【ジョイントベンチャーの意味とは】事例から見るメリット・デメリット

ビジネス用語としてジョイントベンチャーという言葉がよく使われます。

今さら周りの人に意味を聞きにくいという方は、ぜひこの機会にジョイントベンチャーの知識を深めておきましょう。

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複数企業が共同出資し設立した会社

ジョイントベンチャーとは、複数の企業が共同出資し、新たに設立した会社のことをいい、「合弁会社」という言い方をすることもあります。

ジョイントベンチャーには主に2つの形態があります。

1. それぞれの企業が出資し、新しい会社を作って共同で経営するという形態
2. 既存企業がもつ株式の一部を買収し、既存の経営者と株主で共同経営をするという形態

一般的には、前者の形態をとることが多いと言われています。

「買収」や「提携」との違い

ジョイントベンチャーのように他の企業と一緒にビジネス展開を行う経営形態として、買収や提携（アライアンス）があります。

では、これらはジョイントベンチャーとどのように違うのでしょうか。

まず、「買収」は一つの会社が別の会社の株式や事業を買い取ることです。

企業買収による相乗効果が期待でき、買収資金準備も不要ですが、組織文化の摩擦が起きるというリスクも伴います。

そして「提携」は、資本金のやり取りがないため、新事業を展開することが可能です。

ですが、予想外の調整コストがかかったり、シナジー効果が見込めなかったりするため、提携を解消する場合もあり得ます。

これらの中間形態に位置する、ジョイントベンチャーは「買収」や「提携」のメリットを併せ持っていると言うことが出来ます。