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【企業と就活生のミスマッチを防ぐ】お互いをよく知るために必要なステップとは?

せっかく就職活動をやって入社できた企業なのに、すぐにその企業をやめてしまう人は少なくありません。それは、入社前の会社に対するイメージと実際が異なることから生まれるミスマッチではないでしょうか?そんな企業側と就活生のミスマッチを防ぐためにはどうすればいいのか。本記事は、実際に人事経験のある方のお話です。

辞めたくても、そうは問屋が卸さない

数ヶ月前から、いつもの喫茶店で新しいウェイトレスが働き始めた。まだ10代に見える彼女は、少し茶色味のある綺麗な髪を丁寧にまとめ、可愛いらしい笑顔とハキハキと気持ちの良い接客で私を和ませてくれた。

どうやらそう感じたのは私だけではなかったようで、彼女目当ての愚かな常連客がこれまでより頻繁にコーヒーを飲みにこの喫茶店に通っているようだった。
店主としては生きた招き猫を雇ったようなものだろう、さびれた喫茶店に少しの潤いがもたらされたのだ。

しかし、そのプチバブルは約二ヶ月で弾けることになった。

『彼女、急に来なくなっちゃって…給料日の直後にメールで辞めますって連絡きただけなんですよ。』

彼女の姿が見えなくなってから数日、動向が気になった常連客の1人が店主に尋ねた返答をまんまと盗み聞きしたのは私だけではないだろう。

なるほど、アルバイトというのは辞めたければ顔も出さずに辞められるものなのか。彼女が辞めてしまった事実より、アルバイトの制約の低さに驚いてしまった。

しかし、就職となると話は別だ。

会社員が退職するには複雑で面倒な手続きが必要になり、関係各所に頭を下げなくてはいけない。
また、新入社員のうちに退職となれば人事も黙ってはいないだろう。

新人一人を雇うために、どれだけ会社のお金がつぎ込まれているのか考えたことがあるだろうか。

社会人は信用が第一。身勝手な退職理由では、辞めてからも個人に対する信用を失うことに繋がり、その後の就職に悪影響を及ぼしかねない。内定を断るのとは、訳が違うのだ。

もちろんそれがやむを得ない事情やキャリアアップのためのポジティブ退職なら本人も企業も納得できるだろうが、「こんなはずじゃなかった」というネガティブ退職の場合は辞めるだけで相当な労力を使い果たしてしまう。

厳しい就職活動を乗り越えるのだ、せっかく内定を勝ち取って入社したのに、すぐに辞めてはもったいない。


そうならないためには、どうすればいいのか。

石の上には3年もいられない

3年離職率という言葉を聞いたことがあるだろうか。
知らない人は、いますぐ就職四季報を読んでみたほうが良い。

その名の通り「新入社員が3年で辞める割合」を出しているもので、厚生労働省が出した統計によると、なんと新入社員の3割が3年で辞めているという結果が出ている。

終身雇用制という言葉が死語になり、ベンチャー企業の台頭や転職志向が進む世の中を考えれば、この数字は決して高くないのかもしれないが、それは先述した通り「ポジティブ退職」の場合である。

だが残念なことに、退職理由の多くは「残業が多い」「仕事内容のミスマッチ」というネガティブ退職なのである。

あれだけ頑張って就職活動をしたにも関わらず、わずか3年を我慢できずに肩を落として辞めていく若者がほとんどなのだ。

しかしそれは、決して学生側にだけ問題がある訳ではない。原因の一つとして、日本の就職活動というスタイルにあると私は考える。

就職は結婚と一緒ってほんと?

お互いをよく知ってから将来の伴侶として添い遂げる約束を交わすという意味で、よく同じ土俵に乗せられる就職と結婚だが、本当にそうだろうか?

結婚は、それぞれが納得するまで付き合いを重ね、十分に相手のことを知ってから決断することができる。

しかし、就職活動ではなかなか難しい。

企業の採用活動が本格的に始まってから内定を出すまで、どんなに長くても半年、短ければ3か月という場合もある。

そんな短時間で、お互いのことをよく理解できるだろうか。

長年付き合ってきた相手との婚姻届けに印を押すのでさえ「本当にこれでいいのかな…」と躊躇した身としては、数回の説明会と面接だけで将来を決めてしまうのは、あまりにも不安要素が多いように感じてしまう。

では、就職における一番良い就職先の見つけ方はなんなのだろうか…

就職のための“実習”に参加すべし

その答えは、ずばりインターンだ。


業務内容を学ぶことはもちろん、人事だけではなく現場社員と直接触れ合い、社風を肌で感じることができる。

企業以外の人間が堂々と会社の中を歩き業務を見られる機会なんてなかなかない。

もちろん、インターンに参加してみてミスマッチを感じればその企業の選考は受ける必要はないし、その代わりに他の企業の選考に時間を割くことができる。

また、企業側も面接だけでは測れない学生の素質や志望度を知ることができ、場合によってはそのまま内定を出す場合だってある。

インターンはまさに、学生にとっても企業にとっても大きなメリットがある制度なのだ。

10社も20社も受ける必要はない、本当に行きたいと思う企業数社で良いのだ。
将来を決める大切な就職活動、時間と手間を惜しまずぜひ挑戦してみてほしい。

最後に

ただ、中には「インターンの選考が厳しくて参加できない」「希望する企業にインターン制度がない」「もう募集が終わってしまった」という場合もあるだろう。

「そもそもインターンなんて選考と関係ないでしょ」なんて声も聞こえてきそうだ。


では、そういった場合の「会社選び」は何を軸にすればいいのか…この続きは、人手不足でなかなか運ばれてこないコーヒーのおかわりが来てから話すとしよう。

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