【差をつけよう】内々定の承諾書で気をつけるべき点や書き方をご紹介

内々定をもらったけれども、内々定承諾書の提出の仕方がよくわからない学生もいるでしょう。

今回は、内々定承諾書の提出の仕方を詳しく解説します。

内々定承諾書は入社の意思を示すもの

そもそも内々定承諾書とは、どのような書類なのでしょうか。

内々定は、内定と異なり法的な意味はほとんどありません。

内々定は、会社が入社してほしい人に出すもので、内々定承諾書はそれに対する承諾をするというものにすぎないのです。

したがって、内々定承諾書は、内定を出されればその会社に入社する意思はあるという意味の承諾ではあるものの、法的な拘束力はないので、その後も就職活動を続けることができます。

内々定承諾書と添え状をセットにして提出する

法的な拘束力のない内々定承諾書だとしても、適切に返信できれば、企業側からもまじめな人物だと評価されるかもしれません。

提出の時期としては、決められた期限に関わらず、5日以内に返信しましょう。

肝心の提出の仕方ですが、郵送の際は添え状（送付状）を同封することを忘れずにしてください。

添え状とは、企業へのお礼を伝えるものです。書き方については、後述していきます。

内定承諾後に辞退をすると、内定を頂いた会社から怒られるんですか？

18卒の就活生です。内定を承諾したのですが、待遇の良い会社から内定を頂いたので辞退の連絡をしようと思います。

ネットでは内定承諾後に辞退すると、本社に呼び出されて水をかけられたり、損害賠償を請求するぞと言われた、などの体験談がありますが、実際のところかなり怒られるのでしょうか？

また、総合職採用ではなく職種別採用であるため、採用した人数は3人とかです。

怒りだしてしまう人などもいるかとは思いますけど、大事なことは、誠意とか失礼か否かではなくて、手続きとして内定辞退の意思を伝えたかどうかです。

そういう面では…続きを見る

では、内々定承諾書の基本的な書き方について紹介していきます。

会社から送られてくるパターンもある

内々定の承諾をするパターンとしては、口頭を含めいろいろな種類があります。

その中で、代表的なパターンとしては、企業から送られてくるない内定承諾書を埋めて返信する方法です。

この場合には特に注意すべき点はなく、書式に従って必要事項を記入すれば大丈夫です。

自分で書く場合のひな型

自分で書く場合には、書式から作成しなければなりません。

とはいえ、それほど難しく考える必要はなく、基本的には内々定を承諾する旨が伝わればOKです。

最低限の形式としては、文面の最初に企業名と部署名、分かれば担当者の名前まで書きましょう。

内々定をもらったことへの感謝と内々定を承諾すること、今後の意気込みを簡潔にまとめて書けば大丈夫です。

簡単な書類ですので、手書きで書いた方が気持ちは伝わるのではないでしょうか。

提出期限は会社によって違う

社会人にとって、期限を守ることは最低限のビジネスマナーですから、提出期限には注意しましょう。

一般的には、内々定を受け取ったときに提出期限が設定されていますが、これは会社によってまちまちです。

できれば、この提出期限に関わらず5日以内に返信するのがベストです。

予定が詰まりすぎていてやむをえず遅れる場合には、提出期限を守れない旨企業側に連絡しましょう。

ここでは、内々定承諾書と一緒に送る添え状と後で送るお礼状の書き方も解説していきます。

添え状の書き方

添え状は、前述したように、内々定承諾書と一緒に送る手紙のことです。

まず、あくまで「添え状」ですので、1枚の紙に収まる程度の簡潔な文章にしましょう。

添え状に関しては、手書きではなく、むしろWordなどPCで作成することをおすすめします。

マナーという点もありますが、一目で内容物が分かるよう、より見やすいものをという意味で、手書きよりもPCが良いでしょう。

内容としては、送り先と自分の情報を書いたうえで、時候の挨拶から入り、用件、同封する書類のリストを書いて、2ページ以上ないことを示すため最後に右下に「以上」と記しましょう。

お礼状の書き方

お礼状についても、少し前に触れましたが、内々定承諾書を送った後に出すものです。

内容としては、日付・送り先の情報・自分の情報を先に書いたうえで、内々定への感謝の意や意気込み・抱負等の内容を書きます。

こちらもあくまで簡潔に読みやすい文章になるよう心がけましょう。また、お礼状に関しては、内々定承諾書と同様、手書きの方が好まれます。

封筒には何を書くのか？

最後に、封筒の書き方について説明します。

普通に宛先・郵便番号を表面に書いたうえで、赤字で内々定承諾書在中と記しておきましょう。

また、裏面に自分の住所・氏名を書くのも忘れないでください。

内々定承諾書が送られてこない、あるいは内々定承諾書の要求自体がないときはどうすれば良いのでしょうか。

必ず内々定承諾書が送られてくるわけではない

前提として、必ずしも内々定承諾書が送られてくるとは限りません。

冒頭でお話しした通り、内々定の法的意味は大きくないので、あえて内々定承諾書まで送ってくることまではしない企業もあります。

したがって、内々定承諾書の要求がないからといって、内定の見込みがないなどと思う必要はないので、そこは安心してください。

電話やメールで内々定が伝えられるケースが多い

内々定は契約という意味合いはないため、口頭で伝えられる場合も多いです。

簡単なメールが送られてくるだけという場合もあります。

こういった場合には、あえて内々定承諾書を出す必要はありません。

では、内々定承諾書を出してしまった後、辞退することはできるのでしょうか。

法的には辞退しても問題はない

ここまで読んできた皆さんはだいたい察しが付くと思いますが、辞退しても何ら問題ありません。

内々定は、ルール上内定を出せない時期に人材を確保するために会社が勝手に出すもので、法的な拘束力はありません。

ですから、こちらから辞退するのも自由なのです。

辞退するときはマナーを守ろう

ただし、辞退するときにマナーを守るのが鉄則です。

その会社に就職しないとはいえ、あまりに失礼な辞退の仕方をすると、同業界にその情報が回る可能性がないとはいえないからです。

内々定を辞退する場合には、企業の採用担当者と直接話しをするのが一般的です。

伝言ではなく、席を外していても必ず後でかけなおすようにしましょう。できれば担当者が話せる時間を聞いておくと良いです。

そのうえで、辞退を伝えるときは、必ず内々定をもらったことへの感謝の言葉と、内々定を辞退することを率直に伝えましょう。

理由に関しても聞かれる場合がありますので、事前に準備しておくと良いです。

内々定承諾書には法的拘束力はありませんが、しっかりとビジネスマナーを守り、社会人としての第一歩を踏み出すための準備だと思って適切に提出しましょう。

内定承諾書で悩んだ場合はぜひ参考にしてください。