
【シェアの意味とは】様々な場合の使い方や例文などご紹介
皆さんは最近耳にする機会がとても多い「シェア」についてご存知でしょうか?今回はこの「シェア」という言葉を、ビジネスシーンの観点から分配・共有・占有率という3つの意味として見ていき、使い方や例文などを詳しく解説していきます。ぜひ一度ご覧になってみてください。
ビジネスでよく聞く「シェア」の意味とは?
「シェア」という言葉ほど、最近になって注目ワードに含まれる頻度が高いものはないのではないでしょうか。
「シェアハウス」「シェアカーサービス」「シェアする」…
それぞれの言葉からその意味をイメージするのは比較的簡単です。
今回は、「シェア」という言葉についてご紹介します。
英語の「share」の意味について
「シェア」という言葉は、英語の「share」という単語からきています。
Weblio英和辞典によると、「share」には名詞の意味と動詞の意味が存在します。それぞれ次のような意味があります。
<名詞>
1. 分け前・取り分
2. (一人の人が持つ費用・仕事・責任などの)割り当て・負担
3. 参加・貢献
4. 株・株券・出資
<動詞>
1. 分配する
2. 共有する
名詞にはさまざまな意味がありますが、それぞれの意味のつながりは理解できます。
ビジネスでは3つの意味で使われる
日本のビジネスシーンでは、「シェア」は主に3つの意味で使われています。
・分配
・共有
・占有率
これ以外でも「シェア」の英語の意味と同じ用法で使われるケースもありますが、まずは大きくこの3つを覚えておきましょう。
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▶︎【サマリーの意味とは】用法や例文、書き方についてご紹介
「共有」の意味で使われる場合の使い方や例文など
ここでは、「共有」の意味で使われている「シェア」の使い方を例文と併せて確認してみましょう。
「共有」の意味でのシェアの使い方とは
「シェア」という言葉が使われる場面で、「共有」を意味することが最も多いかもしれません。
「シェアする(共有する)」というのは、ビジネスの場面だけではなく、もはや一般生活で日本語のように使われています。
何らかの事柄やものを、誰かと共同で使用したり、共有することを「シェア」という言葉で表現しています。
「共有」の意味でのシェアの例文について
「共有」の意味をもつ「シェア」は次のような場面で使われています。
・家賃を節約するためにルームシェアを始めた
・世界的にシェアハウスに人気が出ている
・このパソコンは、このチーム全体でシェアしましょう
このように、上記のどの場面でも「共有」という言葉で「シェア」を説明することができます。
「分配」の意味で使われる場合の使い方や例文など
ここでは、「分配」の意味で使われている「シェア」の使い方について確認してみましょう。
「分配」の意味でのシェアの使い方とは
「分配」のシェアは、特にビジネスシーンで多用される言葉です。
「共有」と異なり、何かを「分ける」ということで、取り分や利益配分などの文脈で使われます。
日本語では全く別の単語として存在するので、「シェア」と表現する、また表現されるときの場面や使い方に留意して誤解が生じないようにしましょう。
「分配」の意味でのシェアの例文について
「分配」の意味での「シェア」は次のような形で使われています。
・今回のプロジェクト報酬のシェアについて事前に合意をとる
・業績が上がったので、利益分は全社員で特別ボーナス支給という形でシェアします。
このように、「分配」という言葉で置き換えられる「シェア」の使い方があるということを例文と併せて理解しておきましょう。
「マーケットシェア(市場占有率)」の意味で使われる場合の使い方や例文など
ここでは、「シェア」のもつ3つ目の意味「占有」が基盤となる、「マーケットシェア(市場占有率)」の使い方について確認してみましょう。
「市場占有率」の意味でのシェアの使い方とは
この「シェア」は、ある特定の市場(マーケット)における特定の製品やサービスが占める割合を意味する言葉として使われています。
「シェア」というだけで「市場占有率」を意味する場面もあるので、どのような文脈で使われているかで判断する必要があります。
「市場占有率」の意味でのシェアの例文について
「市場占有率」の意味での「シェア」は次のような使い方がされています。
・市販されている頭痛薬では、〇〇薬品が圧倒的なシェアを誇っている。
・マーケットシェアを高めることが、今回の新サービスの課題だ。
このように「市場占有率」という言葉で置き換えることができる「シェア」の使い方もあります。
【番外編】LINEやfacebookにおけるシェアとは
近年急速な普及をみせているメッセージアプリ「LINE」やソーシャルネットワークサービス大手「facebook」でも「シェア」という機能があります。
ここでは、LINEやfacebookの「シェア」の意味について確認しましょう。
LINEやfacebookで「シェアする」の意味について
LINEやfacebookでは、友達に対してタイムライン上の投稿を「シェア」することができます。この場合の「シェア」は「共有」の意味で使われています。
近年では、この「シェア」機能により、あらゆる情報が一瞬の間に共有つまり拡散されてしまい、その内容に誤った情報だった場合、収拾のつかないことになり、大きな問題に発展するというケースもあります。
簡単に「シェア」できてしまうからこそ、その内容には注意する必要があります。
LINEやfacebookにおけるシェアの仕方とは
LINEやfacebookで「シェア」をする方法には2種類あります。
1. タイムラインにある共有したい投稿を「シェアボタン」で再投稿する
2. タイムラインにある共有したい投稿を「いいね」することで「シェア」する
2つ目の「いいね」をして共有する場合は、事前に設定で公開設定を全体にし、タイムラインにシェアすることを許可する必要があります。
LINEもfacebookもほぼ同じ仕様になっているので、「シェア」したい人は、まず設定を確認してみましょう。
まとめ
あらゆるものがオンラインで繋がるようになり、「シェア」の概念も大きく変わってきているといえます。
「共有」「分配」「市場占有率」どの意味をとっても、「シェア」する意義を考えることが必要だということが共通のこととしてあげられます。
特に「共有」の「シェア」は、その共有するもの・情報が、どのような性質のものなのかを配慮することが重要です。
その写真は「シェア」していいものですか?その情報は「シェア」していいものですか?
一歩立ち止まって確認する作業を怠ると、信用問題はもちろん法律が絡む深刻な問題になることも考えられます。
簡単に使われる「シェア」という言葉、今一度その意味と使い方、そしてその行動について再確認することが、社会全体どの年代の人にも求められています。
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