オンスケってどういう意味？使い方や例文、その他のビジネス用語もご紹介！

グローバル化が進む社会の中で、英語をベースにした言葉はさまざまな場面で使われるようになりました。
 
特にビジネスの世界では、カタカナ語で日本語の一部として多用されています。

「このプロジェクトはオンスケで進んでいるよね？」と上司に聞かれたら、きちんと答えることができますか？
 
今回は、ビジネスでよく使われる「オンスケ」という言葉についてご紹介します。
 

語源は英語のon schedule

「オンスケ」という言葉は、英語の「On Schedule」からきており、「オンスケジュール」を略した言い方です。
 
直訳すると、「スケジュール（予定）通りに」という意味で、日本語でも同じニュアンスで使用されています。
 

オンスケの意味について

「オンスケ」とは、計画や作業予定が順調に進んでいる状態を指しています。

社内ではもちろん社外に対して、「遅れや滞りなく予定通り作業が進行している」という状態を意味する言葉として多用されています。

ここでは、「オンスケ」という言葉の使い方を例文と併せて確認してみましょう。
 

オンスケの仕事での使い方は？

仕事上で「オンスケ」という言葉を使う場面として挙げられるのは、プロジェクトなどの作業計画の進捗報告をする場面です。
 
またIT業界では、開発が問題なく遅延なく進んでいるという意味合いで「オンスケ」は多用されており、ここではタイムライン的な遅れがない、という意味と、問題が起きていない、という意味を持ち合わせています。
 
「オンスケ」のようなカタカナの略語はカジュアルな表現とされますが、「オンスケ」の場合、上司や社外のクライアントに使用しても失礼にはなりません。正しい意味と使い方を理解しておきましょう。
 

オンスケの例文について

「オンスケ」の使い方として次の例文をみてみましょう。
 

「このプロジェクトはオンスケで進んでいます。」

上司やリーダーにプロジェクトの作業進捗を確認された際に、「問題なく円滑に進んでいる」という意味合いで使います。
 

「このチームの課題のひとつは、全工程をオンスケで進行させることだ。」

この場合も、「作業工程を遅れなく予定通りに」という意味で使われています。

ここでは、「オンスケ」とスケジュールに関連する他の用語との違いについて確認してみましょう。
 

「前倒し」の意味とは

「前倒し」とは、「予定を繰り上げること」、「計画より早めに行うこと」を意味する言葉です。
 
比較的新しく生まれた言葉で、以前までは「繰り上げ」という言葉で表現されていました。「前倒し」の逆の意味の言葉に、「後ろ倒し」という言葉があります。併せて覚えておきましょう。
 

「ペンディング」の意味とは

「ペンディング」も、近年頻用されるようになった言葉のひとつです。

その意味は、「保留・懸案中・未決」という状態を表します。

「この案件はペンディングにしよう」というように、一旦決裁を保留にしておくという状況で使う言葉です。
 

「スケジュールをブロックする」の意味とは

「スケジュールをブロックする」とは、「予定（スケジュール）」を「ブロック（押さえる）」ということで、何かの予定や計画のために事前に先の予定を確保することを意味します。
 
社会人として、1日のタイムラインだけではなく、長期的にスケジュールを管理する上で、タイムマネジメントのひとつとして「スケジュールをブロックする」作業が発生します。

ここでは、「オンスケ」の類語と反対語について確認しましょう。
 

オンスケの類語は？

「オンスケ」の類語には次のような言葉があります。実際に置き換えても意味が通じるので、理解しやすいです。
 
・予定通り
語源となる英語の「On Schedule」に一番近いトーンです。

・計画通り
プロジェクトの進捗報告においては、「計画」というニュアンスが強く出ることもあります。

・遅延なし
「On（ぴったりの状態で）」という意味から、「ずれがない・遅れがない」ということを表していることがわかります。
 

オンスケの反対語は？

「オンスケ」の反対語としては、次のような言葉が挙げられます。
 
「リスケジュール」
これは、英語の「Reschedule」からきており、予定や計画を何らなの要因で「再度（Re）調整する（Schedule）」という意味です。

ビジネスの現場では、「リスケ」と略して使われることが多く、金融界では「返済計画の繰り延べ」というニュアンスも含まれます。

ここでは、「オンスケ」のようによく使用されるビジネス用語についてまとめてご紹介します。
 

アサインの意味とは

「アサイン」とは「任命する・割り当てる」を意味する英語「Assign」からきています。

日本語として使われる場合も同じ意味で、ビジネスシーンでは特に役割を割り当てる場面で使われます。
 
例えば、「営業部にアサインされた」というように、「配属」というニュアンスも出すことができます。
 

フィックスの意味とは

「フィックス」とは、「固定する、決める」という意味を持つ英語「Fix」からきています。日本語として使われる場合は、「決定」という意味合いをもちます。
 
例えば、「次の会議で、オープン日をフィックスさせましょう」のように、何かを「決定する・定める」という意味で使っていることを確認しましょう。
 

リマインドの意味とは

「リマインド」という言葉は、予定管理で特に多用される言葉です。

英語の「Remind」からきており、「思い出させる・思い起こさせる」という意味があります。

ビジネスの場面では、「再確認・念押し」というようなニュアンスで使われています。
 
例えば、重要な会議の出席を「リマインド（再確認）」するというように、ビジネスを円滑に進める上で、社会人の重要なスキルのひとつとも考えられるものです。

ビジネスにおいて、予定・計画を「オンスケ」で進めることは、社内でも社外でも最も重要なことです。

同意した「スケジュール」をいかに遅延なく問題なく「オンスケ」で進めていくかは、ビジネスマンとしての信用問題にも関わることと考えられます。
 
「オンスケ」は、タイムマネジメントをする上でも目指すところであり、これを機会にスケジュールに関するビジネス用語を正しく理解できているか確認することが大切です。

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