【経験者より】公的機関を利用して海外転職する方法の画像

【経験者より】公的機関を利用して海外転職する方法

転職が当たり前になっている今日、転職先に選ぶのは日本に限らず、海外に行きたいなんて方もいるのではないでしょうか。海外転職をする場合、海外専門の転職エージェントや現地の転職サイトを利用する方法が一般的ですが、JICA(ジャイカ)などの公的機関を利用する方法もあります。そこで今回は、公的機関を利用して海外転職をする方法をお伝えします。

はじめに

転職先に海外を選択する場合、海外専門の転職エージェントや現地の転職サイトを利用する方法が一般的ですが、
JICA(ジャイカ)などの公的機関を利用する方法もあります。

JICA(独立行政法人国際協力機構)が主催する海外派遣事業で有名な活動が「青年海外協力隊」です。
この他に「シニア海外ボランティア」というのもあります。

両者はボランティア的な要素があり、数字での成果は求められていませんが、
現地での生活費と、任務を終えて帰国後の、
社会復帰資金としての国内手当が支給されます。

これに対しプロフェッショナルとして海外へ行くのは、
AOTS(海外産業人材育成協会)が主催する「海外専門家派遣制度」です。

こちらは数字での成果が求められる代わりに専門家としての高待遇が保証されます。

今回は、海外への道を開いてくれる

  • 青年海外協力隊
  • シニア海外ボランティア
  • 海外専門家派遣制度

の3つについて詳しく紹介します。

青年海外協力隊とは

青年海外協力隊とは、3つのうちもっとも古い歴史を持つ活動で、
発足から50年以上が経ち、これまで88カ国に、4万人以上の隊員を派遣しています。

概要は以下のの通りになっています。

事業主 独立行政法人国際協力機構(JICA)
応募資格 20才~39才
募集期間  年2回(春・秋)
待遇 現地生活費:300~760米ドル/月 住居費、往復渡航費支給
国内手当 帰国後の社会復帰費用 55,000円/月×派遣期間 他


現地生活費は派遣される国によって違います。

その国の物価に合わせた額になり、その金額で生活することは可能です。
派遣先で普通に生活すれば余裕がある金額のようです。

住居は原則として受け入れ国の政府が提供します。国によっては住居の提供がないことがあり、
その場合は、現地のJAICAと一緒に探したりホームステイになる場合があります。
光熱費は本人負担です。

海外で働きたい若者に支持されています。

※詳細は下記サイトをご覧ください↓
 JICAボランティア ホームページ(20~39歳の方)

シニア海外ボランティア

シニア会議ボランティアは、1990年に発足してから、73カ国に5800名ほどのメンバーを派遣しています。
概要は次の通りです。

事業主 独立行政法人国際協力機構(JICA)
応募資格 40才~69才
募集期間  年2回(春・秋)
待遇 現地生活費:600~1,510米ドル/月 住居費、往復渡航費
                  ※希望すれば配偶者や子どもと一緒に渡航できます
 
国内手当 帰国後の社会復帰費用 55,000円/月×派遣期間 他

現地生活費は派遣される国によって違います(内容は青年海外協力隊と同じです)。
家族帯同の場合は、家族の渡航費なども全額JICAから支給されます。

青年海外協力隊、シニア海外ボランティア共に、年2回の募集があり、
その都度全国各地で説明会が開催されます。
説明会は、参加無料、予約不要で入退場が自由なので気軽に参加できます。

私も名古屋の説明会に参加したことがあり、シニア海外ボランティア経験者の話も聞けて参考になりました。

※詳細は下記サイトをご覧ください↓
 JICAボランティア ホームページ(40~69歳の方)

海外専門家派遣制度は、成果を求められるが高待遇

この制度はAOTS(海外産業人材育成協会)が主催していて、
専門家登録した人を開発途上国の日系企業や現地ローカル企業に派遣する制度です。

手当は専門家の経験年数などで違いますが、年収1千万円を超える人もいます。

応募資格は、専門分野において指導できる技術力・経営的専門知識、経験等を有し、
かつ5年以上の日本国内業務歴があることで、年齢が25才から65才までです。


私はこの制度を使ってインドの日系企業とローカル企業を指導しましたので、その時の体験を紹介します。

私の場合は、57才でプレス金型設計技術の専門家登録をしました。
その後、インドに現地子会社(A社)がある静岡県の会社から声がかかり、
AOTS(当時はJODC)にインド派遣の申請をして、書類審査合格後、
東京のJODCで最終面接を経てインドへ派遣が決まりました。

渡航前の準備として、JODCの負担で英会話教室に通ったり狂犬病などの予防接種を受けたりしました。

派遣された会社(A社)は、プレス金型だけを設計製作するインドで唯一の会社で、
社員は100名ほどで日本人は社長と私の二人だけです。

会話は英語ですが、インド人同士ではヒンディー語になり、

毎朝のミーティングでも突然ヒンディー語に変わることがありました。

私の専門家としての任務は、

  • A社の技術向上 
  • A社の人材育成
  • 付加指導:A社の協力メーカーB社とC社の技術指導

であり、それぞれの項目で目標、実施内容、指導スケジュールを派遣前にJODCに提出しており、
半年に1回、指導内容や目標達成状況などの経過報告をしなければなりません。

また、毎月、週ごとの指導内容を記載した月別報告書を提出します。

派遣期間中に海外出張や日本へ一時帰国する場合は事前にJODCに届けを提出し、
承認されないとインド国外に出ることはできませんでした。

大半の人は、任期(1年~2年)満了して帰国しますが、
私は残念ながら任務途中で帰国することになりました。
派遣されて7か月ほど経った頃、朝、アパートで左半身に麻痺が起こり持っていたマグカップを床に落としました。

すぐに入院し精密検査を受けた結果、脳の血管が詰まって、
細くなっている箇所があることが分かり日本へ強制送還されることになりました。

日本の大学病院で精密検査をした結果、軽い脳梗塞でしたが、
手術の必要はなく投薬治療することになりました。
医者からはインドに復職する許可をもらいましたが、
JODCが再発を心配し専門家契約を解消して、私の専門家としてのキャリアは終了しました。

任務途中の無念な結果となりましたが、私にとっては貴重な経験になり感謝しています。

 

※制度についての詳細はこちらをご覧ください↓
 一般財団法人海外産業人材育成協会ホームページ

まとめ

私の海外専門家派遣は道半ばで終わってしまいましたが、
とても貴重な経験になり、その後のタイ転職に大変役に立ちました。

私のように途中降板する例は少なく、
多くの専門家が発展途上国で技術指導に尽力し、任務を完遂しています。
海外専門家派遣登録、審査は随時実施されていますので、興味がある方は登録されたらいかがでしょうか。

青年海外協力隊とシニア海外ボランティアは、
今現在も多くの人が世界の発展途上国で現地の人たちの支援をしています。

どちらも毎年2回全国で説明会を開催していますので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょう。

貴方を必要としている国や企業が世界中で待っています。

この質問に関連する転職相談

第二新卒が採用面接時にアピールすべきことは何ですか?

第二新卒です。現在転職活動をすすめています。 今回、聞きたいことは第二新卒が採用面接時にはどのようなことをアピールしておく必要がありますか。 実際に面接を再来週に控えているのですが、 正直、新卒二年目ということもあり、特筆した結果や...

新卒1年目ですが、事務職から営業職やSEは転職可能でしょうか?

事務職から営業職やSEは転職可能でしょうか? 新卒で早期離職をしてしまい、事務の経験も3ヶ月しかないです。 正直、新卒の時以上に事務の求人が少なくてリクキャリやウズキャリ、ジェイックなどのエージェントにも断られたりしてます。このまま正社員と...

転職活動で年収が上る人はどれくらいアップするんですか?

現在転職活動をしています。 社内のメンバーとの不和から異動を命じられたのですが、 自分の希望しているポジションではなかったので、転職活動をしています。 最低限目標として年収70万円upを目標に転職活動をしているのですが、 40万円アップまで...

パワハラをされないようにするための秘策はありますか?

はじめまして 先々月転職が決まり、今週から転職先の会社で働いています。 退社理由は、無理な業務量を上司から押し付けられていたことからだったのですが、 私は、人に言われたことをあまり強く拒絶することができずにいて、前の会社ではあらゆる業...

適性検査で、自分の希望している職と一致しない場合皆さんならどうしますか?

現在事務職で仕事を探し転職活動をしているのですが、適職診断で、向いている仕事が、SEや軽作業、情報収集分析、などと診断され、向いていない仕事が事務、販売、営業となりました。このような診断結果に基づいて職種を考え直した方がいいのでしょうか?

今後のキャリアや転職をお考えの方に対して、
職種や業界に詳しい方、キャリア相談の得意な方がアドバイスをくれます。

相談を投稿する場合は会員登録(無料)が必要となります。
会員登録する 無料
JobQ運営局
株式会社ライボJobQ運営局の公式アカウントです。

 関連キーワード

この記事が気に入ったらいいね!しよう

無料ユーザー登録
無料で相談を投稿する
カテゴリ
メニュー