【Jリーグには就職できるのか？】狭き門を通過するためにやるべきこととは？

日本国内におけるサッカーのプロリーグ、Jリーグのクラブで働くというのは、どのようなものなのでしょうか。

実際に、Jリーグクラブと一言で言っても、実際の運営には数多くの職種が存在していることは自明の事実です。

今回は、Jリーグクラブでの仕事内容、クラブへの就職方法など、Jリーグクラブの運営についてご紹介します。

どのような職種があるか

Jリーグクラブには、選手や監督などのサッカーそのものに携わる分野と、クラブを運営する分野に大きく分けられます。

クラブ運営に携わる職種も多くあり、代表的なものとして次のような職種が挙げられます。

• 営業
• チケット販売
• グッズ企画販売
• 広報
• スクール運営
• イベント企画・運営

サッカーチームを支えるために、上記以外にも多くの職種が存在しています。

仕事内容

先述した職種それぞれの仕事の内容は次のようなものです。

• 営業
  スポンサー企業への営業など、クラブ運営に必要な売上を支える役割です。
   
• チケット販売
  試合のチケット販売、販売促進の企画・運営、精算を担当します。
   
• グッズ企画販売
  チームや選手のグッズの企画・販売、在庫管理を行います。
   
• 広報
  公式ホームページなどでの情報発信や、メディア対応などをとりまとめます。
   
• スクール運営
  クラブのある地元との関係性を保つための、子供向けのスクール運営を担当します。
   
• イベント企画・運営
  観客動員数増加のため、試合以外のイベントを企画し、運営します。

​​これ以外にも、クラブチームの顔ともいえるマスコットのブランディングなど、多岐にわたる仕事があります。

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1993年に発足したJリーグ。

25年以上経った今も、観客動員数ほぼ横倍の状態が続き、年間2万人弱という数字を推移しています。

サッカー以外にも、多くの娯楽として楽しめるスポーツがある日本で、今後Jリーグにどのような将来性が見込めるのでしょうか。

Jリーグ百年構想

「Jリーグ百年構想」というキャッチコピーがあります。


これは、1996年のリーグ発足時に、Jリーグの広報活動の一環として採用されたものです。

これは、それぞれの地域におけるサッカーを中心としたスポーツ文化の確立を目指す計画でもあり、地域に根付いたクラブ名を他競技と共有することなど、さまざまな活動を通して、スポーツ文化が地域に根付くことを目指しています。

スター選手の獲得や若手選手の台頭

Jリーグ発足時は、海外のスター選手の活躍がメインになっていましたが、その後海外クラブで活躍するレベルの日本人選手も多く台頭するようになり、Jリーグの世界的レベルが上がり、国民のサッカーへの関心が高いレベルで保たれるようになりました。

近年は、イニエスタやフェルナンド・トーレスの獲得など世界的なスター選手の獲得も進み、Jリーグはよりグローバルに、そして地域に密着して成長していくと考えられます。

Jリーグのクラブに就職するためには、どのような方法があるのでしょうか。

ここでは、就職するためのルート、そして必要とされるポイントについて確認してみましょう。

インターン

まずJリーグのクラブに就職する方法として、まずインターンとしての求人に応募することが挙げられます。

もちろん、特定の職種で求人募集が出ることもありますが、まだ学生であれば、各クラブが募集しているインターンから始めて、クラブ運営業務に携わることで、自身の適性も判断できるので検討する価値があります。

コネクション

実際にJリーグクラブで勤務している人が就職したきっかけが、知り合いの紹介ということが多くあるのが、この業界の特徴のひとつとも言えます。

サッカーに関する仕事をしていたり、周囲に関係者がいて、そこからポジションを紹介されるということで、Jリーグクラブにおいてはコネクションも就職において重要な要素になると考えられます。

人間性

サッカーに対する強い憧れや熱意があったとしても、実際にクラブ運営に携わるには強いモチベーションを維持することが求められます。

営業や広報、どの分野においても、人間性がそのままクラブのブランディングに直結するということを意識して、Jリーグのクラブへの就職を目指す明確な動機をもつことが必須となることを意識する必要があります。

Jリーグクラブへの就職を実現させるために、どのような大学に行くことが有利なのでしょうか。

ここでは、Jリーグクラブ就職と大学の関係性について確認してみましょう。

スポーツビジネスの大学について

Jリーグクラブひとつひとつは決して規模が大きいものではなく、就職は狭き門であることは確かです。

クラブは、ビジネスとしてサッカーを扱っていることから、スポーツビジネスに関する実践できる知識をもっていることが、大きなアピールポイントになると考えられます。

法政大学スポーツ健康学部にあるスポーツビジネスコースなど、多くの大学でスポーツビジネスやスポーツマネジメントが学べるので、情報収集することをおすすめします。

新卒での採用はあるのか

Jリーグクラブでは新卒採用の求人が出ることはかなり稀と言えます。

クラブとして人材育成をする余裕がないというのがよく聞かれる理由で、ある程度のビジネススキルを身につけていることが必須となります。

また先述の通り、スキルだけではなくコネクションが有利に働く業界なので、スタジアムでアルバイトをしたり、スポーツビジネス系の企業にインターンするなどして率先して人脈作りに取り組みましょう。

今後オリンピックを皮切りに、スポーツ産業はますます発展すると見込まれています。

その中で、長い歴史をもつJリーグを支える一員として、地域そして日本全体の活性化に貢献するのは、キャリアとして最高ではないでしょうか。

決して難易度の低い業種ではありませんが、自分のスキルとコネクションを最大限に活かして、意識高く挑戦することが成功の秘訣です。