
検察事務官ってどんな仕事?業務内容・やりがい・年収を解説
皆さんは「検察事務官」という職業をご存知ですか?検察官の事務作業を行う仕事ですが、被疑者の取り調べや事件の捜査、刑の執行など様々な業務があり、それに関するたくさんの知識も求められる仕事です。この記事では「検察事務官の仕事内容」について、1日のスケジュールや年収、転勤について解説します。
検察事務官とは?仕事内容をわかりやすく解説
検察事務官は法務省の特別機関である検察庁に勤務する、国家公務員です。
検事の補佐をするという印象の強い職業ですが、具体的にはどのような業務をしているのか、給料や転勤の頻度は他の仕事と比較すると多いのかについて、詳しくみていきます。
検察事務官の具体的な仕事内容
- 捜査公判部門
- 任命された検察事務官は立会事務として検察官と二人三脚で事件の捜査
- 被疑者の取調べをし、起訴、不起訴の処分を行う捜査事務
- 実態的真実の立証や適切な公判手続の確保
- 検務部門
- 事件が法律上定められた手続きに従っているかを調べる事件事務
- 自由刑(懲役・禁錮)にかかる裁判確定後の刑の執行をする執行事務
- 罰金や科料の裁判が確定した際に徴収金を徴収する徴収事務
- 事務局部門
- 総務事務や会計事務などの事務
検察事務官は、犯罪の捜査や逮捕状による逮捕、罰金の徴収などを行うことが主な仕事内容です。
また、部門によって取り扱う領域が異なり、仕事内容も変わります。
検事事務官は部門が大きく3つに分かれています。
1つ目の部門は捜査公判部門です。
任命された検察事務官は立会事務として検察官と二人三脚で事件の捜査を当たります。
その他には捜査事務として被疑者の取調べをし、起訴、不起訴の処分を行う捜査事務があったり、公判事務として検察官の行う実態的真実の立証や適切な公判手続の確保など、検察官を全面的にサポートします。
2つ目の部門は検務部門です。
こちらは事件が発生した際に警察の捜査機関から送られてきた事件が法律上定められた手続きに従っているかを調べる、事件事務があります。
ほかにも、自由刑(懲役・禁錮)にかかる裁判確定後の刑の執行をする執行事務、罰金や科料の裁判が確定した際に徴収金を徴収する徴収事務などの仕事があります。
3つ目の部門は、事務局部門です。
総務事務や会計事務などの事務を行う部門です。業務内容につきましても、通常の会社の総務部や経理部と大きな差はありません。