
【日給と月給の違いとは?】メリットやデメリットなどご紹介します
「日給制」と「月給制」の違いをご存じでしょか?今回の記事では、日給制と月給制の違いをメリット・デメリットを踏まえて解説します。最近増えている日給月給制についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
よくある給与形態について
給与形態には日給制、月給制、時給制などさまざまな種類がありますよね。ここでは、日給と月給の違いや、そのほかの給与形態について説明します。
「日給制」と「月給制」の違い
日給制とは、「1日」を単位として決められた額が支給されるものです。一方で、月給制は「1か月」を単位として給与が決められているものを指します。
月給制は遅刻や早退、欠勤があっても支給額が変わりません。一般的な会社員は月給制である場合がほとんどです。
「日給月給制」と「月給日給制」の違い
日給制、月給制と似たような言葉で、日給月給制と月給日給制があります。
日給月給制は、1日を単位として月額に支給される給与が決められます。そこから遅刻や早退、欠勤があった場合は、その分月額の給与から減額される給与形態です。
月給日給制も、決められた月額の給与から遅刻や早退、欠勤分を減額するという面は同じとなります。
2つの違いは、日給月給制が「欠勤した日数で給与が決まる」のに対し、月給日給制は手当については欠勤分を減額せず、あくまで固定給だけが対象になる点。気になる人は、契約書や就業規則を確認してみてください。
パート・アルバイトに多い「時給制」
時給制では、労働時間に決められた時給をかけて支給額が決められます。働いた分だけ給与になるのが特徴。パートやアルバイト、業務委託などに多く使われる制度です。
日給制と月給制のメリット・デメリット
ここでは、日給制と月給制についてメリットとデメリットを紹介します。メリットだけでなく、デメリットもしっかり把握しておくことで、自分に合った働き方を選択できるでしょう。
日給制のメリット・デメリット
日給制のメリットは、働いた日数が多いほど、支給される給与も多くなるという点です。
月給制の人は20日働いても、25日働いても給与は変わりません。日給制の人は、20日働いたときは20日分の給与、25日働いたときは25日分の給与をもらうができます。
一方でデメリットは、たくさん稼ごうとすると休みが少なくなってしまう点。働きすぎてしまうと、体調を崩す可能性もあります。また、日給制の仕事は単純労働や力仕事が多く、職種の幅が比較的少なめな部分もあるので知っておきましょう。
月給制のメリット・デメリット
月給制ですが、こちらは日給月給制でない限り、休んでも減額されることなく給与をもらうことができます。急な体調不良や忌引きでの欠勤もそこまで心配する必要がありません。
一方でデメリットは、飛躍的な給与アップがあまり期待できないことが挙げられます。働いた分、あるいは成果に応じた月ごとのアップダウンは少なく、一定の額が支給されることを知っておきましょう。
最近増えている日給月給制とは?
月給制は休んでも欠勤控除などがないため、「休みがちになる社員が増える可能性がある」という企業側にとってのデメリットもあります。そのため、最近は日給月給制を採用する企業も増えてきているようです。ここでは、日給月給性の給与計算方法を解説します。
日給月給制の計算方法
日給月給制の基本的な計算方法は以下の通りです。
給与月額=日給×その月の労働日数
企業によってはあらかじめ給与月額が決められており、遅刻や早退、欠勤があった場合はその分を減額しています。
欠勤・早退・遅刻した場合の計算方法
欠勤した場合の減額計算方法については、会社の就業規則に記載するのが決まりです。気になる人は就業規則を確認してみましょう。一般的に、以下のような計算式を用いています。
欠勤(早退・遅刻)による減額=その月の日給月給額/1か月平均所定労働時間数×欠勤(早退・遅刻)時間数
ちなみに、小数点以下は切り捨てるケースがほとんどです。
日給月給制の場合、残業代やボーナスはどうなる?
日給月給制の場合、休んだ分の給与が控除されてしまうので、月ごとに給与の変動があります。残業代やボーナスはどうなるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
残業代はどうなる?
残業代は日給制、月給制などの給与形態に限らず支給されるものです。
法定労働時間である1日8時間あるいは週40時間を超えて働いた場合、平等に発生します。たとえ日給月給制であっても、会社には25%割増(深夜労働は50%割増)の残業代を支払う義務があるのです。
「今月欠勤したから残業代も通常より少ない」などということはないので安心してください。
ボーナスや退職金はどうなる?
ボーナスや退職金を導入に関しては、法律で定められていません。給与形態による違いも明確に定められているわけでなく、企業によって異なります。気になる人は就業規則を確認しておきましょう。
フルタイムのアルバイトや派遣より低賃金の例
月給で働いている=時給や日給で働いている人よりも給料が多いというわけではありません。
月給を時給に換算してみると、アルバイトの時給よりも低いといったケースもよくあります。
残業代が払われないといった会社では、いくら働いても決まった金額しかもらえないという場合も多く、そういったケースではアルバイトや派遣労働者より低賃金のこともあるのです。
また、有給休暇を取らせてもらえず、欠勤分がそのまま引かれるといったケースでも給料が低くなります。
まとめ
今回の記事では日給制や月給制などの給与形態について紹介しました。それぞれの制度の概要やメリット・デメリットを把握し、就職や転職の際の指標にしてみてくださいね。
最後に、JobQに投稿された質問を見てみましょう。
月給8万円ほど一人暮らしをすることはできますか?
現在体を壊し、実家に戻り暮らしています。
今は在宅勤務の仕事をしていて、毎月約8万円ほどの収入があり、少しですが生活費を親に入れ生活しています。
そこで質問なのですが、今は大丈夫ですがこれから先、実家に住んでいられなくなってしまう場合がくると思います。
月収8万円ほどで家賃や生活費すべてを含み、一人暮らしをするというものはできると思いますか?
日本国内でしたら住む場所はよほど治安が悪くない限り問いません。
月8万円で生活。出来ると言えば出来ると思います。ますが、本当に食べてゆくだけです。
ほとんど貯金は出来ないのでは?もし病気とかになっちゃうと、あっという間に困窮することが予想されます。
ぼくはいま、…続きを見る
あらゆる疑問を匿名で質問できます
約90%の質問に回答が寄せられています。
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