【セクハラを訴える】知っておきたい定義や費用・慰謝料の相場について

セクハラの被害にあったときは、一人で我慢せず対処をしていくことが大切です。

明らかに悪質なセクハラの場合は、訴えて慰謝料を請求することも考えましょう。

まずはどんな行為がセクハラにあたるのか、その定義を再確認してみましょう。
 

そもそもセクハラとは何か

職場におけるセクハラの定義は、

職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、

• それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること(対価型セクハラ)
• 職場の環境が不快なものとなったため、労働者が就業する上で見過ごすことができない程度の支障が生じること(環境型セクハラ)

と、男女雇用機会均等法で定められています。

上司の立場を利用して性的な発言や行為、プライベートの誘いをすることで、仕事が嫌になったりして労働条件が悪くなったり仕事に支障がでたりすることです。

男性も女性も行為者にも被害者にもなり得るほか、異性に対する場合だけではなく、同性に対する場合も該当します。

※参考：厚生労働省　職場におけるセクシャルハラスメントについて

企業のセクハラ対策について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

▶︎【企業のセクハラ対策マニュアル完全版】具体的にできることをまとめました

セクハラと認められる性的発言や言葉とは

セクハラと認められる発言は、性的な内容を含む発言です。

女性社員の容姿についてしつこく発言したり、彼氏はいるのかなどプライベートの質問を必要以上にするのもセクハラとなります。

飲み会などで女性がいる前で下ネタを言うのもセクハラになる場合があります。

その他に、上司が女性社員に対して「ちゃん」付けをして呼び、呼ばれた側が精神的苦痛に感じるなら、それがセクハラになることもあります。

セクハラは受けた側がどう感じるかということが深く関わっていますので、同じ発言や呼び方がセクハラになる場合とそうでない場合があります。
 

セクハラに該当する性的行動とは

セクハラに該当する性的行動として多いのはボディータッチです。

男性上司が激励のために女性社員の肩を叩いたりした場合、上司の側にそのつもりがなくても女性社員の側が嫌がっているとセクハラになる可能性があります。

特に何かあるたびにボディタッチを繰り返すと、理由を見つけてわざと触っているとしてセクハラになりやすくなります。

仕事とは関係のないプライベートで執拗に食事などに誘うこともセクハラになります。

もちろんお互い望んでいればプライベートで会うのは自由ですが、上司の立場を利用して嫌がっている相手を無理やりプライベートに誘うのはセクハラになります。

ここで、JobQに寄せられたセクハラに悩んでいる方からの質問を見てみましょう。

これってセクハラですか？だとしたらどうすれば良いですか？

最近、上司が私の頭をぽんぽんしてきます。

正直言ってかなり不快なのですが、これってセクハラですよね？

大事にするつもりはありませんが、嫌です…私は昔から気が弱くて嫌なことを嫌と言えません。

何かいい方法はありませんか？

あなたが苦痛に感じているのであれば、セクハラになりうるかと思います。

頭は十分、特に女性にとってパーソナルな場所で、…続きを読む

いかがでしたでしょうか。セクハラかどうかは当人が苦痛に感じているかどうかが大きく関わってくることがわかります。