御社と弊社の使い分けについて｜面接やメールでの活用方法をご紹介

御社と弊社はビジネスでよく使う言葉ですが、どんな意味なのか解説します。

御社という表現をfaxで使う場合の例文について

ビジネスの用件でFAXを送るときは、相手の会社のことを指して御社という言葉を使うこともあります。

厳密には書き言葉では御社よりも貴社という表現を使うことが多いですし、御社という敬称を使っても間違いというわけではありません。

御社という言葉は直接会って話す時や、電話の会話で使う表現ですので、FAXで御社を使う場合は気さくな文面にするときのみになります。

例文としては以下のようになります。
 

平素より格別のお引き立てを賜りお礼申し上げます。

早速ではございますが、お送りする資料を御社の担当者様にご覧いただきたく存じます。

貴社を使った例文について

メールでの文章では書き言葉になりますので、相手の会社を指すときは貴社という言葉を使います。

例文としては、「明日上司とともに貴社にお伺いします。」といった文面が考えられます。

御社負担の意味とは

御社負担の意味とは、費用や必要な資源を相手の会社が負担して物事を進めることです。

例えば銀行の振込手数料を相手の会社に支払ってもらいたい時は振込手数料は御社負担にてお願いしておりますなどと伝えます。

御社と弊社の違いについて解説します。

弊社という言葉は社内で使ってもよいのか

弊社とは、「私の会社」という意味のへりくだった言葉ですが、社外の人に話すときに使う言葉です。

弊社は必ず身内ではなく、社外の外の人に対して使います。

そのため、社内の相手に対して弊社は使わず、「我が社」とか「うちの会社」といった言葉を使います。

貴社様という表現はいつ使うのか

貴社様という言葉は、貴社に敬称の様をつけた言葉となりますが、正しい言葉遣いではありません。

貴社という言葉はそれだけですでに敬称です。

敬称に対して二重に様をつけるのは正しくありませんので、様をつけずに「貴社」のみで使います。

一般的なビジネスの現場で貴社様という言葉を使う機会はありません。

御社という表現をメールで書く時の使い方とは

御社という表現は相手と直接会って話す時や、電話で会話をする時に使う表現です。

そのため、基本的にはメールでは貴社を使うのが正式な言葉遣いとなります。

しかし、話し言葉に近い文面にするときに御社を使うこともあります。

しかし、取引先や顧客向けなど硬い文面にするなら貴社のほうがよいでしょう。

御社と弊社の覚え方について解説します。

御社の別の言い方について

御社とは、あなたの会社という意味の言葉で、直接会ったときの会話や電話で使う言葉です。

御社の別の言い方としては、あなたの会社と言ったり、そちらの会社と言ったりします。

メールや文書など、書き言葉では、貴社を使います。

御社と貴社のメール上の使い分けについて

御社と貴社のメールでの使い分けについては、基本はメールは書き言葉ですので貴社を使います。

御社は会話で使いますので会って話すときや電話で使います。

メールでは常に貴社を使っておけば間違いありません。

就活面接での会社の呼び方について

面接での会話は話し言葉となりますので、そちらの会社という意味で御社を使います。

転職で面接を受けるときに今いる会社という意味で使うときは、「現在の会社では」といった言い方をすればよいでしょう。

もし面接を行う側の場合は、自社のことは「当社」を使うのが自然です。

こちらの会社という意味では弊社という言葉もありますが、こちらは目上の相手に対してへりくだる表現ですので、面接で使う必要はありません。

御社と弊社と貴社と当社、この4つの言葉の使い分けについて解説します。

弊社は話し言葉ではどのように表現するのか

弊社という言葉は、書き言葉でも話し言葉でも使う表現です。

会話で弊社を使うとフォーマルでかしこまった表現になります。

話し言葉でのその他の言い方としては、「私ども」「私どもの会社」といったりします。

当社は社内ではではどのように使うべきか

当社という言葉は社内ではそのまま使っても問題ありません。

その他の言い方としては、わが社、うちの会社などがあります。

社内への書き言葉で自分の会社という意味で使うのは当社が適しています。

弊社は目上の相手に対してへりくだる言葉ですので、社内では使いません。

議事録には弊社という表現で良いのか

議事録は社内に残す文書で、特定の社外の相手に見せることが前提になっていない限り弊社という表現は使いません。

議事録を残すときに自分たちの会社という意味で使うのは「当社」が適しています。

御社と弊社の使い分けを間違えた場合の対処について解説します。

エントリーシートに御社と書いてしまった場合どうすればいいのか

エントリーシートは応募先の会社に提出する書類です。

そのため、そちらの会社という意味を伝えるには、書き言葉の「貴社」を使います。

「御社」は話し言葉で使うため、エントリーシートでは適していません。

エントリーシートはフォーマルな書類ですし、採用の選考にも影響するかもしれませんので、書き直すようにしましょう。

面接で御社という表現は使わないほうがよいのか

面接で応募先の会社のことを指す言葉としては、「御社」を使います。

面接は話し言葉ですので、貴社ではなく御社を使うようにしましょう。

御社と貴社をメールではどのように使い分ければよいのか

メールを書くときは、基本的に貴社を使います。

書き言葉では貴社、話し言葉では御社が基本です。

メールの挨拶文で　「貴社ますますご清栄のこと」など、貴社をつかった決まり文句があります。

メール本文最初の挨拶で貴社という言葉を使った場合は、その後の文章も貴社で統一しましょう。

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今回は御社と弊社の意味や違いについて解説しました。

御社も弊社も仕事ではよく使う言葉ですので、言葉の意味や使い分けのしかたについて正しく覚えておくようにしましょう。

基本的な言葉ですので、もし使い方を間違えるとビジネスの経験が浅い人だと思われてしまいかねません。

この機会に正しい使い方をしっかりと覚えておくようにしましょう。