
【保険会社の実態はどうなのか?】営業職の現状を徹底解説
保険会社の営業職について詳しくご存知でしょうか。この記事では保険会社の営業の仕事内容や、保険会社の営業の年収について詳しく解説致します。また、保険会社の営業に向いている人の特徴や、保険会社の営業は女性と男性はどちらが向いているのかなど、ご紹介致しますのでぜひ参考にしてください。
保険会社の営業の仕事内容とは
今回は、保険会社の営業職に転職を考えておられる方について、参考になればと思い記事を書かせて頂きます。
保険会社の仕事はきついって本当?
保険会社の仕事はきついかどうかという点ですが、「きつい」かどうかの視点は個人差があります。
保険会社の営業の場合、基本的には歩合制です。
お給料は働いた時間、業務内容決まるのではなく、契約件数、契約金額によって決まります。
ですので、時間的な融通が利きますので、子育てママさんでもできる人はできるのがこの業界です。
ノルマが厳しい?
契約が取れている間は、細々とした事は言われず、時間的な自由も利きやすい業界ですが、成績が上がらないと非常に厳しい業界でもあります。
ノルマが厳しいと言うよりは、生活苦になるほど、お給料が落ち込んでしまう待遇の会社が多々あります。
人脈がある人、人脈を広げる自信のある人にはむいている仕事かもしれませんが、そうでなければ厳しいかもしれません。
保険会社の営業の年収
保険会社の営業の年収について紹介していきます。
保険会社の営業の平均年収
インセンティブが大きくものを言うこの業界のこの職種ですので、一概に平均年収を参考にはできませんが、様々なサイトを見ていますと概ね700万円前後といったところです。
しかし年収3,000万円の人が1人いて、年収400万円の人が9人だと平均年収660万円です。こういう平均年収に意味があるかどうかという事も言えます。
基本給は10万円程度なので、全く契約をとる事ができなければ、年収200万円を下回るなんて事もあるかもしれません。
日本の生命保険会社ですと、過去の実績も基本給にいくらか反映されますので、それなりに続けて、人並みに契約をとっていれば、平均年収程度には稼ぐ事ができると思います。
外資系の生命保険会社ですと、契約金額(手数料)に応じてのインセンティブの反映が大きいですので、トップセールスマンは年収1億円を超える人もいるそうです。
保険会社の給料の仕組みについて
生命保険会社は、初年度(会社によっては2~3年)は一定額以上の固定給の支給がありますが、それを過ぎると10万円~15万円程度の基本給+歩合になります。
日本の生命保険会社は、保険金(=お客様が何かあった場合に受け取るお金)ベースでの計算です。
販売した保険の保険金の0.3%が手数料収入として入って来るので、保険金1億円の商品を販売できれば30万円/年、インセンティブとして入ってきますので、給与が月2.5万円上がる仕組みです。
解約されるとその分が無くなりますが、結果がでれば比較的安定して、給与をUPして行く事ができます。
外資系生命保険会社は保険料(=お客様が保険加入により支払うお金)ベースでの計算が多いです。
契約した初年度は保険料の30%~50%が入ります。
2年目~4年目は8%~12%程度に落ち込み5年目移行は0になるという仕組みです(保険の種類によって多少異なります)。
ですので新規契約を取り続けなければ、インセンティブがたちまち0になるという計算です。
しかし、大口の契約、例えば大企業の保険で一口(年間)の保険料が1,000万円の保険を契約できたとすると、初年度は300~500万円入る仕組みです。非常に夢があります。
ただし、その次の年は継続できたとして80万円~120万円、5年継続できたとしても、それ以降は収入になりません。
毎月の保険料が10,000円の保険でも、1年目は毎月の給料が3,000円~5,000円あがります。
2年目移行は800円~1,200円で5年目移行は収入にならない。
実際はこういった保険を数多く契約するケースが多いかと思います。
新規顧客をいかに開拓し続けられるかが、外資系保険会社で年収を維持するポイントとなります。
さらに詳しく保険会社の営業について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
保険会社の営業のキャリア
保険会社の営業のキャリアについて、ご紹介します。
保険会社の営業の将来性
メインの保険について、国内においての市場は明らかに収縮していると言えます。
一部年金保険等は、将来への蓄えの一種として契約数を伸ばしていますが、契約数という意味合いでは縮小方向です。
理由は保険に入れる人で保険に入っていない人はいないからです。
基本的には同業他社保険会社同士での乗換です。
また、ネット保険も充実してきている昨今です。
保険商品の内容、評判はSNS等を通してリアルな声を情報としてお客様は得る事ができます。ますます営業マンの存在意義が無くなって行きます。
何か画期的、革命的な保険商材が出て来るとは考えにくい業界ですので、業界として無くなる事はありませんが、新規開拓としては消耗戦になることが十分予測されます。
保険会社の営業は転職に有利か?
売れっ子の営業マンであれば、それなりにコミュニケーションスキル、営業スキルとして、どこからでも声がかかると考えられます。
しかし、成績優秀な保険会社の営業マンは、収入も高い為、転職する必要性はないといえます。
平均的な保険会社の営業マンとしては、転職に有利かというと、不利とまでは言えませんが特別な何かがあるとまでは言えません。
そこは個人と企業とのマッチング次第ですので、職種云々ではないと言えます。
関連記事
▶︎【最新情報!】日本と世界のメガバンクのランキングとは
保険会社の営業は女性・男性どちらが多い?
男女比は会社によって異なりますが、結果が出せれば男性・女性関係なく続けられます。
インセンティブが大きいという事は、一時的にプライベートで仕事に注力できない時期があり収入が下がったとしても、復帰して、またモチベーションを高くもって頑張れば高収入をもらえるようになるチャンスがあるということです。
意味では、出産や育児で職場現場を離れがちな女性にとっては、続けられている方が多い業界という事は言えると思います。
男性と女性どちらが離職率が高い?
収入の不安定さから男性の方が離職率が高いと言えます。
女性は一次戦線離脱期間があっても一発逆転できるし、収入の不安定はあっても時間の融通は自分で調整できるので離職は男性に比べてると少ないと言えると思います。
このご時世ですので、「ノルマ・ノルマ」というスタイルの保険会社も少なくなって来ています。
稼ぎたい人は契約をとって収入をあげることもできますし、ワークライフバランス重視の方は、それなりの成果をあげて調整しながら働くことができます。
比較的女性が多い職場ですので、そういった考え方も最近では進んでいますし、そうでなければ保険営業マンという人材がいなくなってしまう恐れがあり、保険会社も職場改善を進めている傾向にあります。
保険会社の営業に向いている人とは
ではいったい、どういった方が保険会社の営業職に向いている人といえるのか紹介します。
粘り強く物事を続けられる人
初年度、2年目くらいまでは固定給がありますが、3年目以降は完全歩合です。
給料もなかなか維持できないのが実態です。しかし保険商材とは「信頼」商品です。
すぐに結果があらわれるものではありません。
お客様に顔を覚えてもらい、誠心誠意を続けられる人でなくてはなりません。ネットで情報が取れる時代です。
今でもSNSで情報をとることができます。今後は、保険契約者の方の質問事項のデータベースを基に、AI、ロボットが商材説明をし、お客様の質問にも応えて行きます。
それ以上に、あなたから保険を契約したいと思わせる為には、粘り強く誠心誠意をお客様にサービス心を提供できる人が、保険営業に向く人と言えます。
反骨精神のある人
先に説明したように、保険の営業は結果に左右されます。
ですので、契約を逃し続けていては収入が得られません。
契約を逃し、収入が下がったことに対しても、心が折れる事なく、負けずに「次こそは」のメンタルがなければいけません。保険の営業を続けるには、メンタル面の強さがなければ、長く続ける事は難しいかと思います。
もし転職してすぐに思ったような結果や収入が得られなくても、覚悟の上で、反骨精神で乗り切ることができる人が向いています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は保険会社の営業について詳しく解説致しました。
保険会社の営業への転職を考えられている方の参考になれば幸いです。
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。