると年収1,000万円以上稼ぐ人も増えてきており、全体の1割まではいきませんが、5%程度はいると考えられます。
男女別の年収分布の格差
年収分布の格差を男女別に見ると、男性と女性とでは40代以降に違いが出てきます。
男性は年齢が上がるにつれて順調に平均年収も上がっていきます。
しかし、女性の場合は35~39歳ごろまでは男性と同じような上昇をしますが、40代以降になると男性より年収が低い層に多く分布するようになります。
これは、女性は結婚や出産で仕事を辞めることが多いためと考えられます。
年収格差で友達とすれ違うことがある
年収格差で友達とすれ違うのはどんな場合なのか知っておきましょう。
友達との年収格差を感じて嫉妬する
世の中お金がすべてではありませんが、年収が大きく違えば金銭感覚や興味を持つ対象も変わってきます。
たとえば、久しぶりに小中校の同窓会などに出席すると、仲がよかった友達との格差を感じてしまうこともあるかもしれません。
着ている服や身につけているものが違ったり、車の種類などに収入の差が現れていると嫉妬してしまうこともあります。
年収格差で生活レベルが違う友人
どんな企業に就職したかによって年収は大きく変わってきます。
年収格差が生じると生活レベルも変わってしまいます。
たとえば、正社員で長く働いていれば車を所有している人が多いですが、非正規雇用で働いている人は車を維持する収入がないということもあります。
年収がどれくらいかによって乗る車のグレードも変わりますし、着ている服や身に付けるものも年収によって変わります。
以前は同じ水準で気が合っていた友人も、生活レベルが変わることで以前よりもよそよそしくなってしまうということはよくあることです。
年収格差のある夫婦
夫も妻も働いている場合は、夫婦の年収に格差が出てくることもあります。
年収格差は夫婦関係にどのような影響を与えるのでしょうか?
妻との年収格差が大きすぎると離婚することがある
夫婦の間で年収の格差があると、最悪の場合は離婚に至ってしまう可能性もあります。
昔は夫が会社勤めをして妻は家庭で子育てや家事をするという役割分担になっていましたが、現在は妻がビジネスで能力を発揮して大きく稼ぐということも増えています。
しかし、お金を稼いで家庭を養うのは男性の役割というイメージがあるため、男性としては自分がやるべきことをできていないと感じてしまう場合があります。
妻としては家庭内でお金の話題を出すときは注意していても、お金の使い方や金銭感覚ですれ違いが出てしまいます。
お金に関することで家庭内の雰囲気が悪くなってしまい、何かのきっかけで離婚に発展する場合もあります。
年収格差のある夫婦の特徴
年収格差のある夫婦の特徴としては、やはり妻が夫に気をつかうというケースが多いです。
一般的に家庭を養うお金を稼ぐのは男性というイメージがありますので、「夫の収入が多いのが本来の姿」という固定観念があります。
妻としては、気にしないようにと考えていても、やはり夫のプライドを傷つけないようにと考えるものです。
それでうまくいく場合もありますが、夫婦間のすれ違いに発展してしまう場合もあります。
まとめ
今回は年収の格差について紹介しましました。
同じ地域の企業でも会社によって年収の格差はありますし、同じ企業の中でも勤続年数や役職の有無で格差が出てきます。
年収の格差をあまり意識しすぎると、友達や夫婦でのすれ違いの原因となることもありますので注意が必要です。
ただし、前向きに捉えることができれば今後のキャリアアップを考える上で大きな刺激となるはずです。
あまり深刻になりすぎないように注意しつつ、今後の年収アップに向けて努力を重ねていきましょう。
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約90%の質問に回答が寄せられています。
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