
【出向と公務員】制度の目的や出世との関係について詳しく解説
民間企業のイメージが強い「出向」ですが、実は公務員でもこうした制度があることはご存知でしょうか?昨今の公務員批判の中、役所の中に民間企業の風を入れるほか、若手に経験を積ませることを目的としています。この記事では公務員の出向先や目的、出世コースと関係があるのか解説します。
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公務員にも出向はある?
公務員と聞けば、地域に根付いた安定した職業というイメージが強い職業です。
そのため、転勤・出向には無縁のように思う人もいるでしょう。
実際のところ公務員には出向はあるのでしょうか?無いのでしょうか?
基本的に公務員にも出向はある
出向は、民間企業以外にも用いられている仕組みです。公務員だからといって、例外ではありません。
出向元である役所の地域性や繋がりによって、出向先の規模や業務は大きく異なりますが、地方公務員・国家公務員ともに出向はあります。
若手の出向が多い
そもそも、出向の目的は「異なる職場での経験による個人の成長」「出向先との繋がり」です。特に最近では、職員の成長を目的に行うことが多いため、主に若手職員が出向対象に選ばれる傾向があります。
家庭の事情でその土地を離れるのが難しいと思われる中堅年代よりも、若手の方が身軽で動きやすいという点も踏まえていることでしょう。
若いうちに様々な経験を積むことは、役所への貢献だけでは無く、自分自身を大きく成長させてくれます。機会があれば前向きに捉えて頂きたいと思います。
官僚の出向
官僚職員となると、基本的には出向するパターンが主なようです。官僚の場合は出向先の幹部など、すでにある程度の重要なポストが決められていることが一般です。
出向先も、地方であれば大手企業、都市部であれば宮内庁などの重要ポストへの出向もよくあります。