これだけ読めば大企業のメリットが分かる！中小企業との違いも含めて徹底解説

大企業と中小企業の定義

大企業は従業員数が101人以上かつ資本金が5000万円以上の企業のことを指します。中小企業は、サービス業だと従業員数が100人以下か、資本金が5000万円以下の企業のことを指します。

また、中小企業の定義に当てはまらない企業が大企業と言われています。

労働基準法での中小企業の定義

中小企業の定義は以下のとおりです。

この条件に当てはまる企業が中小企業で、このどれにも当てはまらない企業が大企業ということになっています。

ちなみにここで言う従業員数には、役員や個人事業主は含まれません。

超大手企業に明確な定義はない

中小企業の定義を利用して大企業かどうかを判断することはできますが、それ以上の定義は存在しません。

ですので、一般には大企業とみなす最低ラインを大幅に超える企業(サービス業だと従業員数が1000人以上、資本金が10億以上など)のことを超大手企業だということもあります。

しかし、明確な定義はありませんので気をつけてください。

就職活動の際、大企業に勤めるべきか中小企業に勤めるべきか迷うことがあると思います。

そこで次は、大企業と中小企業のメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。
 

大企業で働くことのメリットとデメリット

大企業は、何より給与が高く事業が安定していることが多いです。

そのため突然のリストラにあうことが少なく、終身雇用とまではいかなくても安定して長期間勤務し続けやすいというメリットがあります。

しかし、大企業は社員数が多い関係で人間関係で苦労することがよくあります。

また独自の社風や企業文化が根強く、それらに反する意見がし辛い、認められないということもあるため、それらの社風・企業文化に耐えられない人は居づらいというデメリットがあります。
 

中小企業のメリットとデメリット

中小企業は、一人当たりの業務量が多く経験を沢山積みたい方にとっては都合のいい職場であることが大きなメリットです。

ただし、業務量が多い関係で残業が増えがちだったり、そもそも給料が少ないことが多いのがデメリットでもあります。
 

なんでもできるようになりたい人は大企業に向いていない

なんでもできるようになりたいという方は、中小企業の方が向いてるかもしれません。

大企業の場合は、業務を効率化するために細かく業務を分けていることが多く、かなり細分化されているものだと、具体的に自分が何を作っているのかも分からないということもあります。

工場のラインをイメージしていただけると分かりやすいかと思います。

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大企業と中小企業の平均給与に大きく差があるように、何かしらの格差が存在します。

次は、この格差に注目して解説していきます。
 

ボーナスの支給率で格差がある

まず一番分かりやすい例で言うとボーナスの支給率でしょう。

大企業では売上が安定しているため毎年安定したボーナスをもらえることが多いですが、中小企業ではボーナスが少ないどころが全くもらえないということも珍しくありません。
 

格差が生まれる理由は事業規模による売上

大企業と中小企業との間に格差が生まれる一番の原因は、事業規模による売上です。

売上が少ないと、新たに事業投資できる資金も少なく、上手な資金繰りを行わないと、成長することができません。

しかし、大企業の場合は会社内に資産を豊富に蓄えており、この資産を利用して柔軟に新規事業の開拓などが行える事が多いです。

これらのことで成長スピードに差が出てきてしまい、大企業と中小企業の間に格差が生まれてしまうのでしょう。そのため、事業規模による売上が原因と考えられます。
 

韓国での大企業と中小企業の格差

韓国は世界的に見ても経済格差が激しい国の一つです。

特に大企業と中小企業の格差が激しく、韓国労働研究院が発表した報告書によると、中小企業で働いている従業員に対する給料は大企業の4割程度であり、10人に1人が最低賃金未満という大規模な格差ができています。

大企業と中小企業の年収の差は大きいですが具体的にどれくらいあるのでしょうか。

次はこの年収について触れていきます。
 

部長クラスの年収は中小企業だと約760万

部長クラスの年収ですが、厚生労働省が発表している賃金統計調査によると、

• 平均年収が約760万円

となっています。

ただしこの数字は、全年齢を合算した部長の平均年数ですので、年齢による差があることは覚えておいて下さい。
 

中小企業の平均年収を年齢別に見た結果

次は全年齢合算の平均年収ではなく、年齢別の平均年収を見ていきましょう。

中小企業の平均年収は50歳程度までは徐々に上がり続け、50歳を境目に徐々に平均年収が下がり続けています。
 

大企業の年収は約400万〜700万

大企業の年収は中小企業と比べてかなり高く、20代の平均年収でも約400万円、40代になると平均年収は700万円近くが平均的な相場と言われています。

では、ここでJobQに投稿された大企業に関する投稿を見てみましょう。

大企業と中小企業のそれぞれのメリットを教えてください。

転職を考えています。

中小企業か大企業か、どちらに転職をしようか迷っているのですが、どちらが良いのでしょうか・・・

今の時代、どの大企業もいつ潰れてもおかしくない時代になり、どの企業に入れば良いのか全く検討がつかないです。今の会社も将来性が見えなくなっています。中小企業の方が、将来性があるなんて話も聞きます。

大企業と中小企業、それぞれ入社するメリットが知りたいです。転職をする際の参考として、質問させていただきました。

この手の質問だと働き方関連の回答が多いと思いますが最も大きな違いは年収が圧倒的に大企業の方が多いことですね。もちろん、一部の例外はありますが。

それと大企業だと世間の目があるので福利厚生はしっかりしています。

今だと働き方改革もあるので特にです。中小企業だと平気で「法律ではそうなってるけどウチでは違うから」とか言いますし。

大企業が…続きを読む

とのことでした。

働き方改革のため、大企業は福利厚生がしっかりしているようですので、メリットと考えられるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

大企業には大企業なりのメリットやデメリットがあったり、中小企業なら中小企業なりのメリットデメリットがあるということが分かったと思います。

あなたがどういう目的で企業に就職するのかといった考えに役立てば幸いです。