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短時間正社員制度 助成金

短時間正社員制度の助成金と導入のメリット・デメリット

短時間正社員制度をご存知ですか?短時間正社員制度を導入することにより、企業はキャリアアップ助成金というものを受け取ることができます。しかしこの制度にもメリットとデメリットが存在します。今回は短時間正社員制度の助成金についてとそのメリットデメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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制度導入でキャリアアップ助成金の対象になる

1日8時間フルタイムで働くことが当たり前の世の中と思い込んでいる方は多いですが、実は今は違います。

各々のライフスタイルやライフステージに合わせて働き方を選ぶ形にシフトしてきているのです。

一時期はフレックスなどがありましたが、それとは違った働き方が流行ってきているのです。

それはと言いますと、短時間正社員制度と言い、字の通り短時間勤務の社員を正社員として雇用することです。

企業としては痛手ではと思うかもしれませんが、実はこの短時間正社員制度を導入することで、キャリアアップ助成金を受け取ることができるのです。つまり、企業にとって実はポジティブなことと言えるのです。

キャリアアップ助成金とは

ほとんどの人が気になったキャリアアップ助成金ですが、単に短時間正社員制度を導入すればもらえると言う助成金ではありません。

お金をいただくので、いろいろと満たさないといけない条件があるのです。

まず、対象となる従業員ですが、パートタイマー、有期契約労働者、正社員などです。

そして、企業側はキャリアアップ管理者を設置するのと、就業規則に記載すること、労働保険料を収める。

6か月以内に解雇しないことなどの要件を満たさないといけないのです。労働者と経営者、双方にとって条件が必要になってくるのです。

厚生労働省が短時間正社員制度に助成する目的

なぜ、厚生労働省が短時間正社員制度に対して助成をしているのかと言いますと、介護や育児など、昔から仕事以外の部分で課題と言われていたことを解決し、国民一人一人がストレスなく働ける環境を実現するために、働き方を多用しないといけないからです。

つまり、厚生労働省としての働き方改革と言える取り組みなのです。

これまで介護や育児を理由に短時間勤務へシフトしないといけないという人が多く、その分、給料も減るなど、労働条件の変更で厳しい状況に追い込まれてきた方もいらっしゃるのですが、そのような人たちをなくすことができる制度です。
 

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▶︎【短時間正社員制度とは】メリット・デメリットをご紹介

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短時間正社員に該当する条件とは何か?


それでは短時間正社員はどのような条件を満たせばいいのかと言いますと、まずは正社員と同じ期間の定めのない労働契約を締結していることです。

そして、次に必要なのが、労働時間当たりの基本給、賞与などの算出方法がフルタイム正社員と同等であり、なおかつ1週間の所定の労働時間がフルタイム正社員より短いことです。

短時間勤務でも給与などを心配せずに働くことができるのです。

短時間正社員の労働時間

短時間正社員と言いますが、気になるのは労働時間です。

どのくらいの短時間勤務で正社員に満たされるのかと言いますと、1日5時間で週5日勤務、1日8時間で週4日勤務など、フルタイム正社員より労働時間が40時間短い感じになっています。

このようにすることで介護や育児をしながらでも正社員として働くことができるのです。

短時間正社員の契約

短時間正社員の契約ですが、正社員と同じく契約に制限はございません。

また、採用後の6か月経過するまでは解雇することもできないのです。

つまり、安心して働くことができる制度と言えます。その分、短時間だから与えられる仕事が限定されてしまう場合もあります。

ただ、あなたのライフスタイルに合わせて働くことができると考えればプラスです。

高齢者の雇用についてはどう扱えばよいか

短時間勤務構わないのであれば、高齢者なども短時間正社員で雇えばいいのではないかと考える人はいらっしゃいます。
実は、女性や高齢者のために導入した働き方と言えるのが、この短時間正社員制度です。

働き盛りの男性よりも、仕事以外で時間を取られる。

体の衰えなどから長い時間働けないなどの方にはおススメできる働き方なのです。

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短時間正社員制度は就業規則でどう定めるか


いざ短時間正社員制度を導入するにあたり、就業規則にはどのように定めたらいいのかと言いますと、まず軸となるのが、基本給、手当、福利厚生などです。

こちらはフルタイム正社員と同等にしないといけません。また、パートタイマーと契約社員とのすみわけも必要になってきます。

他にも残業なども定めないといけないので、新たに作ると考えた方がいいでしょう。

短時間正社員の残業に関する定め

短時間正社員に対して残業をさせることはできません。

まず、フルタイムで勤務できないから短時間勤務になっているので、残業などできるはずがありません。

つまり、これまでフルタイムで働いてきた社員が短時間にシフトする場合は、フルタイムの正社員などで補う方法を考えないといけないのです。

短時間正社員の有給に関する定め

短時間正社員になった場合、有給はどうなってしまうのか心配の方も多いはずです。

しかし、安心してください。短時間正社員になっても有給休暇は付与されます。

フルタイム勤務よりかは少なくなりますが、しっかりと有給は頂くことができます。

経営者は勤務数から換算して有給日数を正確に定めないといけません。

短時間正社員の給与に関する定め

給与に関しては、これまで短時間勤務になれば、時給になり、正社員の頃よりも少なくなってしまうと考えていた方は多いのですが、短時間正社員の場合、フルタイム正社員と同等の賃金で働いた分の時間で換算されます。

つまり、給与の面で心配する必要はないのです。

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短時間正社員制度のメリットとデメリットとは


ここまでは企業にとっても、労働者にとってもポジティブに考えられる制度に見えていますが、こちらの制度にもしっかりメリットとデメリットがございます。

ここからはメリットとデメリットを紹介しながら比較などもしていきます。

メリットとデメリットを徹底比較

まずメリットですが、正社員としての恩恵を受けられる。自分の時間を確保できる。キャリを構築できるなどです。

短時間勤務になってしまうとアルバイトと同じ仕事を与えられる可能性もあり、キャリアまで考えることができませんでしたが、短時間正社員ならキャリアの心配もありません。

逆にデメリットですが、上司が理解するのが難しいことと、責任が重くなることなどです。まだまだ世間の目が強いと言えます。

短時間正社員制度導入には助成金以外のメリットもある

企業にとっては助成金、労働者にとって安心して働けるなどのメリットがありますが、他にどのようなメリットがあるのかと言いますと、双方にとって一番は優秀な人材を確保できることです。

短時間正社員で働きながらキャリアが構築できるので、優秀な人材になることは間違いありません。

また、そのような環境であることを知り、優秀な人材が集まる可能性が非常に高いのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。働き方改革はこのような部分もあるのです。

特にこれからは平均寿命も伸びていくので、短時間での勤務も重要になってくると言えます。

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