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ワークライフインデグレーションとワークライフバランスの違いについて

皆さんにとって「働く」とはどういうことでしょうか。「ワークライフインテグレーション」は、これからの生き方と向き合う機会を与えてくれます。今回は「 ワークライフインテグレーションとワークバランスの違い」について詳しくご紹介していきますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?

ワークライフインテグレーションとワークバランスの違いとは

少子高齢化が進む中、日本における「労働」の意義やその在り方に対する考え方は日進月歩の変化を続けています。

年功序列が当然の終身雇用制は、もはや日本の企業の「普通」ではなくなりつつあるのです。

「労働」を人生でどのようにとらえていくのか?

今回は、近年特に意識が高まってきている「ワークライフバランス」と「ワークインテグレーション」という言葉について、その違いに重点をおきながらご紹介します。


ワークライフインテグレーションとは

「ワークライフインテグレーション」とは、英語では「Work-Life Integration」として、日本と同じように注目されている言葉です。

「Work(仕事)」と「Life(家庭生活)」を「Integration(統合)」するということで、仕事と生活つまり公私をひとつに統合させようという考え方です。

それぞれを分けるのではなく、ひとつのものとして双方が相乗しあうものと考えることで、双方を高めようという目的から生まれたものです。


ワークライフバランスとは

「ワークライフバランス」は英語の「Work-Life Balance」からきた言葉です。
日本でも、そのまま同じ意味で使われています。

「Work(仕事)」と「Life(家庭生活)」の「Balance(調和)」ということで、それぞれにおけるパフォーマンスを向上させるために、公私の調和・調整をとることを指します。

留意すべき点は、「バランス」という表現があるからといって、「仕事」と「家庭生活」の比率を分けて考えるという概念ではないということです。

どちらかを犠牲にするという発想ではなく、あくまで「好循環を目指した調和・調整」だということがポイントです。

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ワークライフインテグレーションが注目される理由とは


ここでは、「ワークライフインテグレーション」が近年注目されるようになった背景について確認してみましょう。


ワークライフバランスという考え方の問題点について

「ワークライフバランス」という考え方は、そもそも「仕事」と「家庭生活」を別のものと位置付けており、その上でその調和・調整を図るというものです。

先述の通り、「好循環のための調和・調整」という理想がある一方で、勤務時間を1日の生活の中で完全に別のものとすることそのものが問題だとされるようになりました。

アメリカの国内調査では、2017年の段階でその調査により4割以上の人が職場以外でもなんらかの業務をしている(メールチェックなど)とされています。

つまり、厳密に「仕事」と「家庭生活」を分ける前提の考え方は通用しなくなったということです。


ワークライフインテグレーションが注目される理由とは

「ワークライフインテグレーション」の考え方が注目される背景にあるのは、深刻化する長時間労働の実態がひとつに挙げられます。

仕事に長時間を割くことが当然という風潮が根強く残っており、結果として生産性の低い労働が家庭生活を圧迫するという循環が起きています。

ここで、「仕事」と「家庭生活」を統合させて、ひとつのものとする概念をベースにして「労働」を見直すことで、時間生産性の低下を解消できるという狙いがあります。

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ワークライフインテグレーションのメリットとは


ここでは、「ワークライフインテグレーション」のメリットを企業側・従業員側の双方から確認してみましょう。


企業側のメリット

企業側にとって、「ワークライフインテグレーション」のメリットとして次のことが挙げられます。

  • 生産性の向上
    元来「長時間勤務すること」が生産性につながると信じられてきましたが、「ワークライフインテグレーション」の考えのもとでは、家庭生活つまりプライベートでの経験・知識を仕事に活かすことが普通に行われることになります。

    時間に縛られることなく、今までとは異なる作業方法が生まれ、結果として企業としての生産性向上につながります。
     
  • 多様性の推進
    「ワークライフインテグレーション」により、さまざまな働き方が可能になり、従業員により働きやすい環境を提供できるようになります。

    この多様性の推進が、企業として社会的責任を果たすことにもつながります。


働く側のメリット

従業員側にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。
次のようなメリットが考えられます。

  • 自分に合った人生プランを実現できる
    「仕事」と「家庭生活」をひとつのものとして考えることで、自分自身にとって充実した生き方とはどういうものかを考えるきっかけにもなり、そこから日々の仕事の仕方へ好影響が出るようになります。

    充実した休日を過ごすため、どのように業務を進めるか、ひとつのタイムラインにのせて考えることは、ストレス軽減にもつながります。
     
  • 柔軟な働き方ができる
    「ワークインテグレーション」を導入している企業では、さまざまな働き方を推奨していることがほとんどです。

    家庭状況に応じて、在宅勤務や時短勤務など選択することが可能になります。
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ワークライフインテグレーションを実践している企業例


ここでは、実際に「ワークライフインテグレーション」を実践している企業をご紹介します。

日本IBM株式会社

大手コンピューター関連製品・サービス企業である日本IBM株式会社では、率先して新しいアイディアを取り入れ組織変革を続けています。

同社では、どこでも仕事ができる環境をもつ、という「ワークインテグレーション」の考え方が取り入れられています。

各部署の業務内容やその時のスケジュールによって、在宅勤務や時短勤務など柔軟に組み合わせることが可能です。

生活の質を上げることで仕事の質も上げるという概念を実現しています。
 

オリンパス株式会社

大手光学機器・電子機器メーカーのオリンパス株式会社では、在宅勤務・時短勤務といった制度だけではなく、家庭の事情で離職を余儀なくされた社員が復職できる「リエントリー制度」も整備されています。

家庭生活の充実を実現するための多様な働き方を提供するのは、「ワークインテグレーション」実践の好例です。
 
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ワークライフインテグレーションを成功させるポイントとは


ここでは、「ワークライフインテグレーション」を成功させるためのポイントについて確認しましょう。


働く環境や意識の改革が求められる

「ワークインテグレーション」を実践する上で弊害になりやすいのが、業務内容的にセキュリティの事情などで仕事をオフィスの外に持ち出せないという環境です。

働く人が好きな場所で好きな時間に働ける環境を整備することが、まずポイントになります。

そして、大きな改革が必要になるのが「意識」です。

日本人は、他国に比べて生産性への意識が著しく低いと言われています。
オフィスで自分の座席に座っていることが「仕事」ではありません。

生産性を最大限に上げるために、どのような働き方・生活スタイルが自分に合うのかを意識せずに成功は見込めません。


ワークライフインテグレーション協会を活用する

「ワークライフインテグレーション」を実践するためには、それぞれの企業の特徴や業務内容によって全く異なる方法をとる必要があります。

従業員の働き方に直結することなので、「ワークライフインテグレーション協会」という一般社団法人のコンサルティングサービスを活用し、公正に公平に環境作りを進めることも有効でしょう。

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まとめ

あなたにとって「働く」とはどういうことでしょうか。

「ワークライフインテグレーション」は、これからの生き方と向き合う機会を与えてくれます。

どのような場面でも「生産性」を意識することで、毎日の生活が充実し幸福感をより感じることができるのではないでしょうか。

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