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【経験談】転職を決意して今の会社を円満退職するには

転職先が決まったら、あとは勤めている会社に退職届を提出して新たな出発!といきたいところですがスムーズに進まないのが会社との退職交渉です。できることなら円満退職ですっきりしてから新しいスタートを切りたいものです。執筆者も転職経験があり、会社との退職交渉が難航し3か月を要しました。そこで今回は、転職を考えている人や転職活動中の人に参考になればと思い、その時の体験を紹介します。

転職のきっかけは役職定年だった

私が勤務していたのは、愛知県にある自動車部品製造会社(A社)で、技術畑一筋に働いてきました。

私が転職を決意したのは、役職定年になった57才の時でした。
その日を境に立場が一転し、肩書は剥奪され一般職として働くことになりました。

仕事は、これまでの管理職業務は一切ない実務作業に戻りました。

具体的には、ハイブリッドカーのモデルチェンジに伴う、
ボデー板金部品のプレス工程計画を立案することでした。

仕事はやり甲斐があり、若いころに戻ったようで楽しかったのですが、
私が役職定年後に臨んでいた
「後継者を育てる」こととは違う内容に悩んでいました。

希望だった、後継者に自分の技術を伝承する場は、この会社にはありませんでした。

もはや、日本にはその場所がないことを自覚し、
海外にその場を見つけたいと考えるようになりました。


そんな時、静岡の会社(S社)から
「インドでプレス金型を設計製作している現地子会社で、技術者として働いてもらえないか」
と声がかかりました。

その会社と私の希望が一致して、インド行きを決意しS社に転職することを決意しました。

A社に「退職届」を提出し承認されたら転職することを決め、
4月の初旬に退職届けを提出しました。
期限は「4月末で退職したい」と退職届に記載しました。
 

退職を承認しない会社

退職届は直属の部長に提出し担当常務に渡されましたが、
決定権がある担当常務が私と面談をしてくれませんでした。

役職定年にされた私は会社には必要ない人間なので、
すぐに退職届は承認されると楽観視していた私には
予想外の対応でした。

それから数回面談をしましたが、
面談相手はいつも部長で肝心の常務は出席しないため交渉は進展しませんでした。

なぜ常務は私の退職を承認しなかったのか、明確な回答は聞いていませんが、
今思えば、ここで退職をしてインドと言う過酷な世界で外国人を相手に指導することや生活することを心配し、
残り3年、定年までここで働いた方が私のためだとの親心だったのかな!と思っています。


しかし、私の決意は固く、諦めずに交渉を重ねましたが進展せず、
2か月たっても退職届に承認印は押されないままでした。

 

転職先の会社が乗り出してきた

なかなか退職が決まらないので、業を煮やしたS社の重役が
「社長がA社の常務に会いに行くことになった」と連絡してきました。

実は、A社とS社は取引関係にあり(A社がS社に発注する関係)、S社の社長と常務は旧知の間柄でした。

S社の社長は常務に会って話をすれば分かってもらえると判断したようでしたが、
1回の面談では解決しませんでした。

S社の社長が私に「交渉は任せておいて」と言うので、
しばらく様子を見ることにしました。

A社とS社が今後も良好な関係を継続するためにも、私が円満退職する必要がありました。

そして、6月の中旬の面談で、
ついに常務が私の退職を承認しました。

こうして私の退職は6月末と決まりました。

円満退職で会社が破格の処遇を!

退職が決まり、人事部から私の退職金などの処遇について説明がありました。

A社の場合、定年は満60才でしたが、社内規定で、
「満55才を過ぎて退職する場合は、退職金は満額支給する」とありました。
自己都合の場合は70%の支給と言う規定もありますが、55才以上は100%支給になります。

人事部からも退職金の満額支給が通達されましたが、
「本来なら定年退職者にしか支給されない、特別功労金と記念品も授与します」
と言われました。

さらに、退職する日には
「社長が同席し送別食事会を開催しますので出席してください」と破格の処遇を告げられました。

こうして6月末日の退職の日、食事会の席で社長にねぎらいの言葉をかけられ
会社を去ることができました。


転職後は、静岡のS社で1か月間事前研修をした後、
インドに赴任して現地子会社で技術アドバイザーとして、
インドの若手プレス金型技術者の指導に当たりました。


こうして、役職定年後の希望だった私の技術を後継者に伝える仕事に就くことができました。

最後に

執筆者にとって初めての転職に伴う会社との退職交渉でしたが、
3か月と言う長期間の交渉になりました。

タイミングが転職先を決めてからの退職交渉だったので、
先に進むしかない気持ちを最後まで維持し、必ず退職をするという強い決意で交渉し、
あきらめずに粘り強く待った結果、円満退職をすることができました。

私の体験は特殊かもしれませんが、
法で定められた2週間で退職できるケースばかりではないようです。

そのような場合は、
意志を強く持って円満退職をゴールに設定し、
あきらめずに粘り強く退職交渉することが必要です。

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