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【メンタルヘルスマネジメント検定とは】話題の用語について解説

自分のスキルの向上のために、検定試験を受けることは一種の方法です。そして最近話題なのが、「メンタルヘルスマネジメント検定」です。人材の重要性が高まる今日、部下の仕事量だけでなく精神的な管理も求められるようになりつつあります。この記事では検定の内容や難易度について解説します。

メンタルヘルスマネジメント検定とは?

どのような問題が出題されるの?

近年精神疾患を抱える人は増えてきています。疾患とは言わないまでも精神的な不調を訴えたり、不安・悩みを抱えていたりする人は増加傾向にあると言えます。

原因はさまざまですが、特に職場や学校の人間関係が多いようです。メンタル面での不調を理由に休職・離職する人も同様に増加傾向にありますから、労働人口を保ち、国内の生産性を向上させるためには労働者らのメンタルヘルスマネジメントが重要だといえるのです。

そこで今回は、メンタルヘルスマネジメント検定について解説していきます。

メンタルヘルスマネジメント検定はメンタルヘルスケアに関連した知識を習得したり、対処方法を身に着けたりするものと言えます。出題される問題も当然そうしたことに関係しており、精神疾患の未然の防止、管理監督者が行うべき部下のケア、組織が取り組むべき労働環境や労働者のケアをテーマにした問題が出されるのです。
 

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メンタルヘルスマネジメント検定の難易度と合格率


1種(マスターコース)

1種(マスターコース)は人事労務管理スタッフ経営幹部を対象に実施されており、マスターコースを持っていれば企業全体がメンタルヘルス対策に取り組んでいく上で先陣を切っていく人材となり得るでしょう。

メンタルヘルスケアに関する計画の立案や、産業保健スタッフなどとの連携、研修などの企画および実施を行える水準に達することが達成目標とされています。

肝心の難易度と合格率ですが、経営陣を対象にしていることや3種類のコースの中で一番難しいことからも分かる通り、毎回合格率は低いです。2018年11月に実施された1種の検定は2077人が受験しましたが、合格者数は332人しかおらず、合格率に換算すると20.2%となります。

その前年である2017年11月の検定では受験者2062人に対し合格者はわずか306人で、その割合は18.7%です。この2回に限らず、大体1種の合格率は20%に到達するかしないかくらいと言えそうです。
 

2種(ラインケアコース)

2種(ラインケアコース)は管理職を対象としており、1種よりも限られた範囲でのメンタルヘルスケアを目的としています。

自分の所属する部署に限定し、部下のメンタルヘルス対策を進めていけることを中心としているのです。同じ部署内で毎日顔を合わせている間柄ですから、部下に変わったことがないかを観察し、何かあれば相談に乗るなど対策を講じるのが2種を持つ管理職の役割でしょう。

2018年11月の受験者数は1種よりも多い10104人で、5816人が合格しました。これを割合に直すと65.1%ですから、1種よりも難易度は大幅に易しいと言えます。さらに、2017年11月では9576人の受験者中、4333人が合格しており、合格率は51.1%となります。
 

3種(セルフケアコース)

3種(セルフケアコース)は役職についていない一般の従業員を対象としており、試験の目的も部下や後輩のメンタルヘルスケアを行うことではなく、自己のメンタルマネジメントです。つまり、その名の通りセルフケアの手段を身に付けることが目標なのです。

これは自分一人でメンタル面の問題を解決する際にももちろん有効ですが、なによりも自分の不調にいち早く気づき、周囲にサポートを求めるために役立つでしょう。3種類の検定試験コースの中で最も難易度が低く設定されておりますが、受験者数は2種よりも少ないです。

2018年11月の試験では2種の半分ほどである5055人が受験し、3870人が合格しました。この時の合格率は85.5%です。さらに、その前年には4381人が受験し、合格したのは2986人でした。この時の合格率は75.7%ですので、きちんと勉強、対策をすればほとんどの人が合格できる難易度と言えるでしょう。
 

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メンタルヘルスマネジメント検定の過去問の勉強時間


メンタルヘルスマネジメント検定1種過去問の勉強時間

3種類のコースの中で最も難しい1種は、合格するまでの勉強時間も最長です。書店などで販売されているテキスト、過去問も2種や3種より厚く情報量が多いため、これらを読むだけでも時間がかかるでしょう。

トータルの勉強時間はおよそ3,4カ月ほどと見ておくべきです。
 

メンタルヘルスマネジメント検定2種過去問の勉強時間

問題によっては一般的な常識が備わっていれば解答できるものも多いです。そのため、勉強時間は数週間から1カ月で十分でしょう。ただし、合格のラインが正答数7割ですから油断はできません。

また、暗記問題が大多数を占めていますから、暗記が得意な人と苦手な人で勉強時間は大きく異なるでしょう。
 

メンタルヘルスマネジメント検定3種過去問の勉強時間

合格率からも分かる通り、3種はそれなりに対策をしておけば合格することができます。したがって、何週間にもわたって勉強し続ける必要はないでしょう。

個人差はあるでしょうが、大体1~2週間ほど勉強を続ければ合格できます。勉強方法はテキストの通読から始め、過去問を解くことで知識が頭に入っていることを確認しましょう。

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独学で勉強することも可能?


検定試験の勉強方法について

1種は合格率20%程度、2種は60%程度とそれなりに高い難易度ですが、独学でも試験に受かることは可能でしょう。最近では職場におけるメンタルヘルスケアが注目されているということもあり、メンタルヘルスマネジメント検定の対策テキストが何種類も販売されています。

日中は仕事をこなし、休憩時間や帰宅後の時間に試験対策を行うというのは簡単なことではありませんが、勉強時間の分だけ合格の期待値が高まる試験であると言えます。なぜなら、検定試験の内容は暗記が大半を占めており、計算問題はほとんどないからです。

販売されている過去問題などを中心にして勉強を進め、重要な箇所を暗記することを繰り返せば十分独学でも合格できるでしょう。
 

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メンタルヘルスマネジメント検定は就職に有利なの?


メンタルヘルスマネジメント検定で転職できる?

メンタルヘルスマネジメント検定はまだまだ認知度が低く、ましてや国家資格でもありません。この資格を持っていて有利になることはあるかもしれませんが、これを武器に転職活動を行うのは無謀です。

ただし、近年の傾向からメンタルヘルスを導入していく企業は増えていくと予想されますので、従業員を管理する経営者や部下をまとめる管理職という立場であれば是非持っておいた方が良い資格でしょう。
 

メンタルヘルスマネジメント検定の合格後の就職先

メンタルヘルスマネジメント検定に関連した職業には、公認心理師や臨床心理士、産業カウンセラーなどがあります。どれも精神疾患などメンタル面のトラブルを前もって予防し、悩みや不安を抱えている人をカウンセリングすることが主な仕事内容です。

もちろん、メンタルヘルスマネジメントをメインの仕事にしなければならないということはありません。こうした資格を持っていることにより、自身のメンタルヘルスケアや部下の育成にも役立つでしょう。

つまり、間接的にあらゆる環境や業務に対応できる能力を身に着けられると言えます。
 

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まとめ

今回はメンタルヘルスマネジメント検定について解説いたしました。いかがでしたでしょうか。

まだまだ認知されていない検定ですが、こうしたメンタルに即した資格は、今後さらに重要視されていくでしょう。
 

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